先輩社員対談

小さい頃から家づくりに携わりたいと思っていて、建築学科に進んでもその思いは変わりませんでした。ただ就職する会社を決めるにあたっては、家づくりの中でも都市にあるような大きなマンションを手がけたいなと。マンションといえば長谷工！　最初から当社が第一志望でした。

建築学科で構造系の研究室にいたこともあり、就職活動ではゼネコンの構造設計を視野に入れていました。その中でも、「世界一高い建物づくり」よりも、「人を守る、安全性の高い建物づくり」に興味があった私にとって、人を守るマンションをつくっている当社はぴったりでした。

私は漠然とものづくりに関わりたいと思いながら就職活動をしていて、ふと閃いたんです。「街を歩いていて、自分が関わったマンションが見えたりしたら、誇れるのではないかな」と。当社に決めたのは、「ゼネコンでもあり、デベロッパーでもある」ところに他にはない独自性を感じたからです。

ずっと建築設計に携わっていたいと思い、学生時代は意匠系に進みました。就職先としてはアトリエや設計事務所も考えられますが、私は設計と施工部隊があり、建築のスタートからゴールまで見られるゼネコンしか見ていませんでした。

では、長谷工コーポレーションへの入社の決め手は？

当社で働く同じ大学の先輩や、その先輩に紹介してもらった女性の設計職の方に話を聞いてみて、すごくこだわってマンションを設計していることが感じられたことが大きかったです。

先輩社員に話を聞くのは大事ですよね。私は女性の施工管理職の方に、「女性所長もいるし、女性が活躍している会社だよ」と聞いて安心しました。

私は今所属している研究所を見学させてもらった時、先輩社員の皆さんがとても優しそうで、職場の雰囲気もいいなと感じて、ここなら安心して働けると思いました。

私がOB訪問をしていいなと思ったのは、先輩社員の皆さんが、当社の魅力はもちろん、一般的にはポジティブに思わないことも正直に伝えてくれたこと。この人たちは嘘をつかないし、誠実だなと感じ、そんな人たちと一緒なら、仕事を頑張れると思いました。

入社後、施工管理の部署で、４年間、大規模マンション２現場を経験する中でいろんな工事の担当を任され、施工管理職としての力を身につけました。その後、DX推進部に異動し、2年間、現場の効率化を支援する仕事に従事しました。現在は再び施工管理の部署に戻り、どうしたら効率化できるかを考えつつ、３現場目に携わっています。大勢の職人さんを束ねてものづくりを行い、どんどん建物が出来上がっていくのを見る日々は楽しく、達成感もあります。

エンジニアリング事業部第１設計室に配属後、２年間、先輩方が担当した物件を見て学んだり、建築確認申請について行政とのやりとりを行うなど、意匠設計職としての基本の基を身につけました。その後、半年間の施工実習を経て、現在は意匠設計に携わり始めています。

技術研究所地盤基礎研究室に配属後、携わったのは、気泡混合軽量土に関する研究でした。最初は会議に参加して議事録を作成することから始まりましたが、２年半で最終的には実験の計画書作成、第三者機関による技術審査会対応まで行い、多くの学びを得ました。N.Oさんのキャリアパスと同じく、今は半年間の施工実習中です。

不動産部に配属後、3日目には先輩とともに土地情報取得に向けて業者回りを始め、２週間後には早くも一人で回るように。そして今初めて、契約の準備をしているところで、デベロッパーとのすり合わせに苦戦しています。

まさに今、契約に向けた仕事を進行中で、自分が物件の舵を取っているという手応えを感じています。当初は土地情報の入手〜仕入れの仕事をそこまで難しいと思っていなかったのですが、そんなことはなく（苦笑）。自分がちゃんと動かないと全く進まないものなのだと痛感し、不動産営業としての自覚が生まれました。

期末の繁忙期に、建築確認申請を行ったことが忘れられません。その日1日で全てをやり切らなければならない切羽詰まった状況の中、上席と連絡を取り合いながら、建築確認済証の発行まで至った時はほっとしました。

私は、研究テーマの「気泡混合軽量土」に関して、第三者機関による技術審査証明を取得したことですね。審査会に向けての準備から、学識経験者などスペシャリストとの質疑応答に向けての文献や資料の用意まで行い、その結果、審査会の場でしっかり技術の根拠を示すことができたし、何よりも外部の方々とやりとりしたことが非常に勉強になりました。

４年目に外装担当を任されたことが印象に残っています。工程を自分で書いて職人の方々に指示して、イレギュラーなことが起きた時も自分で調整しながら、うまく最後まで終えることができた時は、自分の成長を実感しました。