2014年04月01日


新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。

 建設・不動産業界は、東日本大震災からの復興や東京五輪に向けての開発、そして昨年来のアベノミクスによる経済環境の好転による需要増などにより、良い事業環境になっています。但し、マンション事業に関しては、中長期的にフロー中心からストックへのシフトが想定されるため、決して楽観視できず、長谷工グループの事業構造もそれに合わせて変化させていかなければなりません。

 先輩たちは、今後必ず来るであろう環境の変化に備えるべく、どのように挑戦していくか。それは20代、30代、40代の社員たちが自分自身の未来を自分たちで切り拓いて行く第一歩に他なりません。そして新入社員の皆さんも一緒にそれに取り組み、経験できるチャンスがあるので、是非とも臆することなく積極的にチャレンジし、前向きに明るく社会人としてのスタートを切っていただきたいと思います。

 当社グループは77年前に小さな工務店からスタートして大きくなってきました。そして40数年前からマンション建設とその周辺事業に特化してきました。当社の分譲マンション施工戸数は、間もなく55万戸を超えます。また、当社はこれまでマンションという居住形態を広く社会に普及させると同時に、時代毎のニーズに応えるべく様々な技術開発を行い、マンションのスタンダードをつくってきたと自負しています。我々はこれから、この実績をもとにして事業を深化させていく道のりを歩んでいきます。
まずは、長谷工グループのことをしっかりと勉強し、自分の入った会社に「自信と誇り」を持って下さい。そのうえで「都市と人間の最適な生活環境を創造し、社会に貢献する」企業グループの一員として、行動してほしいと思います。


 会社のブランド力の源泉となるのは人だと思います。人が動いて、汗を流して、「いいものづくり」をし、「いいサービス」を提供して、初めて周りの人が評価してくれると思うのです。社員の一人ひとりができることは、たかが知れているかもしれません。しかしながら、誰か一人が手を抜いてしまうと、全体がうまくいかなくなってしまうものです。皆さん一人ひとりが確実にその責任を果たしながら、お互いに協力し合うことが「長谷工のブランド力」の出発点になると思っています。

 最後に、職場の上司や先輩の良い面を学び、自分の会社を好きになってください。そこから成長が始まります。又、嫌な事、苦しい事、つらい事をやらざるを得ない状態になった時、すすんで挑戦をして下さい。いくら本を読んでも得られない実体験が得られます。
その経験が、将来皆さんの部下、同僚、後輩になった人たちに夢と希望を与える言葉になって、ひいては皆さんを支えてくれる人材になってくれると思います。そして、一日も早くこのグループの一翼を担う人材として活躍されることを期待しています。

株式会社 長谷工コーポレーション
代表取締役社長   範明
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