2016年04月01日

 新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。

 建設・不動産業界は、昨年一昨年と好調な業績を上げてきました。しかしながら、今年に入って事業環境は相当変化していると考えています。昨年来、新興国経済の低迷や原油価格の低下などの影響を受けてきましたが、年初からの株価の急落、円高への移行、マイナス金利導入による金融市場の混乱など不透明感が広がっており、1年後の予測さえ立てづらい状況になっています。
 今期は中期経営計画であるNBs計画の最終年であり、併せて創業80周年という二つの節目を迎える期となります。前年を上回る目標を持ち、その達成により来年2月の80周年を迎えることができるようにグループ全社員が営業マンとして力を結集していかなければなりません。

 当社グループにとってはこれからが本当の勝負であり、環境が変化しても成長を続けるための方策はあるはずです。今年の年頭のキーワードとして「不易流行」という言葉を掲げました。守るべき本質は変化させず、時代の要請には応えてやり方を変えていく。まさにこの考え方、この思いが長谷工の真の強さを作っていくと思います。58万戸を超える分譲マンションの施工実績をもとにしてマンション事業をさらに深化させ、都市に居住する生活者を対象とするBtoCの事業を伸ばしていきたいと考えています。そのために長谷工グループのことをしっかりと勉強してください。そして長谷工グループの先輩社員たちが築いてきたこと、長谷工の社員であれば誰でも知っていること、つまり「不易」をきちんと理解して、自分のものにしてください。自分の入った会社に「自信と誇り」を持っていただきたいと思います。

 もう一つ、昨年から、「グループの全社員が営業マン」というプロジェクトを、グループ全体で進めています。一人一人が自分の所属する会社だけでなく、グループ全体のために行動するグループ連携の考え方が、当社グループの良いところであり、強みだと思っています。これからはいつもグループを意識して行動して頂きたいと思います。

 一日も早くこのグループの一翼を担う人材として活躍されることを期待しています。

株式会社 長谷工コーポレーション
代表取締役社長   範明
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