トラブル対応編:床(カーペット)
→“植毛”で直します。
たばこなどによる、ちょっとしたコゲあと程度なら、歯ブラシでこすってみましょう。下の (1) の作業だけですみます。ひどいコゲあとは、ほかから毛足をもってきて、植えこみます。下の (1) から (2) の順序で対処してください。
- まず歯ブラシでこすり、よけいなコゲかすを取り除く。
- カーペットになるべく近い毛糸を用意し、カーペットの毛足より長めに切る。家具の下など、隠れているところからカーペットの毛足を切り取ってきてもいい。
- ようじなどを使って、毛を1本1本、木工用の接着剤でていねいに植えこんでいく。
- 接着剤が乾いたら、カーペットの毛足の長さにあわせて、はさみで切りそろえて完成。
→以下の手順をふめば大丈夫です。
シミはなるべく速やかにとるのがコツ。ベンジン、粉末の中性洗剤(1%の水溶液にして使用)、瀬戸物の小皿、水、ティッシュペーパーを用意して、下記の順に作業をすすめてください。
- まず、紙・布・ヘラなどをつかって、シミの成分をとれるだけ取り除いておく。
- シミとりをする部分に掃除機をかけて、細かいチリやほこりを取り除く。
- ティッシュペーパーを指でこまかく丸め、ベンジンをしみこませ、シミの部分に軽く押しつける。
そのまま2〜3秒待ってベンジンをよくしみこませる。使い終わったティッシュペーパーは、小皿に捨てる。 - こんどは乾いたティッシュペーパーを丸めたものをやや強く押しあて、ベンジンと汚れをいっしょに吸いとるようにする。
ティッシュペーパーをとりかえながら、汚れがしっかりとれるまで繰り返す。汚れたティッシュペーパーはやはり小皿に捨てる。 - ベンジンによる輪ジミができないようにするため、丸めたティッシュペーパーに洗剤の水溶液をつけてそれを押しあて、また乾いたティッシュペーパーで吸いとる。
- 最後に、洗剤を完全にとり去る。ティッシュペーパーを丸めてきれいな水をたっぷりしみこませ、シミをとった部分に押しあてる。
- それをまた、乾いたティッシュペーパーを丸めて吸いとる。これを繰り返して、水分を完全にとり去るようにする。
- 湿気や洗剤などが少しでも残っていると輪ジミになってしまので、ダメ押しで (6)〜(7)の作業をもう1回繰り返す。周辺も含めて毛足をかきわけながら、乾いたティッシュペーパーをしっかりと当てること。
!注意!
●カーペットなどを傷めるのでドライヤーなどは使用しない。
●ベンジンには引火性があるので、使用するたびにこまめにフタをしめてください。くれぐれも瓶を倒したりしなように。また使用中はお部屋の換気をよくしてください。
●ベンジンを使用するため、小皿はプラスチック容器などでなく、必ず瀬戸物を用意してください。