長谷工の現場

長きにわたって人々の暮らしを支える生活基盤である「マンション」をつくり続け、施工累計は70万戸を超えました。
当社の現場では、長谷工のマンションを熟知している「協力会社」との強いパートナーシップによって、高い施工品質が確保されています。
これからも「協力会社」と一枚岩になって、これまでの感謝の気持ちを忘れずに、住む人の笑顔を想像しながら、安全・安心で快適な住まいづくりに挑戦していきます。

「四位一体」の活動で目指す施工品質の向上

約300社の主力協力会社からなる組織「建栄会」と当社の「建設部門」「設計部門」「技術推進部門」は四位一体の体制で品質向上活動に取り組んでいます。

当社と建栄会は四半世紀にわたる強い信頼関係で結ばれており、この「四位一体」の品質管理体制が他社では見られない強みとなっています。

四位一体による品質活動イメージ
四位一体による品質活動イメージ

当社と建栄会は1991年から「自主管理活動」に取組み、高い施工精度の確保や品質管理に励んできました。2016年には、当活動25周年の節目を迎え、名称を「HASEKOバリューアップ活動」に改めました。「HASEKOバリューアップ活動」のロゴマークに描かれた5本の黒い線は、工種ごとに分類された「躯体」「設備」「外構」「内装」「外装」の5部会と職人の手を意味し、全ての力が結集し更なる飛躍を目指すことを表現しています。
活動成果は作業所や関係部署に発信されるとともに、年に1回開催される「バリューアップ活動報告会」にて更なる「継承」・「浸透」・「連携」・「前進」・「創造」・「変革」を図っています。

バリューアップ活動委員会組織図

施工品質向上部門

工種ごとに5部会に分かれ、品質管理状況の確認や、新たな検討テーマの抽出をおこなっています。また、定期的な勉強会の開催や、部会間調整会議による工種を越えた活動を展開しています。

各部会 活動の様子

価値創造部門

バリューアップ活動を増幅・変換・伝達・変更することを活動理念とし、施工品質向上部門の「安全性」・「安心度」・「健康度」・「利便性」・「心理的快適性」の向上を図り、施工現場における新しい価値を創造する活動を行っています。

「働き方改革委員会」:女性が働きやすい現場作りを目指した意見交換会の様子

品質確保と作業効率の両立を実現

鉄筋先組は、2000年頃より本格的に施工を始め、現在ではスペースや揚重機の施工条件が整えば、各作業所で積極的に採用しています。これにより鉄筋工の作業の平準化、地上での作業による効率化、安全性向上が図られています。
PCa(※)製品の採用による効率化については、鉄筋、型枠工事の手間のかかる部位に重点を置き、使用量も大幅に増加しています。代表的なものは、キャンティスラブ先端の立ち上がり部分やコンクリート手摺、最近では階段もフルPCa製品の採用を推進しています。

  • PCa…プレキャスト鉄筋コンクリート
階段フルPCa
内スラブハーフPCa
キャンティスラブ先端Pca

2016年にはマンションでは初となる「トイレユニット」を開発しました。トイレ内の床・壁・天井仕上げ材を工場でパネル化、作業所内で組み立てるユニット方式を採用する事で、狭所で複数の職種が関わるトイレ工事の労務省力化・作業効率化を図ることができます。