2016年07月29日

 長谷工コーポレーションは、建築を志す若手の人材育成を目的に、学生を対象とした第10回『長谷工 住まいのデザインコンペティション』を実施します。

 本デザインコンペティションは、社会貢献活動の一環として2007年から継続して実施しています。毎回異なるテーマ設定で、昨年の第9回「100歳の集合住宅」は、人が年を重ねた時にどのように住まうかを考えるテーマで、全国の学生から発想豊かな作品が数多く寄せられました。
 今年のテーマは「日本の集合住宅」 (※)です。戦後つくられてきた集合住宅は、物理的な供給量を確保するために各住戸がコンパクトで高密度に集約され、主にプライバシーやセキュリティに重きが置かれていました。これらの集合住宅の型は一定の成果を生みましたが、現代では必ずしも理想型とは言えなくなっています。また、高度成長期につくられたニュータウンは高齢化が進んでおり、さまざまな課題を抱えています。ICTの活用、ライフスタイルの多様化、コミュニティの新しいかたち、日本版CCRCへの取り組みなど、これまでにはなかった可能性や課題への解決などを含め、周囲にも変化を与えるような将来へ向けた新しい日本の集合住宅の提案を期待しています。
(※)1960年代~1970年代に開発されたニュータウンの一角に100戸の集合住宅を想定。その他の条件も別途設定。
 
 なお、今回は記念すべき第10回であり、長谷工コーポレーションの創業80周年を記念する回でもあるため、審査には第1回から第3回まで審査委員を務めた会長の大栗が加わり、審査委員特別賞5点を新設しました。また、12月には表彰式に加え、審査員による講演(学生へ向けたメッセージ)やこれからの集合住宅についてパネルディスカッションを行うスペシャルフォーラムの開催を予定しています。

 (1)第10回 「長谷工住まいのデザインコンペティション」概要

  課題:「日本の集合住宅」

  応募資格:2016年12月31日時点で学生であること
          (大学院、大学、短期大学、高等専門学校、高等学校、専修学校など)
          (複数人で応募する場合は全員該当のこと)

  賞金:最優秀賞1点100万円/優秀賞3点各50万円/佳作10点各10万円/
  ≪創業80周年記念≫審査委員特別賞5点各20万円 
(全て税込、総額450万円[過去最高]
  登録・作品提出締切:2016年10月20日(火)必着 (送付のみ受付、バイク便不可)
  ※応募登録はデザインコンペティションホームページから http://www.japan-architect.co.jp/haseko/2016/ 
  結果発表:『新建築』2017年2月号および当コンペティションホームページ上にて発表
         下記スペシャルフォーラム内にて表彰式実施

 主催:㈱長谷工コーポレーション
 後援:㈱新建築社
 審査体制:
 *審査委員長)  隈 研吾   (隈研吾建築都市設計事務所代表・東京大学教授)
 *審査委員)    乾 久美子 (乾久美子建築設計事務所代表・横浜国立大学大学院 Y-GSA 教授)
             藤本 壮介 (藤本壮介建築設計事務所代表)
             池上 一夫 (長谷工コーポレーション取締役常務執行役員)
 *特別審査委員)大栗 育夫 (長谷工コーポレーション代表取締役会長)

 (2)第9回の応募状況

   課題:「100歳の集合住宅」
  募集期間:2015年7月3日~11月17日
  登録総数:743件 応募総数:277点
   【最優秀賞】(1点)
   「街並みを守るベルトは時を囲う」池川健太(東京藝術大学大学院)  他、優秀賞(3点)、佳作(10点)

(3)第9回の表彰式、講評の様子(15/12/19、於:ホテルニューオータニ)

(4)第1回~第8回の応募状況

Get ADOBE® READER®
PDFファイルをご覧いただくためには、
Adobe Readerが必要です。