2008年10月16日


  長谷工コーポレーションは、廃棄物の分別教育を推進するため、音声入りの分別リサイクル教育用CD-Rを制作し、全作業所に配布・活用してまいりました。2004年から2008年までの分別教育受講者は、作業所所員、作業員を含め延べ約35,000人に達しています。分別管理品目として18品目を指定しており、分別教育用CD-Rでは、これらの品目別の分別方法・集積方法・容器の種類などについて、「良い例・悪い例」を音・イラストでわかりやすく解説しました。また18品目が一目でわかるように、作業所ではオリジナルの分別管理看板も掲示しています。活動による効果は、廃棄物が多く発生する共同住宅でありながら、06年の混合廃棄物の原単位(※)が6.5kgという数値となって表れ、建設業界の中では極めて少ない廃棄物量に抑制することができました。今後は作業所での分別教育を継続的に実施するとともに、協力会社にも配布して教育への活用を図り、一層の分別意識の高揚と廃棄物削減に取り組んでまいります。
(※)混合廃棄物原単位・・・法述べ面積1㎡当たりの混合廃棄物の排出量。建設会社で組織する社団法人建築業協会の06年度の混合廃棄物原単位は、平均で15kg。


【分別リサイクル教育とその効果】


   作業所での廃棄物の分別を推進するためには、一人ひとりの自覚と全員参加による分別活動が不可欠なため、当社では,
「発生抑制」「再使用」「再生利用」の3つの基本理念と、「入れない」「出さない」「捨てない」の合言葉で、協力会社の作業員に至るまで一丸となった取り組みを推進し廃棄物の削減に努めてまいりました。 これまでも2002年に『分別ハンドブック』、2004年に
「分別教育用CD-R」を産業廃棄物処理業者と共同制作し、作業所での分別講習や新規入場時教育で活用してきました。


【分別管理品目(18品目)】


     1. 一般廃棄物
     2. コンクリートがら
     3. その他がれき類
     4. 金属くず
     5. 木くず
     6. 複合木くず
     7. ボイド
     8. ダンボール
     9. セメント袋等
    10. ガラス・陶磁器くず
    11. 電線くず
    12. 石こうボード
    13. 廃プラスチック類(発砲ウレタン)
    14. 廃プラスチック類(発泡スチロール、スタイロフォーム)
    15. 廃プラスチック類(塩ビクロス、塩ビパイプ)
    16. その他廃プラスチック類
    17. ALC
    18. その他の廃棄物


【CD-Rのイラスト(一部)】

音声入り分別リサイクル教育用CDRは、産業廃棄物処理会社・8社と共同制作したものです。

[共同制作会社]
有限会社大空土木、株式会社共同土木、株式会社タケエイ、東京ボード工業株式会社、横浜エコロジー株式会社、東亜建業株式会社、JFE環境株式会社、株式会社須賀

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