ふだんの手入れ編:キッチン
→フィルターをこまめに洗いましょう。
レンジフードファンのフィルターはネジ止めしてあったり、ずらすだけではずれるものもありますが、いずれにしても簡単に取りはずせます。汚れたら、これを取りはずして洗ってください。フィルターに汚れがつくと、換気能力が落ちます。中のファンも取り外して掃除することはできますが、ふだんの手入れとしてはフィルターだけでじゅうぶんです。
(1) フィルターをはずすと、その内側にはファンがあります。換気扇を回しながらフィルターをはずすのは、危険です。 | (2) エアコンのフィルターと同じ要領で、つまみを持って上にずらすだけでフィルターは外れます。 | (3) このフィルターを洗剤で洗ってきれいにします。使い古した歯ブラシが便利です。 |
市販の使い捨てフィルターについて
フィルターの表面に装着できるようになっている、使い捨てのフィルターが市販されています。つまりフィルターのフィルターというわけです。これは汚れたら捨てて新しいものにつけ替えればいいのでかんたんですが、火災の危険性を考えるとあまりお勧めできません。材質は不燃性でも、料理の油がこのフィルターにつき、その油に引火する危険性もあるので注意が必要です。もともと備わっている金属製のフィルターのみを使用して、ときどき掃除するのが望ましいでしょう。
→必ず元栓を閉めてから。
安全のためにもこまめに掃除をしましょう。プレートに脂がたまっていたりすると引火する危険性もあります。なお掃除や点検の際には、まず火を止めて、そしてガスの元栓を必ず閉めてから行ってください。 また、火の勢いが弱い、おかしい、あるいは点火しないといったトラブルは、以下のポイントを点検してみてください。
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点火しないのは、電池がなくなっているのかもしれません。点火のときのパチパチというスパーク音が遅くなってきたら、電池を交換してください。
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バーナーキャップの▼の印と、バーナー本体のくぼみの位置が合っているか点検してください。
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バーナーが吹きこぼれた煮汁などで詰まっていることもあるので、キリや歯ブラシで掃除しましょう。特に溝の部分は念入りに掃除してください。
→排水口はいつも清潔に。
シンクの排水口は、まず生ゴミを流さないための生ゴミトラップというカゴがあり、その下に水をためておく排水トラップがあります。排水トラップは、常に一定の水をためて、排水管の臭気が上がってこないようにしています。生ゴミトラップは、ゴミがつまらないよう、毎日点検しましょう。
市販の水切りネットを組み合わせて使うと、処理が楽になります。排水管のゴミを溶かしてくれるパイプ洗浄剤も効果的です。
※廃油を流すのは、排水管がつまる原因になり、環境をも汚染してしまいます。ぜったいにやめましょう。