長谷工の非常用ライフライン防災3点セット

災害発生後の生活基盤を確保する「防災3点セット」の提案

長谷工では、マンションそのものの基本性能の確保はもちろんのこと、災害が発生したあとの居住者の生活基盤を確保する仕組みづくりが大切と考えてきました。そうした観点から、2003年に非常用飲料水生成システムを国内で初めて分譲マンションに採用したのを皮切りに、自社で設計・施工する分譲マンションに「防災3点セット」の採用・提案を進めています。

災害後の生活基盤を確保するために必要な水、トイレ、火を確保するための防災設備として、“非常用飲料水生成システム”“非常用マンホールトイレ”“かまどスツール”の「防災3点セット」を提案しています。
(2005年のスマトラ沖地震、2008年の四川大地震の支援として寄贈されたほか、2011年の東日本大震災では千葉県浦安市のマンションで活用されました。)

みなさんの声

非常用飲料水生成システム「WELL UP」「WELL UPミニ」

高分子RO(逆浸透)膜を利用したシステムで、敷地内に掘った井戸や河川・水槽から取水し、スピーディーにろ過して飲料水を供給します。
「WELL UP(ウェルアップ)」は、1日最大14.4t・約4,800人分の飲料水を毎日供給することができます。小型の「WELL UP(ウェルアップ)ミニ」は、1日最大4.8t・約1,600人分の飲料水を供給できます。
万一、電気の供給が途絶えても運転できるように、動力源に発電機を採用しています。

非常用マンホールトイレ

下水道に直結させる非常用のトイレで、災害による断水で住戸のトイレが使えないという悩みを解消します。災害時に敷地内のマンホールのフタを外して、マンホール枠に簡易トイレ(洋式便座)を設置するだけですぐに利用できます。鍵付きテントでプライバシーにも配慮しています。

かまどスツール

ふだんは上部を腰掛け板で覆っていて屋外用スツールとして利用でき、災害時には腰掛け板を外すだけで、炊き出しかまどとして使用できます。