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マンションの上下階からの音も、要チェック

 


 気になる上下階間の遮音性能は床がカギとなります。床の遮音等級はLで表され、数値が小さくなるにつれて性能がアップします。

床の評価尺度
遮音等級 L-60 L-55 L-50 L-45 L-40
走り回り、足音など よく聞こえる 聞こえる 小さく聞こえる 聞こえるが意識することはあまりない かすかに聞こえるが遠くから聞こえる感じ
椅子、物の落下音など 発生音がかなり気になる 発生音が気になる 聞こえる 小さく聞こえる ほとんど聞こえない
生活感、プライバシーの程度 ・上階住戸の生活行為がわかる
・スリッパ歩行音がよく聞こえる
・上階の生活行為がある程度わかる
・椅子を引きずる音はうるさく感じる
・スリッパ歩行音が聞こえる
・上階の生活状況が意識される
・椅子を引きずる音は聞こえる
・歩行などがわかる
・上階の生活が多少意識される
・スプーンを落とすとかすかに聞こえる
・大きな動きはわかる
・上階で物音がかすかにする程度
・気配は感じるが気にならない
「建築物の遮音性能基準と設計指針(第2版)」(技報堂出版)より

 床を通して伝わる音には、軽いものを落としたときに出るコーンという軽い音(軽量衝撃音)と、子供が飛び跳ねたりしたときに出るドスンという音(重量衝撃音)の2種類があります。軽量衝撃音は、遮音フローリングを敷くと、ほとんど気になりませんが、重量衝撃音はコンクリートの床の厚さが決め手。たとえば、20cm程度の厚さは必要でしょう。

 マンションの床には、フローリングなどをコンクリートの床に直接張った「直張り工法」と二重床にした「置床工法」があります。どちらが遮音性能に優れているとは一概にはいえません。
 床の仕上げがカーペットであってもフローリング(板張り)であっても、遮音性能がしっかりしていることが遮音の決め手となるので、チェックを忘れずに。