2009年06月18日

  長谷工アーベストは、首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)に居住している20代後半~50代の方を対象にWebアンケートを実施し、借家層※の持家志向について分析を行いました。

    その結果、全体の約半数(52%)が「持家を購入したい」と回答。持家希望は、昨年3月の調査時とほぼ変わらない結果となり、経済環境が大きく変化する中、消費への影響が懸念されながらも、借家層の持家志向は底堅く堅調なことが分かりました。特に、20代後半と30代では約6割が「持家を購入したい」と回答しており、持家志向はより高くなっています。
    持家志向の高い20代後半と30代が持家を希望する理由としては、「家賃がもったいない、家賃よりローンが得」や「広い住まいに住みたい」などの"経済性や現住居の不満の解消"に関する項目の他、「子供や家族の為」、「人生設計がしやすい」「資産形成をしたい」といった将来を見据えた"ライフプラン"に関する項目が他の年代に比べて高い回答率となっています。
    老後や収入など先行き不安のある今だからこそ、「持家」を将来の備えとして考え、早い時期に購入した方が得と考える「堅実」な様子が窺え、そうした若年層の底堅い持家志向を顕在化させる為の商品やサービスの開発が今後より重要になると考えます。
(※)借家の居住形態:戸建借家、賃貸マンション、公団賃貸マンション、社宅官舎、アパート、親族同居、その他


【持家の希望について】(グラフ 1. )

    全体の約半数(52%)が「持家を購入したい」と回答しています。また、「賃貸が良い」との回答は約1割(13%)にとどまり、昨年3月の調査時と「持家を購入したい」、「賃貸が良い」ともに同水準となりました。
    年代別では、20代後半(63%)と30代(60%)で約6割以上が「持家を購入したい」と回答しており、他の年代よりも持家志向は高くなっています。


【持家を希望する理由について】(グラフ 2. )

    「老後も賃料を払っていくのは大変」、「老後は賃貸が借りづらくなりそう」、「社会保障・年金不安がある」といった"将来への不安"に関する回答は、年代による差はあまりみられませんでした。
    一方、「家賃がもったいない、家賃よりローンが得」や「自由に使えて気兼ねがない」、「広い住まいに住みたい」といった"経済性や現住居の不満の解消"に関する回答と、「子供や家族の為」、「人生設計がしやすい」「資産形成をしたい」といった"ライフプラン"に関する回答は、20代後半・30代で他の年代に比べて高い傾向がみられました。
    「広さ」については、20代後半・30代の方は、現在50m2台以下に居住している方が約6割と他の年齢層に比べ多く、子供の誕生や成長により現住居が現実的に手狭になってくる為と考えられます。

【長谷工アーベストWebアンケート(モニター)】

【調査概要】

調査対象 首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県居住者)モニターの内、借家に居住している20代後半~50代
調査手法 WEBアンケート
調査実施日 2009年4月3日~4月6日
分析対象 800件

■将来的に持家を購入したいと思いますか? (グラフ 1.)


■持家を購入したいと思う理由は何ですか?(N=696、複数回答)(グラフ 2.)

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