ふだんの手入れ編:床
→基本は掃除機でじゅうぶんです。
ふだんは、電気掃除機をカーペットの毛並みにそって、毛足を痛めないようにしてかけます。掃除機ではとりにくい毛髪やわたぼこりなどは、市販の粘着ローラーや洋服用のエチケットブラシを利用しても便利です。
汚れが目立ってきたら
部分的な汚れは、市販のカーペット用洗剤か住居用洗剤をうすめたぬるま湯で、ぞうきんがけをします。ぞうきんはかたくしぼり、汚れの外側から内側に向けて、目なりにたたくようにしてふきます。全体が汚れてきたら、市販のカーペット用洗剤などを使って簡易クリーニングすることもできます。
家具の重みでできたくぼみをとるには
家具を移動したあとのくぼみは、スチームアイロンを利用すると、きれいにとることができます。
一般のカーペットの場合では、水でうすめた洗濯用の柔軟仕上げ剤をつけてから、スチームアイロンをかけます。また、カーペットが純毛の場合は、柔軟仕上げ剤は使わず、中程度の温度設定にしたスチームアイロンを直接表面につかないように、宙に浮かした状態であてます。
→乾拭きが基本です。
フローリングの大敵は湿気です。ふだんは掃除機をかけたり、モップやぞうきんで乾拭きします。水ぶきをしてしまうと、表面のワックスがはがれるばかりか、木の表面にほどこされている塩ビ系のコーティングがとれてしまいます。ワックスは1カ月に1回をめどにをかけるといいでしょう。あらかじめ床の汚れをとってから、木目にそって、薄くつやを出す程度にかけます。仕上げに乾拭きをじゅうぶんにしてください。
→洗剤は中性洗剤を使います。
フロアシート(長尺塩ビシート)は、水がこぼれやすいところに使われているわけですが、シートの防水性は完全ではありません。水分をこぼしたらすぐにふきとりましょう。ふだんの手入れは掃除機などで十分です。ときどき乾拭きをしてキュッキュッと磨けばツヤが長持ちします。
もし汚れたら住まい専用の中性洗剤をうすめ、ぞうきんで拭いてください。水分が裏に回るとシートが浮き上がってしまうので、ぞうきんは固くしぼってください。汚れをつきにくくするためにも、月1回程度のワックスがけは有効です。フロアシート専用のワックスを利用してください。