冬瓜の食べ方を覚えよう!下ごしらえのコツの画像

冬瓜の食べ方を覚えよう!下ごしらえのコツ

冬瓜を美味しくいただく下ごしらえの方法をご紹介します。

  冬瓜の食べ方を覚えよう!下ごしらえのコツ

「うちのご飯は世界イチ」の番外編、お料理の基本をご紹介するミニレッスンへようこそ。
第99回は、「冬瓜の下ごしらえの方法」です。夏野菜のひとつ、冬瓜の美味しい食べ方についてご紹介します。


はぁ〜、重かった!
スーパーで安かったから、初めて冬瓜を買ってきちゃった

わあ~すいかみたい!
これ、どうやってたべるのー?

それが…お得だって言われてつい買っちゃったけど、実は食べ方をよく知らないのよね~
とりあえず、スイカみたいに切ってみようかな?

こらこら!
冬瓜は幅広い料理に使える便利な野菜だけど、きちんと下ごしらえをすることが大事なんだぞ!

そうなの?じゃあフラッキー、下ごしらえの方法をさっそく教えて!

おぉっと、やる気だな!そうこなくっちゃ!

How to

冬瓜とは?冬瓜の基礎知識

冬瓜(とうがん)は「冬の瓜」と書きますが、実は夏野菜のひとつです。夏に収穫しても、冷暗所に置いておけば冬まで長持ちするので、この名前がついたといわれています。
ほとんどが水分でできている実は、さっぱりとした味わいで夏にぴったり。淡白なので、多様な料理に使うことができます。特に煮込み料理とは相性がよく、やわらかくとろけるような食感を楽しめますよ。
生のままいただくこともできますが、青臭さが気になることがあるので、料理に使う前には下ごしらえをするのがおすすめです。

冬瓜の食べ方|下ごしらえのコツ

冬瓜は下ごしらえをすると、青臭さや苦味が抑えられ、料理の味が染みやすくなります。包丁を入れるときは、滑らないように気を付けて行いましょう。

材料

冬瓜
1個

手順

冬瓜は4等分してから、扱いやすい大きさ(4cm幅程度)に切ります。|フラッキーのHow To「冬瓜の食べ方を覚えよう!下ごしらえのコツ」
冬瓜は4等分してから、扱いやすい大きさ(4cm幅程度)に切ります。
料理や好みに合わせた厚さに皮をむきます。厚めにむく場合は、包丁で5〜7mm程度の厚さに。薄めにむく場合は、ピーラーで皮をむきましょう。皮に近くかたい部分には、深さ2〜3mm程度の隠し包丁を格子状に入れてください。|フラッキーのHow To「冬瓜の食べ方を覚えよう!下ごしらえのコツ」
料理や好みに合わせた厚さに皮をむきます。厚めにむく場合は、包丁で5〜7mm程度の厚さに。薄めにむく場合は、ピーラーで皮をむきましょう。
皮に近くかたい部分には、深さ2〜3mm程度の隠し包丁を格子状に入れてください。

フラッキーのチェック

皮むきの厚さ

冬瓜の皮はかたいから、厚めにむいたほうが食べやすい。でも、透き通った緑色を生かす「翡翠(ひすい)煮」のような料理では、あえて皮を薄くむくんだ!この場合、皮に近い部分は食感がかたくて味も入りにくいから、隠し包丁を入れるといいぞ!こうすることで、きれいな緑色をキープしつつ、食べやすく作ることができるぜ。

包丁で一口大に切ります。|フラッキーのHow To「冬瓜の食べ方を覚えよう!下ごしらえのコツ」
包丁で一口大に切ります。
種とワタの部分を取り除きましょう。煮物に使う場合は、角を薄くそぐ「面取り」もしておくと、煮崩れを防げます。|フラッキーのHow To「冬瓜の食べ方を覚えよう!下ごしらえのコツ」
種とワタの部分を取り除きましょう。
煮物に使う場合は、角を薄くそぐ「面取り」もしておくと、煮崩れを防げます。
鍋に水(分量外)を入れ、沸騰させます。沸騰したら切った冬瓜を入れて、中火で7〜10分ゆでましょう。|フラッキーのHow To「冬瓜の食べ方を覚えよう!下ごしらえのコツ」
鍋に水(分量外)を入れ、沸騰させます。沸騰したら切った冬瓜を入れて、中火で7〜10分ゆでましょう。
竹串がすっと通るくらいのやわらかさになったら、火から下ろします。ざるにあげ、水気を切ったら下ごしらえ完了です。|フラッキーのHow To「冬瓜の食べ方を覚えよう!下ごしらえのコツ」
竹串がすっと通るくらいのやわらかさになったら、火から下ろします。
ざるにあげ、水気を切ったら下ごしらえ完了です。

