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とうもろこしのゆで方!甘みを引き出し、美味しく仕上げるコツは?

粒がシャキッと美味しく仕上がる、とうもろこしのゆで方をご紹介します。

  とうもろこしのゆで方!甘みを引き出し、美味しく仕上げるコツは?

「うちのご飯は世界イチ」の番外編、お料理の基本をご紹介するミニレッスンへようこそ。
第96回は、「とうもろこしのゆで方」です。甘みたっぷり、美味しいとうもろこしのゆで方をご紹介します。


さて、スーパーへ買い物に行ってくるよ!何か食べたいものある?

コウちゃん、とうもろこしたべたい♪

とうもろこし、いいね〜!だけど、ゆで方がわからないんだよね…。生で買うのは不安だな〜。

おいおい、とうもろこしのゆで方は意外と簡単なんだぜ?
鍋の代わりに、フライパンやレンジでもできちゃうしな!

えっ、そうなの!?フラッキー、さっそくだけどゆで方を教えてくれないかな?

よしきた!オレについてこい、マサキ!

How to

鍋・フライパンを使ったとうもろこしのゆで方

夏が旬のとうもろこしは、ゆでるだけで食事にもおやつにもなる便利な食材です。甘みをしっかり引き出し、粒がシャキッとした食感にゆで上げましょう。何本かまとめてゆでるときは、鍋やフライパンが便利です。ここでは鍋、またはフライパンを使ったとうもろこしのゆで方を分かりやすく解説します。

「とうもろこしのゆで方」に関するよくある質問はこちら

材料

とうもろこし
1〜2本
小さじ1強
1,000ml強

手順

とうもろこしをゆでる前に下処理をします。皮付きのとうもろこしは、内側の薄皮1〜2枚を残して外側の皮をむき、さっと水洗いしましょう。外側の皮がないとうもろこしの場合は、ヒゲを取ってから水洗いします。|フラッキーのHow To「とうもろこしのゆで方!甘みを引き出し、美味しく仕上げるコツは?」
とうもろこしをゆでる前に下処理をします。皮付きのとうもろこしは、内側の薄皮1〜2枚を残して外側の皮をむき、さっと水洗いしましょう。外側の皮がないとうもろこしの場合は、ヒゲを取ってから水洗いします。

フラッキーのチェック

ゆでるときに薄皮を残しておくと、甘みを閉じ込めるラップの役目をしてくれるんだ。でも、外側の皮を残すと青臭さが移るから要注意だぞ!

鍋、または深めのフライパンに水を入れ、中火で加熱して沸騰させます。そこに塩、とうもろこしを入れて、とうもろこしがひたひたになる程度の水量に調整してください。|フラッキーのHow To「とうもろこしのゆで方!甘みを引き出し、美味しく仕上げるコツは?」
鍋、または深めのフライパンに水を入れ、中火で加熱して沸騰させます。そこに塩、とうもろこしを入れて、とうもろこしがひたひたになる程度の水量に調整してください。

フラッキーのチェック

とうもろこしが鍋に入りきらないときは、半分か3等分くらいに切ってOKだ。芯がかたいから、切るときはすべらないように注意だぞ!フライパンを使う場合は、直径24cm〜28cm程度のサイズを選ぶと丸ごと1〜2本ゆでられるぞ!深さは、水を入れたときにとうもろこしがひたひたになる程度ならOKだ!

そのまま3〜5分ゆでましょう。|フラッキーのHow To「とうもろこしのゆで方!甘みを引き出し、美味しく仕上げるコツは?」
そのまま3〜5分ゆでましょう。

水からとうもろこしをゆでるとどうなる?

今回のように、沸騰してからとうもろこしを入れてゆでると、シャキッとした歯ごたえに仕上がります。一方、水の状態からとうもろこしを入れてゆでると、水分を吸ってみずみずしくジューシーな仕上がりになります。水からゆでる場合は、中火で加熱して沸騰させ、そのまま3〜5分ゆでればOKです。お好みに合わせて使い分けてみてくださいね。

ざるに上げて粗熱を取ったら、最後に薄皮とヒゲを取り除いて完了です。|フラッキーのHow To「とうもろこしのゆで方!甘みを引き出し、美味しく仕上げるコツは?」
ざるに上げて粗熱を取ったら、最後に薄皮とヒゲを取り除いて完了です。

電子レンジでゆでる方法

1本だけゆでたいときや、時間を短縮したいときには電子レンジがおすすめです。時短調理できるうえ、水を使わないので、とうもろこしの味がギュッと凝縮されます。さっそく手順をご紹介しましょう。

材料

とうもろこし(皮なし) 1本

手順

とうもろこしのヒゲを取り除き、さっと水洗いします。ラップに包んで、600wに設定した電子レンジで4分30秒程度加熱してください。軽く水気が付いた状態でラップに包むことで、パサつかずにしっとり仕上がる効果があります。

電子レンジから取り出し、しばらく放置します。食べやすい温度になったら、ラップを外していただきましょう。なお、加熱が終わったとうもろこしを塩水(水1カップに小さじ1程度の塩)に入れ、ラップをして粗熱がとれるまで置けば、塩味も付きます。

生で食べられるとうもろこしとは?

