私たち長谷工グループは、
長谷工グループ生物多様性行動指針に則り、
「いきもの共生事業所®認証（ABINC認証）」を
積極的に取得し、
マンションづくりを通じた
生物多様性の保全に取り組んでいます。
生物多様性に配慮した活動レポート
produced byプレック研究所
人と自然のよりよい関係をめざした空間を計画・設計する
環境シンクタンク・コンサルタント。
http://www.prec.co.jp/
ABINC 認証取得マンション一覧
当社が設計・施工を手がけたマンションの中で、
生物多様性に配慮したと評価され、
ABINC認証を取得した実績をご紹介します。
約2,000㎡超の緑地を有しています。街区ごとに自然を身近に感じられる演出が施され、四季折々の風景が織りなすランドスケープが、日常に豊かな潤いを届けます。
10ｍを超える2本の既存樹木のユリノキをシンボルツリーとして保全し、この地の記憶と想いを継承した象徴的なランドスケープを創出しています。
地域に自生するシデコブシなどの在来種、ナナミノキ、エゴノキ等の鳥が好む実のなる木、フジバカマ、メドハギなどのチョウが好む花を採り入れた緑地を創出しています。
本件は、事業主のご要望を踏まえて生物多様性に配慮した
マンションづくりに取り組んだ結果、ABINC認証取得に至ったものです。
約2,600㎡の緑地を有し、幹線道路に面した南西面は、既存樹を残した幅5m以上の緑地帯を設けています。南面エントランスエリアは既存の公園に隣接しており、一体となった豊かな緑の景観が形成されました。
敷地に植えられていた135本の樹木のうち、健全な46本を保全しました。高さ約19mにおよぶ既存のケヤキは、エントランスエリア車寄せのシンボルツリーとして残し、土地の記憶を継承しました。
南面エントランスエリアにはエゴノキ、イロハモミジ、ムラサキシキブなどが植えられ、隣接する公園からメジロやコゲラの飛来が期待できます。
約6,500㎡超の緑地を設け、春夏秋冬それぞれの季節の美しさが楽しめ、敷地全体が大きな森のような、緑あふれるランドスケープを実現しています。
市街地化が進んだ中、人々が守ってきた平地林や屋敷林がつくば地域の景観要素となっています。つくばの植生や平地林の構成種から樹種を選定し、地域環境と調和した森を創出しました。
周辺の公園や平地林からやってくるであろうメジロやコゲラが好むエゴノキやヤマザクラ、ムラサキシジミが好むシラカシやヒサカキなどを植栽しています。
エントランスホールを抜けると本件を象徴する庭園“マスターガーデン”が広がります。各庭園はそれぞれ個性ゆたかな風景があり、名古屋市の東山丘陵に残る樹種を中心にこの地域で育まれてきた里山林をテーマにしました。
コゲラやシジュウカラ、メジロなどが好むイロハモミジやエゴノキ、ヤマボウシ、ガマズミ、ムラサキシキブなどの樹木を敷地全体に植栽しました。
敷地内の緑地やすぐ隣を流れる堀川をフィールドに、親子で楽しみながら参加できる環境学習プログラムを複数計画しています。
敷地中央に広がる中庭 “プロムナードガーデン” は、魅せる庭をテーマに設計し、 マンションを象徴する場になります。敷地全体では数多くの生き物を呼び込みながら、地域とのコミュニケーションを育み、豊かな環境を未来へと引き継いでいく取り組みを行っています。
“共生の森”には、この地域の山で見られるカスミザクラやエゴノキをシンボルツリーとして配置。敷地の西側に位置する矢田丘陵で見られるコナラやコバノガマズミ、カナメモチやコジイ、ナナミノキなどの在来種を中心に植栽し、周辺環境に調和した緑地を創出しました。
周辺緑地で確認された鳥類の中から誘致目標としてシジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、コゲラを選定。それら鳥類が餌として好むイロハモミジやヤマモモ、ナナミノキなどの樹木を敷地全体に植栽し、巣箱やバードバスを設置するなど、生き物を呼び込む取り組みを行っています。
愛知県内タワーマンションとして ABINC 認証を初取得しました。地域の風土に合った多彩な樹種を植栽し、鳥や蝶が訪れるような自然の美しさ、豊かさを目指し、まるで優しい森のように深い癒しを感じ取れます。
コナラ、タブノキ、アベマキなど地域在来種を主木にソヨゴ、ヤマザクラ、アズキナシ、コバノガマズミなど花木を添え、四季折々の景観を楽しむことができます。
