2010年10月01日

   長谷工コーポレーションは、地域社会貢献活動の一環として、建設作業所の仮囲いに太陽光発電システム(※1)を設置し、夜間も明るく安全に歩行できる空間を創出する活動をスタートしました。
   夜間照明に使用する電気は、地球環境問題への対応から作業所の仮囲いに設置した太陽光パネルにより昼間に発電し、直流配電システム(※2)とLED照明を採用することで効率良く利用することができます。
   採用第1号として、東京都千代田区で建設中の「(仮称)富士見1丁目計画新築工事」(住所:東京都千代田区、用途:オフィスビル・賃貸マンション、事業主:住友不動産)に設置しました。これを皮切りに、2011年3月までに首都圏の60作業所へ順次導入し、地域防犯に寄与しながら環境にも配慮した活動を推進してまいります。(近畿圏・中部圏では、主要な物件での設置を検討中)
(※1)太陽光発電システム・・太陽光パネル、防犯灯、フットライト、ロゴサイン、蓄電池
(※2)直流配電システム・・太陽光で発電した電気を直流電流のままリチウムイオン電池に蓄電し、LED照明機器に配電するシステム。交流電流に変換するロス(約15-20%)がないので高効率利用が可能。

【特徴】
■昼間に太陽光パネルで発電した電気を、作業所周辺(一部)の夜間照明に利用
■照明は、LED防犯灯、LEDフットライト、LEDロゴサインの3種類
■直流配電システムで、太陽光パネルで発電した電流を高効率に利用
■自然エネルギーを利用することによる二酸化炭素(CO2)削減量は、太陽光パネル1枚当たり年間約70kg-CO2/年

[作業所仮囲いに設置した太陽光発電システム]

【太陽光発電システム 概要】
   太陽光パネル1枚の大きさは、縦1,500mm×横750mmで1枚当たりの発電能力は130W。発電した電気(直流電流)は、リチウムイオン電池(直流)に蓄えられ、仮囲いに設けたLED防犯灯、LEDロゴサイン、LEDフットライトに利用しています。(リチウムイオン電池は、2日分の電気を蓄電可能)
   当社技術研究所での実証実験による試算では、1日4時間の日照があった場合、太陽光パネル1枚当たりの発電量は349Wh/日で、年間発電量にすると127kWh/年になります。
    なお、太陽光発電システムの運搬・設置・解体は、グループ会社の長谷工ナヴィエが行います。

[富士見1丁目計画新築工事での採用例]

A:太陽光パネル×4、B:LED防犯灯×2、
C:LEDロゴサイン×1、D:LEDフットライト×5
※富士見1丁目計画新築工事における、1日4時間の日照があった場合の発電量は約1,396Wh/日で、年間発電量にすると509.4kWh/年になります。
[作業所仮囲いに設置した太陽光発電システム(夜間)]
Get ADOBE® READER®
PDFファイルをご覧いただくためには、
Adobe Readerが必要です。