生で食べられるとうもろこしとは?|フラッキーのHow To「とうもろこしのゆで方!甘みを引き出し、美味しく仕上げるコツは?」

とうもろこしには、黄色ではなく白い粒が詰まった「ホワイトコーン」と呼ばれる種類があります。ピュアホワイト、ホワイトショコラなどは、ホワイトコーンの代表的な品種です。ホワイトコーンは、粒がやわらかく甘みも強いので、ゆでずに生のままいただけます。皮をむき、軽く水洗いしてから、実の部分をサラダのトッピングにすると食べやすいですよ。シャキッとした食感と、強い甘みが楽しめます。ぜひ試してみてくださいね。

ゆでたとうもろこしの保存方法

ゆでたとうもろこしの鮮度を保つには、冷蔵・冷凍で保存するのがよいでしょう。多めにゆでて保存しておけば、食べたいときにすぐ用意できるのでおすすめです。数日の間に食べ切る場合は冷蔵、長期間保存したい場合は冷凍しましょう。それぞれの手順をご紹介します。

冷蔵保存の方法

ゆでたとうもろこしを熱いうちにラップで包みます。粗熱が取れたら、冷蔵室に入れて保存しましょう。
保存期間の目安は、3〜4日です。

冷凍保存の方法

かためにゆでてから、3~4cmの輪切りにして、水気をよく拭き取ります。または、芯から粒を外して、粒だけの状態にします。それらをラップに包んだら、保存容器やファスナー付き保存袋に入れ、冷凍庫で保存しましょう。保存期間の目安は、約1か月です。

ゆでたとうもろこしを使った簡単レシピ

ゆでたとうもろこしを使った、簡単&美味しいレシピをご紹介します。ひと手間加えるだけで違った味が楽しめるので、ぜひお試しください!

焼きとうもろこし

焼きとうもろこし|フラッキーのHow To「とうもろこしのゆで方!甘みを引き出し、美味しく仕上げるコツは?」

ゆでたとうもろこしを、食べやすいサイズ(2〜3等分)に切ります。バットに醤油みりんを適量入れてタレを作り、とうもろこしを転がしてまんべんなく付けましょう。バターをフライパンに入れて火にかけ、溶けたらとうもろこしを入れます。転がしながら焼き、バットに残ったタレも加えてください。軽く焦げ目が付いたらできあがりです。

とうもろこしのスープ

とうもろこしのスープ|フラッキーのHow To「とうもろこしのゆで方!甘みを引き出し、美味しく仕上げるコツは?」

ゆでたとうもろこしの実を包丁で取ります。ミキサーやフードプロセッサーにかけて、ペースト状にしてください。それを鍋に入れて、牛乳を注ぎます。火にかけ、木ベラで混ぜながら沸騰させないように加熱しましょう。最後に塩こしょうで味を調えたら完成です。

コーンコールスロー

コーンコールスロー|フラッキーのHow To「とうもろこしのゆで方!甘みを引き出し、美味しく仕上げるコツは?」

まず、とうもろこしを芯から切り落とし、キャベツは千切りにしましょう。とうもろこしとキャベツにマヨネーズと砂糖、オリーブオイル、塩を入れて混ぜたらできあがりです。

「とうもろこしのゆで方」に関するよくある質問

ここではとうもろこしのゆで方についてよくあるご質問をご紹介します。調理する際の参考にしてみてください。

とうもろこしをゆでるときの下ごしらえは?

皮付きのとうもろこしの場合は、内側の薄皮1〜2枚を残して外側の皮をむき、水洗いします。薄皮を残してゆでることで、甘みを閉じ込めて美味しくゆでられます。

とうもろこしは何分ゆでる?

とうもろこしは沸騰したお湯で3~5分ゆでます。水からゆでる場合は、中火で加熱して沸騰させてから3~5分ゆでます。お湯からゆでるとシャキッとした食感に、水からゆでるとみずみずしくジューシーに仕上がりますよ。

とうもろこしをゆでる際の注意点は?

ゆで上がったばかりのとうもろこしは熱いので、触るとやけどをする恐れがあります。しばらく置いて粗熱が取れてから、薄皮とヒゲを取り除きましょう。

ゆでた後に、とうもろこしがシワシワになるのを防ぐには?

ゆでたとうもろこしがシワシワになる原因は、水分の蒸発です。ゆでた後10秒ほど塩水に漬けると、とうもろこしから水分が蒸発しにくくなり、シワシワになるのを防げます。

フラッキーに教わって、スーパーで買ってきたとうもろこしをゆでたよ!ママ、コウちゃん、どう?

わあ、甘〜い!それに、粒がシャキッとしていて、歯ごたえがちょうどいい!

とうもろこしおいし〜い!

やったな、マサキ!とうもろこしは新鮮なうちが一番美味しいから、買ってきたらすぐにゆでるのもポイントだぜ!

ありがとう、フラッキー!これで今年の夏は、いつでも美味しいとうもろこしが楽しめるぞー!

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監修 森崎 繭香 お菓子・料理研究家/フードコーディネーター
【HP】 http://www.mayucafe.com/

森崎 繭香

料理教室講師、パティシエを経て、フレンチ、イタリアンの厨房で経験を積み、独立。
書籍、雑誌やWEBへのレシピ提供、テレビ・ラジオ出演など幅広く活動中。カフェやレストランでの経験を軸に、身近な材料を使った自宅でも作りやすいレシピを心がけている。
「野菜たっぷりマリネ、ピクルス、ナムル」(河出書房新社)、「いつものスープでアレンジレシピ60」「小麦粉なしでつくる たっぷりクリームの魅惑のおやつ」(ともに日東書院本社)、「型がなくても作れるデコレーションケーキ」(グラフィック社)など著書多数。

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