トラブル対応編:玄関ドア
→蝶番に油を注します。
ドアがギイギイ鳴ったり、スムーズに動かないときは、蝶番などの可動部分の油が足りていないので、注油すればスムーズになります。
錠前シリンダー部分(ドアノブがついているところ)には、注油しないように注意しましょう。故障の原因になります。
ドアクローザーのピボットヒンジ、そして蝶番に注油します。 また、錠の受け部分(ストライク)にも適宜油を注すとよいでしょう。
→ネジのゆるみを締めればいいのです。
ドアがガタついていたり、ドアの一部がドア枠をこすってしまうような場合、蝶番の取り付け部分がゆるんでいることが考えられます。蝶番のネジをドライバーで締めれば直ります。ネジは時計回りにドライバーを回して締めます。
また、ドアノブがガタガタしているときには、ノブの取り付け部分がゆるんでいることが考えられます。やはりドライバーでネジを締め直しましょう。ノブのネジも、時計回りで締めることができます。
ドアの一部がドア枠をこすってしまうとき、蝶番が変形していたり、まれに玄関ドア自体の変形ということも考えられます。そのときには、専門の業者に連絡してください。
→ドアクローザーを調節しましょう。
ドアクローザーとは、ドア内側の上部に取り付けられている自閉装置ですが、この速度を調節できることを知っておくと便利です。
ドアクローザーの閉じ方は、右図のように2段階に分かれます。それぞれ別の調節ネジで調整します。
速度の調節は、ドライバーで簡単に行うことができます。調整は微妙なので、少しずつ動かし確かめながら。
調節バルブが1つしかないドアもありますが、速度の調節の仕方は同様です。
→鉛筆の芯が役立ちます。
カギをカギ穴に差し込んで回そうとするとき、どうも引っかかるような、うまく回らないときがあります。そういうときには、鉛筆の芯をカッターなどで削り、カギに振りかけるか市販の潤滑剤(シリコンスプレー)を注入すればスムーズになります。
油は故障の原因になりますので、カギやカギ穴には絶対に注さないようにしましょう。