「後施工部分スリットによる柱の耐震補強工法」の開発

当社では、安全・安心で快適な住まいづくりを実現する一環として、“住みながら耐震化”できる工法の技術開発に取り組み、提案・設計・施工を行っています。その1つが「後施工部分スリットによる柱の耐震補強工法」です。本工法は2011年に一般財団法人日本建築防災協会の技術評価書を取得していましたが、より広く使っていただくために、新たに2016年に施工可能部位の適用範囲を広げて技術評価書を更新しました。
本工法は、そのまま住み続けながら、共用廊下に面する腰壁やそで壁付き柱に、建物の外側から耐震補強が行える工法です。築年数の経ったマンションを耐震補強することで建物が壊れにくくなり、永く安心して住んでいただくことができます。今後も、耐震性が懸念されているマンションへ積極的に提案していきます。

縮径しないシート防水用ルーフドレン改修工法(横型)の開発

近年、ゲリラ豪雨が多く発生するようになったことから、既存マンションの屋上のルーフドレン(排水口)を改修する際には、雨水排水の従来性能を損なわない改修がいっそう求められています。
屋上のルーフドレンは、直下に住戸等がある場合は「横型ルーフドレン」、直下にバルコニーや開放廊下がある場合は「立て型ルーフドレン」を使用しています。
従来、シート防水による横型ルーフドレンの改修工法では、塩ビ製フレキ管を雨水排水管の立下げ部分まで挿入して改修しています。このため、既存のルーフドレンの開口面積が1/2以下に縮径されてしまう場合もありました。
今回、開発した「縮径しないシート防水用ルーフドレン改修工法(横型)」は、挿入する管の材料に熱膨張樹脂管を用いることにより、ルーフドレンの開口面積を改修前とほぼ同等で施工することを可能にした、当社オリジナル改修工法です(特許申請中)。
シート防水は、防水性、施工性、適応性、コスト等に対する評価が高く、これまで長谷工リフォームでは多くの改修物件に採用してまいりました。以前開発した「縮径しないシート防水用ルーフドレン改修工法(立て型)」と併せて、今回開発したこの「縮径しないシート防水用ルーフドレン改修工法(横型)」を採用することで、新築竣工時と同程度の排水性能を確保することができます。

①改修前横型既存ルーフドレン
②熱膨張樹脂管を熱風機により拡管
③ドレン開口部施工完了
④施工後シート防水用横型ルーフドレン