建物を支える重要な役割を果たすのが柱です。その柱を中から支えるのが鉄筋。しっかりしたからだを形づくる、丈夫な骨のような存在です。建物の柱の構造は、耐震性能の向上に欠かせません。だから、柱の鉄筋にもこだわっています。

鉄筋とコンクリートの長所を活かした“鉄筋コンクリート造”

鉄筋コンクリート造とは、引張力に強い鉄筋を、圧縮力に強いコンクリートで包み込むことでお互いの長所を活かした、引張力にも圧縮力にも強い構造形式で、耐震性能を向上させるすぐれた構造です。

柱のねばり強さを向上させる「溶接閉鎖形筋」

鉄筋コンクリート造の柱は、柱の主要な骨である主筋と、その主筋を囲むように巻き付ける帯筋からなり、柱の耐震性を高める骨格がつくられます。さらに帯筋として、溶接閉鎖形筋という鉄筋を使うことで、柱自体のねばり強さが向上して、一層耐震性を高めることができます。
※柱・梁の接合部分及び間柱は除きます。