2010年01月22日

  長谷工アーベストは、首都圏で受託販売したマンションのモデルルームへの来訪者(以下来訪者)および首都圏居住者(以下モニター)に対し、2010年1月にWEBアンケート『顧客マインド調査』を実施し、住宅の「買い時感」について分析を行いました。
    その結果、「買い時感DI」(※)は前回調査(2009年10月調査)より上昇。来訪者・モニターともに、ほぼ2009年7月調査時の水準に回復し、2010年年初は堅調なスタートとなりました。特に、来訪者については、サブプライムローン問題発生前の販売好調であった2007年1月調査水準を上回っています。  
    買い時だと思う理由としては、「金利が低水準」「価格が低水準(価格が下がってきている)」「税制のメリットがある」等の『市場環境』が引き続き上位となっています。個人所得が伸び悩む中においても、『現在の買い易い市場環境』が継続されれば、「買い時感」は堅調水準が維持されると考えます。
(※)買い時感DIの算出方法:「買い時だと思う」の数値から「買い時だと思わない」の数値を差し引いて算出

■住宅の「買い時感DI」について(グラフ 1. )

    前回調査(2009年10月調査)に比べ、来訪者は6ポイントの上昇、モニターは7ポイントの上昇となり、2010年年初は堅調水準でのスタートとなりました。特に来訪者は、サブプライムローン問題発生前の販売が好調であった2007年1月調査を上回る水準まで上昇しています。

■住宅の「買い時感」について】(グラフ 2. )

【来訪者 「買い時だと思う」が約4割で推移 「買い時だとは思わない」が24%に減少】
  「買い時だと思う」と回答した方の割合は、2008年7月調査を底に、2009年4月調査以降約4割で推移しています。一方、「買い時だと思わない」と回答した方の割合は、2008年10月調査の50%をピークに下降傾向となっています。

【モニター 「買い時だと思う」が約3割で推移 「買い時だとは思わない」が30%とほぼ同水準まで減少】
  「買い時だと思う」と回答した方の割合は、2008年7月調査を底に、2009年4月調査以降約3割で推移しています。また、「買い時だと思わない」と回答した方の割合は2008年10月調査の43%をピークに下降傾向となっており、来訪者同様の動きとなっています。

■住宅を「買い時だと思う」理由について(グラフ 3. )(グラフ 4. )

【"現在の金利が低水準だから""価格が低水準""税制のメリットがあるから"が上位】
  「買い時だと思う」と回答した方の理由は、来訪者・モニターともに「現在の金利が低水準だから」が最も多く、「現在は価格が低水準だから」、「現在は、税制のメリットがあるから」が上位となり、『市場環境』が買い時感上昇の要因となっています。来訪者の声を聞くと、"住宅ローン減税の最大枠の利用は2010年中"である事。また、"住宅版エコポイント制度"や"住宅資金の贈与税非課税枠拡大"など、新たな住宅政策に関心が高まってきている様子が窺えます。
  そうした中、年収別の「買い時感DI」をみると、年収別ではDI値の落ち込みの大きかった年収1000万円以上の層の回復が顕著となっています。


【長谷工アーベスト 顧客マインド調査】

【調査概要】
調査対象 (1)来訪者:長谷工アーベストが受託販売したマンションのモデルルームに2007年1月以降に来訪された方(首都圏在住)
(2)モニター(首都圏在住)
調査手法 WEBアンケート
調査実施日 2010年1月7日アンケートメール配信、1月11日締切
有効回答件数 来訪者:357件、モニター:2,576件

■住宅の「買い時感DI」について   (グラフ 1.)

■住宅の「買い時感」について (グラフ 2.)

  

■住宅を買い時だと思う理由[複数回答]    (グラフ 3.)

■年収別「買い時感DI」(モニター)   (グラフ 4.)

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