2008年08月07日

 長谷工アーベストは、住宅購入層と想定される25歳以上の首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)居住者を対象にWebアンケートを実施し、住宅需要分析を行いました。
 その結果、将来「持家意向」がある方は70.5%と依然として高く、どの年齢層でも「生活の基盤を持ち、落ち着いた生活をしたいから」が一番多い理由でした。今後の住宅需要としては1次取得者と2次取得者を合わせた49.0%が見込まれることがわかりました。
そのうち、将来の住居形態としてマンションを希望している方は全体の22.3%。更に、今後5年位でマンションの購入(住替え含む)を検討している方は全体の5.7%となりました。
 これを基に、首都圏のマンション需要を算出すると、今後5年で約64万世帯、一年あたりでは約13万世帯と推計されます。
本年度の首都圏マンション供給予想は5万戸程度といわれておりますが、マンショントップメーカーの当社としては、これまで蓄積してきた技術やノウハウ、またお客様の声をもとに、安全・快適で魅力あるサービスや商品を備えた品質の高いマンションを創造し、需要の顕在化に努めてまいります。


【将来希望する住居形態(持家or賃貸)について】(資料 1. )

  将来希望する住居形態を見ると、70.5%が持家を意向。 そのうち21.5%が「現在の持家に永住を希望」、25.8%が現在居住している賃貸等から「将来持ち家を希望」または「将来持家でも賃貸でもよい」(1次取得者)、23.2%が現在の持家から「将来持家に住替えを希望」(2次取得者)でした。従って、将来の住宅需要としては、1次取得者、2次取得者を合わせた49.0%が見込まれます。


【将来希望する住居形態(マンションor戸建)について】(資料 2. )

 1次取得者、2次取得者ともに、半数弱が「マンション派」。将来の住宅需要としては、全体の22.3%がマンションの購入(住替え含む)を希望しています。
 また、2次取得者の方が、やや「マンション派」が多くなる傾向が見られており、「高齢期の住まい(平面フロア等)として便利」「戸建は手入れが大変」「防犯が充実しており安心」等を理由に、マンションが"持家経験者"に評価されている事がわかりました。


【購入希望時期について】(資料 3. )

 1次取得者は今後10年後位までに購入を希望する方が約6~7割、2次取得者は今後6~15年後位までの住替え希望が約6割となっています。
 また、今後5年位でマンションの購入(住替え含む)を検討している方は、1次取得者が全体の3.0%、2次取得者が全体の2.7%を合わせ、5.7%となりました。
 従って、今後5年位で想定されるマンション需要(世帯数)としては、首都圏の世帯数1,119万世帯の5.7%である約64万世帯、1年あたりでは約13万世帯と推計されます。


【お金をかけても優先したい項目(一次取得者・二次取得者比較)】(資料 4. )

将来マンションの購入(住替え含む)を希望する方の、 住まいにお金をかけても優先したい項目は、一次取得者、二次取得者ともに「地震に強い」「遮音性・防音性」「断熱性・気密性」などの建物の基本性能。次いで、「健康に配慮した建材」「アフターサービス」となっています。ニ次取得者については、自らの居住経験を踏まえ「アフターサービス」や「管理体制」などの優先度がより高い傾向が見られました。


【首都圏の住宅需要世帯数の試算】

「首都圏の世帯数:1,119万世帯(※)」×「今後5年のマンション検討率:5.7%」=約64万世帯
(※)平成17年国勢調査統計データ(20~69歳)東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県
1年あたりに想定されるマンション検討世帯数・・・約64万世帯÷5年=約13万世帯


【長谷工アーベスト 首都圏モニターWebアンケート】

調査対象 首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県居住者)
モニター
調査手法 Webアンケート
調査実施日 2008年3月14日~3月19日
配布件数 20,978件
返信件数 1,623件(返信率7.7%)

※今回の分析対象は、1,452件(25歳以上)


■将来希望する住居形態は何ですか? (持家or賃貸) (資料 1. )


■将来希望する住居形態は何ですか? (マンションor戸建) (資料 2. )


■購入希望時期はいつ頃を考えていますか?  (資料 3. )


■希望する住まいにお金をかけても優先したい項目は何ですか? (資料 4. )

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