2007年02月23日
長谷工アーベストは、首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)で受託販売したマンションのモデルルームへの来訪者を対象としたマインド調査の回答者(以下来訪者)及び、購入者の2006年の傾向について分析を実施しました。
来訪者の購入意欲については、金利や価格の先高感が高まる中で「できるだけ買い易い価格で購入したい」という意欲が高まっており、特に価格上昇の影響を受け易い「団塊Jr」・「団塊Jrネクスト」※にその傾向が強いことが分かりました。また購入者については、全体の約50%を「団塊Jr」・「団塊Jrネクスト」が占めており、首都圏のエリア毎に見ても同様の傾向が表れています。今後は更に「団塊Jrネクスト」がマンション購入の適齢期(30代)に入ってくることから、増加傾向は続く見通しです。
※「団塊Jr」・・・1970~1974年生まれ、「団塊Jrネクスト」・・・1975~1979年生まれ
【住宅価格上昇時の購入意欲】(グラフ 1. )
来訪者の内「価格上昇前に購入したい」と回答した人は、2006年1月調査の38%から増加し、9月には54%と半数を超えました。
【「価格上昇前に購入したい」と回答した比率の世代別推移】(グラフ 2. )
更に世代別にみると、「価格上昇前に購入したい」という回答は、どの世代でも上昇傾向となっていますが、2006年9月には「団塊Jr」・「団塊Jrネクスト」は共に60%を超え、「団塊Jrより上の世代」と比較して16ポイント高い数値となりました。価格上昇の影響を受け易いことが要因の一つと推測されます。
【団塊Jr・団塊Jrネクストの購入比率】(グラフ 3. )
「団塊Jr」・「団塊Jrネクスト」の購入比率は年々増加し、2006年には両者を合わせた購入比率は48.2%(前年比6.8ポイント上昇)となりました。特に「団塊Jrネクスト」の動きが顕著で、購入比率は20.9%(前年比6.2ポイント上昇)となりました。
【団塊Jr・団塊Jrネクストのエリア毎の購入比率】(グラフ 4. )
「団塊Jr」・「団塊Jrネクスト」の購入比率をエリア毎に見ると、どのエリアでも概ね 50%前後を占めており、エリアの偏り無く首都圏の全エリアで「団塊Jr」・「団塊Jrネクスト」がマンション購入の主役になっていることが分かりました。
またマンション購入のきっかけについて質問したところ、「家賃よりローンが得」がどのエリアにおいても最も多い回答となり、購入のポイントになっていることが分かりました。
【長谷工アーベスト 顧客マインド調査 調査概要】
調査対象 | 当社モデルルーム来訪者(首都圏在住) |
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調査手法 | インターネットアンケート |
調査実施日 | 2006年1月~9月 |
有効回答件数 | 292件(1月)、314件(3月)、347件(6月)、298件(9月) |
■住宅価格上昇時の購入意欲 (グラフ 1. )
■「価格上昇前に購入したい」と回答した比率の世代別推移 (グラフ 2. )
【長谷工アーベスト 「団塊Jr」・「団塊Jrネクスト」購入動向】
■「団塊Jr」・「団塊Jrネクスト」の購入比率 (グラフ 3. )
■「団塊Jr」・「団塊Jrネクスト」のエリア毎の購入比率 (グラフ 4. )
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