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構造・耐久性をチェックすればマンションの全体像が見えてくる

 


 鉄筋の弱点はさびやすいことと曲がりやすいこと。これを補っているのがコンクリートです。圧縮する力に強いコンクリートは、鉄筋の曲がりをガードします。逆に引っ張られる力に弱いコンクリートを鉄筋が補強します。しかも鉄筋の酸化(錆び)を、アルカリ性であるコンクリートが防ぐという関係もあります。ただし、この強力なコンビも、年月が経つとコンクリートがひび割れ、鉄筋がさびて弱まる場合があります。

 鉄筋コンクリートの耐久性を保つためには、鉄筋の表面を覆っているコンクリートの厚み(かぶり)を厚くするほどよく、3cm程度は必要です。ただし厚いとひび割れの原因にもなります。そこで、当初から切り込み(誘発目地)を入れて、そこにひび割れが起きるようにします。その部分には雨水が侵入しないようにコーキングするなどの対策がなされています。




 マンションの寿命は、40年から100年と、専門家の間でも意見が分かれています。それは主に、コンクリートと鉄筋の性能とメンテナンスによって寿命に差が生じるからです。
 コンクリートよりも早く寿命が来てしまうのが給排水管。ステンレスなど腐食しにくい材質で配管するなどの工夫はされていますが、定期的な点検や取り替えは欠かせません。点検口を設けてあるか、取り替えが容易な構造になっているかチェックしましょう。