想像的な未来へ。
私たち長谷工コーポレーションは、
長きにわたり「住む人が永く安心して快適に暮らせる住まいづくり」を追求し、マンションのスタンダードを築いてきました。そして2022年、未来の住宅を共創チームで実験的に創造する新たな挑戦として
「ivi
project」を発足しました。
このプロジェクトでは、長谷工コーポレーション技術研究所の研究開発、細田工務店の施工技術、石黒浩氏のロボット・環境技術、菊地あかね氏の未来の所作の美学を融合し、これまでにない住まいを創造します。光や音、空気、香り、触感といった住空間のあらゆる要素が、人の動きや時間に応じて自律的に変化し、住まいがまるで生きているかのように感じられる新しい体験を提供します。
人が環境を操作するのではなく、家が人と共に呼吸し共鳴することで、新しい体験を提供します。この革新が、住まう人の感性を刺激し、創造的なライフスタイルのきっかけを生み出します。私たちは、住宅づくりの常識を超え、建築・デザイン・技術が融合することで、「生きている家」を実現します。

作り手の豊かなアイデアを活かして、
自由な発想から「生きている家」を
創造します。

未来の住居を考えることは、
私たち自身が進化すること。
- 石黒 浩
- ロボット工学博士

住まいと暮らしの創造企業である長谷工コーポレーション。 そして数々のロボットやそれらに命を与えることを創造し続けている私たちロボット工学者。一見全くの異業種にも見える両者に共通することは、「人を探求すること」、そして「こころを持つロボットや家を創ること」です。ロボットも家も、人間の文化に支えられ、人間を進化させていきます。ivi projectはその新しい人間進化の新たな章を切り開く旅です。ivi projectが創る家は、住む者の進化を促しながら、本来の自分を見つける瞬間を提供してくれます。自然と技術とアートを融合した空間が、自らを再発見させるのです。ivi projectが目指すのは、単なる住居を越えて、住む者が家とこころを通わせ、自らを進化させることができる家の創造です。
石黒浩 ー 人間と関わる知的ロボットや知的環境研究者 ー
2009年より大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻教授(栄誉教授)。ATR石黒浩特別研究所客員所長(ATRフェロー)。
専門は人と関わるロボットや知的環境の研究。
with Life

プロジェクトメンバー
インタビュー
'生きている家'という
コンセプトを実現する上で、
最も重要だと考えた要素は何
ですか?
常務執行役員 エンジニアリング事業部長
「柔らかさ」と「ぬくもり」でしょうか。生き物は柔らかくて温かい。柔らかな曲線やぬくもりを感じる光、音、香り。テクノロジーに裏打ちされつつもそれを感じさせない柔らかさとぬくもりであふれた「生きている家」が実現できました。
取締役兼専務執行役員
光・音などの変化が、どのように人間の”五感”に影響を与えるのか実験を通して追及していくことで、まさに’生きている家’を具現化できてきたと考えます。
エンジニアリング事業部 DX推進室 室長
鼓動とか息遣いとか、生きていれば何もしていない時でも揺らいだり、少しずつ変化したりする要素を建物に散りばめて、全体として一つの生命を感じれるようにすること
技術研究所 先端技術研究室
技術研究所としては、照明と音の統一制御が最も重要だと思いました。特に照明制御の一端として音響を制御するのは初の試みでしたので、技術者としても挑戦をさせて頂きました。
エンジニアリング事業部 第3設計室
”家との対話”
デザインを決定していくプロセスの中で、最も重要視したポイントです。内外装に曲線をふんだんに取り入れていますが、この曲線一つ一つに意味を持っています。例えば階段や手摺は、動線に沿って人を迎え入れるような配置にしていたり、玄関は人が座りたくなるようなくぼみや出っ張りを設けていたりしています。
エンジニアリング事業部 第2設計室 設計部長
住まう人に家が調和してくれるように五感に響くテクノロジーの融合と安らぎを感じる曲面を取り入れた空間、自然(外部空間)との繋がりを意識したプランニング
'生きている家'を開発するにあたり、長谷工コーポレーションのこれまでの経験が
どのように活かされていますか?
常務執行役員 エンジニアリング事業部長
長谷工はこれまでも時代のニーズに合わせて人々の住まいと暮らしを作り続けてきました。高度成長期のマスプロダクションとしてのコンバス、多様性の時代に合わせたオーダー型マンションを経た今、これからの時代にふさわしい住まいと暮らしはどうあるべきかに思いをはせる。一人でも多くの方に本質的かつ普遍的な価値を持つ住まいとくらしを届けたい。「生きている家」は人ファーストかつ本質的、普遍的価値を持っていると思います。
取締役兼専務執行役員
企業理念である「都市と人間の最適な生活環境を創造し、社会に貢献する」という社員の想いとそれぞれの知見・経験が活かされていると考えます。
エンジニアリング事業部 DX推進室 室長
やっぱり心地よさ、快適さ、使いやすさ、その他さまざまな住宅としての基礎的要素が整っていてその上にコンセプトが乗ることが重要で、だからこそ本物たり得ると思います。
技術研究所 先端技術研究室
今まで施工してきた多彩なマンション等の経験を活かし、ある意味では無茶ぶりともいえる石黒先生の要求に対して、一技術者としては良い提案ができたのではないかと思います。言葉や画像だけでは当初石黒先生もあまりご納得いただけていなかった様ですが、サンプル品などの実物を通して完成に近づけていくことができてよかったです。
エンジニアリング事業部 第3設計室
照明、音響の技術研究所での実証実験は、長谷工コーポレーションの技術力があってこそ実現できました。今後、本プロジェクトが世に出ていく過程で、実験結果を足掛かりにして、説得力のある提案ができると思います。

