2009年01月05日

    新年あけましておめでとうございます。
    平成21年の新春を皆さんと共に明るく元気に迎えられたことを心より嬉しく思います。

    昨年は、米国のサブプライムローン問題に端を発した金融危機が実体経済に影響を及ぼし、不況が米国から西欧・アジア・新興国へとほぼ同時に波及しました。国内の不動産・建設業は大変厳しい状況で、マンション市況は低迷を極め、建設投資も急激に縮小し、加えて金融機関の融資も厳しく、まさに嵐の一年となりました。
    そうした環境の中、昨年4月から再生完了後の新たなステージの確立を目指してスタートした中期経営計画「SHIN PLAN」は、全役職員の懸命な努力にも関わらず、残念ながら所期の目標達成は困難な見通しです。しかし、昨年3月に再生が完了し、企業としての体力・信用を得ていたこともあり、なんとか耐えることができました。また、社員一人ひとりが逆境のなかで力をつけ人材が育ってきました。

    年頭の心構えとして、漢字一文字でいえば「和」の精神でいきたいと考えております。「和を以って貴しと為す」という言葉にもあるように日本には「和」の精神が脈々と受け継がれております。こういう非常時こそ、グループ各社が各々の役割りをきっちりこなし、発揮するとともに、お互いが相手の立場も十分に考え、力をあわせグループ力の真価を発揮することが今年の課題です。

    今年の厳しい状況に対しては、先ず、耐え忍ぶこと。ただ我慢するのではなく、やるべきこと、すなわちお客様に安心・安全・快適な"いい暮らしを創り"お客様の満足を得て、信頼を確立すること。そして、会社としてはもちろん、一人ひとりの個人が力をつけ、来るべき時のために力を蓄え備えること。
     次に、将来への布石を打ち、着実に実行すること。コアビジネスである分譲マンション事業を強化する一方で、長期優良住宅(200年住宅)への取組みや、ストック・サービス事業を強化する。
     最後に、三つの「シン(信・心・新)」をベースに、その上で「和」の力を出し、グループの総合力を結集した大きな「輪」を作り上げること。

    ピンチはある意味でチャンスです。一人ひとりが自信を持って明るく前をしっかり見極め、
気力・体力・知力を充実させて頑張っていきましょう。

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