冬瓜の人気レシピ

下ごしらえをした冬瓜を、いろいろなレシピで楽しんでみましょう!煮物をはじめとした、人気メニューの作り方をご紹介します。

冬瓜のそぼろあんかけ

冬瓜のそぼろあんかけ|フラッキーのHow To「冬瓜の食べ方を覚えよう!下ごしらえのコツ」

やさしい風味の鶏そぼろあんが、トロっとやわらかな冬瓜に絡む人気の一品です。
鍋にだし汁、醤油、みりんを沸騰させます。そこに軽く炒めた鶏ひき肉と、下ごしらえした冬瓜を加えて弱火で煮込みます。冬瓜に味が染みたら、水溶き片栗粉を入れてとろみを付けましょう。
鶏そぼろのほか、えびやかにかまを使っても美味しく食べられます。夏は冷やしてからいただくのもおすすめです。

冬瓜とベーコンのスープ

冬瓜とベーコンのスープ|フラッキーのHow To「冬瓜の食べ方を覚えよう!下ごしらえのコツ」

朝食にぴったりの簡単スープです。
まず、鍋に水とスープの素を煮立てます。そこに下ごしらえした冬瓜と、一口大に切ったベーコンを入れて煮込みましょう。最後に、塩とこしょうで味を調えたらできあがりです。お好みでパセリを散らしても。

冬瓜と夏野菜のゼリー寄せ

見た目も涼しげな夏の一品。おもてなしにも最適です。
鍋に水とスープの素を煮立て、水でふやかしておいた粉ゼラチンを入れて、ゼリー液を作ります。粗熱が取れたら、下ごしらえした冬瓜、ゆでてさやから外した枝豆、ゆでて薄切りにしたオクラを加え、型に流して冷蔵庫で冷やしましょう。
ゼリー液をだし汁と塩で作れば、和風の味わいに。えびやささみを入れるとボリュームアップしますよ。

冬瓜の皮でもう一品

お料理に使った冬瓜の皮も、捨てずに活用!ちょっと珍しい、「緑のきんぴら」を作ってみましょう。冬瓜の皮を細切りにして軽く炒め、同じく細切りにしたにんじんを加えて炒め合わせます。酒、醤油、みりんを加え、汁気が飛んだらできあがり。お好みで白すりごまを振ってどうぞ。

お待たせ〜!冬瓜のそぼろあんかけと、スープを作ってみたよ♪

わあ、冷たいあんかけも夏にはいいね!つるっとしたのどごしで食べやすいよ

つるつる~♪とろとろ〜♪

冬瓜は、包丁を入れる前なら冷暗所で長期保存できるのも便利だな!
皮をむいて切った後使い切れなかった分は、冷凍保存するのがおすすめだぞ!

ありがとう、フラッキー!
今年の夏はいろいろな冬瓜レシピにチャレンジしてみようっと!

監修 森崎 繭香 お菓子・料理研究家/フードコーディネーター
【HP】 http://www.mayucafe.com/

森崎 繭香

料理教室講師、パティシエを経て、フレンチ、イタリアンの厨房で経験を積み、独立。
書籍、雑誌やWEBへのレシピ提供、テレビ・ラジオ出演など幅広く活動中。カフェやレストランでの経験を軸に、身近な材料を使った自宅でも作りやすいレシピを心がけている。
「野菜たっぷりマリネ、ピクルス、ナムル」(河出書房新社)、「いつものスープでアレンジレシピ60」「小麦粉なしでつくる たっぷりクリームの魅惑のおやつ」(ともに日東書院本社)、「型がなくても作れるデコレーションケーキ」(グラフィック社)など著書多数。

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