2018年12月12日

 長谷工コーポレーションと西日本電信電話は、ICTを活用した次世代型集合住宅「IoTマンション」の実現に向けた共同実証実験を開始します。

1.実証実験に至る経緯
長谷工は、これまで長谷工版BIM※1の普及への取り組みや、建設作業所の測量・管理・検査におけるドローン活用やAR・VR技術を用いた検査などについての実証を進めてきました。<別紙1>
一方、NTT西日本は、住まい等の不動産にICTを組み込むことにより、お住まいのお客さまに安心・快適・便利な暮らしをご提案する「ちょっと未来の暮らし創造プロジェクト※2」を推進してまいりました。
両社はこれまで、長谷工グループの「マンション設計・施工・管理・修繕技術」×NTT西日本の「ICT」を組み合わせ、次世代型集合住宅に向けた「IoTマンション」のあるべき姿の共同検討を進めて参りましたが、このたび準備が整ったことから共同実証実験を開始することとしました。
※1 BIM(Building Information Modeling)の特徴である連動性・可視性・一元性に加え、長谷工の設計・施工のノウハウを組み込むことで設計品質と生産効率を向上
※2「予め設定している機器連携・制御用のシナリオに基づき、日常生活における“コト(周辺環境、生活行動)”を各種センサー等が検知し、その情報をもとに身の回りの住宅機器や家電等がシームレスに連携する」というNTT西日本が推進する構想 <別紙2>

2.実証実験の概要
長谷工グループが手掛けるマンションの共用部設備(エントランスの共同玄関電子錠や宅配BOXなど)に、NTT西日本のICTを連携させ、マンションの利便性の向上をめざした実証実験を行います。
(1)実証項目
・顔認証を契機としてマンションエントランス共同玄関電子錠を開錠する
「顔認証」×「エントランスセキュリティ」の動作および精度の確認
・顔認証を契機としてサイネージにて宅配BOXの着荷を通知する
「顔認証」×「宅配BOX」×「サイネージ」の動作および精度の確認
(2)実証実験の期間・場所
・実証期間:2018年12月~2019年3月末(予定)
・実証場所:長谷工所有の社宅(千葉県市川市)

[左:実証実験の様子(社宅のエントランス・風除室)、右:顔認証によるメッセージ例]

3.各社の役割
(1)長谷工
・実証施設の提供
・居住者へのインタビューやアンケートの実施及び実証結果の分析
・マンションの設計・施工・管理面からの機能検証、事業性検証
(2)NTT西日本
・実証環境に使用する顔認証等のICTシステムの構築
・ICTシステム面からの機能検証および事業性検証

4.今後の展開について
本共同実証で得られた成果を利用した新築のIoTマンション第一号物件を2019年度中に完成することをめざし、今後も取り組みを推進してまいります。また、様々な住宅機器・情報機器が保有する各種情報とマンション居住者情報を繋げることで、お住まいの方に安全・安心、快適な暮らしをご提供するだけでなく、マンション管理会社にも有用な情報を提供してまいります。

<別紙1>
【長谷工グループのICT活用】

センサーネットワークの構築、AIやロボットの活用、クラウドサービスアプリケーションの開発などICT活用を本格化すると共に、「住まい情報と暮らし情報のプラットフォーム」(HASEKO BIM & LIM Cloud)の構築に向け、各種メーカーやベンチャー企業、大学や研究機関と幅広く連携をとり、オープンイノベーションを推進しています。

<別紙2>
【NTT西日本の「ICT」×「マンション」に向けた取組み】

今後は、連携機器を拡大させることで適時適切な情報提供、行動サポートや住空間の利便性向上をめざします。また、マンション管理員不足への対応や居住者サービスの向上に向けて、ICT技術とコールセンターを組み合わせた管理会社向けサービスの検討も進めていく予定であり、今後この取組みに賛同いただける企業等と広く連携を取り、ICTを活用した「ちょっと未来の暮らし」の創出と展開をめざしてまいります。

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