ivi houseのシグネチャーエクスペリエンスを体験できる、日本初のモデルルームです。都市にいながら自然とのつながりを感じられる家を提案します。能動的に制御される音や光が住む人と住空間の対話を生み出し、感性豊かな生活体験を提供します。
「つながる、生きている家」として、人と家が調和する新たな住環境を実現します。
- #生きている家に暮らそう
これまでの家は、スイッチを押し、指示を与えることで初めて機能する存在でした。
しかし、私たちが目指す未来の家は、住む人の感覚と呼応し、環境そのものが人と共に変化する空間です。
2025年、この革新を具現化する「ivi project」が本格始動します。
これは、ただの住宅開発ではなく、「住まいの生命感」を追求するプロジェクトです。
光や音、空気が住む人の感覚を刺激し、家が人と響き合う—— それはまるで生きているかのような体験。
都市にいながら自然とのつながりを感じ、人と家が共鳴することで、新たな文化やライフスタイルが生まれます。
「住む」という概念を超え、住環境そのものが変化し、人と共に成長する時代へ——。「ivi project」は、その新たな章を描き続けます。
for
Humanity


大阪大学大学院基礎工学研究科教授、ATR石黒浩特別研究所客員所長、大阪関西万博テーマ事業プロデューサー、AVITA株式会社代表取締役。アバター、知能ロボット、芸術、哲学に興味を持つロボット学の研究者。

デザインスタジオKiQ(キク)のFounder & CEO、ディレクター。ブランドの体験デザインを所作から構築する情緒的なブランディングを専門とし、人間やロボットなどの振る舞いを「所作学」の概念でデザインする専門家として活動。

デジタルメディアから実空間における立体音響など、 様々なフィールドで活動するサウンドクリエイター。特に Liquid Mirror (音響彫刻) で知られる。 「生の存在」 をテーマに、認知の拡張を目指した音空間を創り出す。 石黒浩教授、菊池あかね氏主催のアンドロイド・アバター開発プロジェクト 「Shosa」におけるサウンド分野の開発者でもある。 世界各地でツアーや展示を行い、日本、マレーシア、イギリスにスタジオを構える。

神奈川県出身、多摩美術大学デザイン学科卒業、2008年に内原智史デザイン事務所入社。2024年シニアパートナー就任。光が持つ豊かな創造性を模索し、一つ一つの光を大切に手渡すような想いを込め、照明器具から都市景観照明まで幅広い領域を対象にライティングデザインを提案している。担当受賞歴:北米照明学会アワード他多数

山梨県出身、多摩美術大学環境デザイン学科卒業、2023年内原智史デザイン事務所入社。スタッフデザイナー。光の多様な在り方やその可能性を信じ、人々の五感に働きかけ空間や時間に愛着を感じる光のデザインを追及している。










住む人の感覚に働きかけます。
揺らぐ照明が時間帯や人の動きに呼応して変化し、家に生命感を与えます。
朝と夜で変化するアロマが空間に漂うことで
香りが生活のリズムと、心身のバランスを整えます。
人の動きや太陽の動き、そして季節の移ろいに合わせて
室内の環境音が変化することで、快適さを生み出します。
曲線的な空間で包まれるような居心地を提供し、
家があなたを包み込む感覚を表現します。