車寄せのあるエリアには高木・中木・低木からなる階層構造を持つ、まとまった樹林を創出。ロビー前に広がるフラワーガーデンは華やかな景観を楽しむことができます。
50年以上手入れされず、うっそうとしていた森を調査した結果、里山林として再生できることが判明。常緑樹を伐採することで地面に陽が当たり花が咲くようになり、マンション敷地内約1haの「さとやまの森」を再生することができました。
里山は、人が手を入れることで守り育てることができます。落ち葉拾いや下草刈りなどの活動や「さとやまクラブ」の組成など、里山の維持管理を通じた居住者同士の交流やコミュニティ形成にも取り組みました。
「さとやまの森」の入り口にはベンチのあるコミュニティ広場を、森の中にはウッドデッキや階段を設置。四季折々の表情を見せてくれるクヌギ・コナラ林とそこを利用する鳥や昆虫、草花をゆっくりと楽しめる環境をつくりました。
計画時に周辺の自然環境調査を実施し、いきもののつながりに重点を置いた藤沢市ビオトープネットワーク計画での動物移動の重要な中継拠点として、生態系を考慮し地域の植生を反映した緑地を整備しました。
マンション敷地内の「湘南の森ゾーン」にはコゲラ、シジュウカラ、キジバトなどの野鳥が好む、モッコク、コナラ、ハゼノキ、アケビなどを植栽しました。
野鳥や小動物が訪れやすくなるよう、ビオトープやバードバス、巣箱、エコスタック（石などを積んだいきものの棲み処）などを設けることで、いきものの生息環境づくりに取り組みました。
本件は、事業主のご要望を踏まえて生物多様性に配慮した
マンションづくりに取り組んだ結果、ABINC認証取得に至ったものです。
敷地周辺の武庫川河川敷きと里地の草本を調査し、比較的管理しやすいヨモギ、タンポポ、ワレモコウ、オミナエシなどを緑地計画に導入し、地域環境と調和する緑地づくりに努めました。
上空にはハヤブサが飛翔し、武庫川と六甲山系からつながる水と緑の自然豊かな地域に位置する敷地。その周辺にはまとまった森林もあり、こうした環境を利用するいきものを敷地に呼び込む環境づくりに努めました。
武庫川河川敷きで見られる稀少植物・カワラサイコの保全のため、その種子を採取し、敷地内で増やすなど地域固有の環境を大切に、その保全に取り組みました。
敷地周辺は広域にクヌギ・コナラなどの雑木林が点在。それらの自然と連なるよう敷地の1/4以上に72種、30,000本を植栽し、緑地として確保。四季を通して居住者が自然と親しめる環境づくりに取り組みました。
「バタフライガーデン」は、蝶が好む植物を選んで植栽しました。「どんぐりの森」は、花や実のなる樹木の植栽に加え、鳥のエサ台や巣箱、エコスタック（石などを積んだいきものの棲み処）を設け、いきものの生息環境づくりに取り組みました。
雨水が地下に浸透し水が供給されるよう、敷地全体には雨水浸透トレンチを、敷地内の歩道には透水性の舗装を使用しました。加えて、「どんぐりの森」にはウッドチップを撒き、雨水の有効利用による水の循環にも配慮しました。
一般社団法人いきもの共生事業推進協議会（ABINC）が、自然と人との共生を企業活動において推進することを目的に、オフィスビルや集合住宅などの土地利用における生物多様性の取り組みを認証する制度です。生物多様性イニシアティブ（JBIB）が開発した、「いきもの共生事業所®推進ガイドライン」に沿って認証を行っています。
生物多様性に貢献する
環境づくり
生物多様性に配慮した
維持管理
周囲の人々との
コミュニケーション
地域の希少種の保全に
貢献する整備活動などの
取り組み
一般社団法人いきもの共生事業推進協議会（ABINC）
ホームページ
長谷工テクニカルセンターは、17,662㎡の敷地に3 棟の施設を配置し､地上部と屋上緑化で8,030㎡の緑地を確保しています。南側の緑地では鳥が好む花や実のなる在来種の樹木を植栽しました。中央部にはビオトープを設け、近隣の小川から採捕したアブラハヤやミナミメダカを池に放流しました。 2018年3月の竣工以来、実施しているモニタリング調査では多くのいきものが確認でき、この地に新たに創出された緑地が生物多様性の確保に寄与し、多摩丘陵の生態系ネットワークの一助となっていることが確認できました。 長谷工テクニカルセンターでの取り組みで得た知見は、マンションにおける緑地創出や、生物多様性の確保を意識した管理運営に活かしています。
敷地面積の約45％の緑地を確保しました。
マンションにおける緑化の検証も兼ねて、多目的実験棟の壁面と屋上の緑化を行いました。
ビオトープでは多くのいきものの生息が確認できます。
