きちんと手入れして、長く大切に住まうために鉄筋コンクリート躯体の劣化予測プログラム

概要

劣化予測プログラムは、実際に建物調査を行って鉄筋コンクリートの劣化度合いを判定した上で、将来的な劣化進行をシミュレーションすることで、適切な建物管理や維持保全の計画立案を可能としたプログラムです。

採用メリット

建物改修をより意味のあるものに

  • 建物の部位、部材ごとに劣化の度合いや耐久性を評価
  • 複数の改修材料とその延命効果を比較検討
  • 建物の将来を見据えた維持保全計画のご提案

管理組合からの声

住んでいるマンションの劣化の進行状況が分かり、大規模改修工事の計画・立案に役立つと好評を得ています。

開発の目的・背景

鉄筋コンクリート構造物の劣化は、目に見えてわかるほど進行した場合には、多額の補修費用が必要となります。そのため、劣化の進行を予測し適切な建物管理を行うことで、長く、安心、安全な生活をしていただくための維持保全計画の提案が可能となります。

詳細情報

研究所における取り組み

建物の劣化は、立地する土地がらや部位・部材により劣化要因やその程度が異なります。そこで、劣化の要因に応じた評価方法や、調査手法の検討を行いました。また、さまざまな改修材料について、その劣化抑制効果を実験的に検討し、現状の劣化や条件に応じた適切な改修材料の選定に反映しています。