2016年11月21日

 野村不動産・長谷工コーポレーション・ブリヂストンの3社で共同開発した「サイホン排水システム」(特許取得済)が、野村不動産の手掛ける分譲マンション「プラウドシティ武蔵野三鷹」に初採用(※1) されました。

 当該物件は、当社が設計・施工を手掛けており、「サイホン排水システム」を採用することで、自由度の高いキッチンレイアウトが可能となります。それにより、住まう方がリフォーム時に家族構成の変化や介護対応など、ライフスタイルに合わせた間取り変更も可能となります。
 今後も事業主への「サイホン排水システム」の採用提案を推進し、時代のニーズに合った良質なマンションの普及に努めてまいります。
(※1)研究・試験採用といった目的のケースを除き、一般住宅物件への採用は世界で初めてとなります。

 【「サイホン排水システム」の特長】
■魅力ある商品づくり

自由度の高いキッチンレイアウト
■居住者のメリット・負担の軽減
リフォーム時には家族構成の変化や介護対応など、ライフスタイルに合わせた間取り変更も可能
・排水立て管のメンテナンス・更新性の向上

«自由度の高いキッチンレイアウト»
 従来の排水システムは勾配依存のため、水廻りを排水立て管の近くに配置する、水廻り部分のスラブを下げる、といった制約がありました。「サイホン排水システム」は、排水管を無勾配化・小口径化できるため、水廻りの設置可能範囲が大幅に拡大します。これをキッチンに採用することで、排水勾配の取りにくい集合住宅においてもキッチンレイアウトの自由度を高めることができます。


※いずれもイメージイラスト

【「サイホン排水システム」と従来の排水システムの違い】
 排水管に勾配を付けて重力のみで排水する従来のシステムと異なり、「サイホン排水システム」は小口径の排水管を1つ下の階で排水立て管(建物の各階を縦に貫通して下水に通じる排水管)に合流させ、発生するサイホン力を利用して強い水流をおこし排水するシステムです。サイホン力の強い水流で排水性が向上するため、排水立て管からキッチンを従来の位置より遠くにレイアウトすることが可能になります。

【初採用物件「プラウドシティ武蔵野三鷹」の物件概要】
所在地: 東京都武蔵野市中町三丁目1649番1の一部他(地番)
交通: JR中央線 「三鷹」駅  徒歩10分 、 JR中央線 「吉祥寺」駅  徒歩20分
総戸数:334戸 (【南敷地】A棟:60戸、B棟:58戸、C棟70戸、D棟49戸)
          (【北敷地】E棟:60戸、F棟:37戸)
敷地面積:13,156.23㎡(【南敷地】8,851.00㎡、【北敷地】4,305.23㎡)
構造・規模:鉄筋コンクリート 地上7階 竣工予定:【南敷地】2018年1月下旬 (予定)、【北敷地】2018年9月下旬 (予定)
入居予定:【南敷地】2018年3月下旬 (予定)、【北敷地】2018年11月下旬 (予定)
売   主:野村不動産株式会社
設   計:株式会社 長谷工コーポレーション
施   工:株式会社 長谷工コーポレーション
ホームページ:https://www.proud-web.jp/mansion/pc-mm334/

[「プラウドシティ武蔵野三鷹」の外観予想パース]
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