住まいの修理ガイド

エアコンが効かない?原因別のセルフチェック項目と、今すぐできる改善策を解説

更新日 2026年04月01日

この記事でわかること

エアコンが効かないときのチェックポイント
エアコンの設定モードや室内機の状態、室外機周辺の障害物など、3つのポイントを確認しましょう。

エアコンが効かないときの解決策
エアコンが効かない原因によって解決策は異なります。冷暖房効率を復活させる、正しいフィルター清掃の方法と室外機周辺の環境の整え方をご紹介します。

■ご注意

セルフメンテナンスを行なう際は、安全のため必ずエアコンの運転を停止し、電源プラグをコンセントから抜いた状態で作業を行なってください。

目次

エアコンが効かないときの3つの確認ポイント

エアコンが効かないと感じたときは、最初に「設定」「室内機(エアコン本体)」「室外機」の3つを確認しましょう。それぞれのポイントについて、以下で詳しく説明していきます。

設定

  • 冷房・暖房・除湿の「モード」は合っているか
  • 設定温度は合っているか

室内機(エアコン本体)

  • 風が出てくる吹き出し口にほこりがたまっていないか
  • 風向き(ルーバー)が極端に上や下を向いていないか

室外機

  • 室外機の周りに、プランターや荷物を置いていないか
  • 室外機がアルミシートやカバーで完全に覆われていないか

エアコンが効かないときの原因と解決策

エアコンが効かない原因を絞り込めたら、次に具体的な改善アクションを行ないましょう。ここでは、エアコンが効かない主な原因3つと、併せてその解決策もご紹介します。

  • フィルターの目詰まり
  • 室外機周辺の環境
  • 室内環境と空気の漏れ

フィルターの目詰まり

エアコンの効きが悪くなる主な原因として、フィルターの汚れが挙げられます。エアコンは室内の空気を吸い込んだうえで空気を放出して、温度を調節する仕組みです。そのため、フィルターがほこりで目詰まりすると、空気を吸い込む力が弱まり、結果として送り出す風も弱くなってしまいます。

フィルターの目詰まりでエアコンの効きが悪くなっている場合は、掃除機でほこりを吸い取ることで簡単に解決できます。まず、新聞紙を床に敷き、その上にフィルターを置いて、フィルターに付いたほこりを掃除機で表面から吸い取ります。裏面から吸ってしまうと、フィルターの目にほこりが詰まるため、必ず表面から吸いましょう。汚れがひどい場合は、シャワーを当ててほこりを水洗いし、日陰で完全に水気が取れるまでしっかり乾かしてから取り付けましょう。

フィルターの掃除は、2週間に1回を目安に行なうのがおすすめです。掃除機能付きエアコンの場合も、ダストボックスの中にほこりが満杯になっているケースがあるため、ボックスの清掃も忘れず行ないましょう。

室外機周辺の環境

室外機周辺の環境が整っていないと、エアコンが効かない原因になる可能性があります。

エアコンの冷房運転は部屋の中の熱を外に捨てることで部屋を冷やす仕組みになっています。その熱を捨てる役割を担っているのが室外機です。そのため、周りに荷物が置いてあると熱を逃がせず、効率が落ちてしまうことがあります。

室外機周りの荷物により効率が落ちる問題は、室外機の前面・後面・左右の側面・上のスペースを確保することで解決できます。特に、室外機の前面は通風口になるため、最低でも30cm以上のスペースを確保しなければなりません。最低でも2方向、可能であれば3方向以上は、周辺に障害物がない状態にするのが重要です。

たとえば、室外機周辺に置きがちな、レジャー用品やタイヤ、植木鉢などは、少し離すようにしましょう。また、室外機の裏側(アルミのフィン部分)に枯れ葉やごみが詰まっていないかも確認します。加えて、市販の室外機用日よけカバーをかけることで、直射日光によって室外機の効率が落ちるのを防ぐことができます。

室内環境と空気の漏れ

気密性が高いマンションでは、少しの工夫でエアコンの効率が大きく変わります。夏場であれば、直射日光が窓から入ると室温が上がってしまうため、外出時もカーテンやブラインドを閉めるだけで、冷房効率は飛躍的にアップします。また、サーキュレーターを併用して天井付近にたまった熱い空気をかき混ぜるのも効果的です。

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エアコンのセルフメンテナンスを行なう際の注意点

エアコンのセルフメンテナンスを行なう場合、作業をする前に、必ず電源プラグは抜きましょう。電源を入れたままだと、感電や故障につながることもあるので、作業に入る前にまずはコンセントを抜くことが重要です。

また、エアコンの内部を掃除する場合、無理に深追いせず、表面の清掃だけに留めましょう。最近は内部を掃除するスプレーも市販されていますが、電装部品にかかると故障や発火の原因になることもあるため、注意が必要です。

最後にフィルターの着脱には脚立が必要な場合もあるため、高所作業は注意して行ないます。足元が不安定なときは、無理をせず家族に協力してもらうか、プロへの依頼を検討しましょう。

自分で解決できないケース

フィルター掃除や室外機周りの環境改善を試しても状況が変わらない場合は、機器内部のトラブルや経年劣化の可能性があります。

エアコンの不具合でよくあるのは、風は出ているものの全く冷えない、あるいは暖まらないといったケースです。これは、配管の腐食や接続部のゆるみによって熱を運ぶ役割を持つ冷媒ガスが漏れ出していると考えられるため、業者に依頼しましょう。

また、エアコン本体から水が漏れてくる症状は、結露水を排出するドレンホースが内部で詰まっているサインであり、放置するとマンション特有の階下漏水トラブルに発展しかねないため注意が必要です。さらに、異音や異臭が解消されない場合も、内部パーツの破損や深部のカビが原因である可能性が高く、プロによる点検が必要なサインだといえます。

エアコンの効きを維持する予防メンテナンス

エアコンが効かないというトラブルを未然に防ぎ、性能を維持するためのメンテナンスのポイントをお伝えします。

まずは、エアコンを使うシーズン前に、試運転をすることが大切です。冷房は5月ごろ、暖房は10月ごろに最低30分程度の運転をして、不具合がないか確認しましょう。このひと手間で、エアコンが必須の時期に使えないというトラブルを防げます。

また、室外機にかけるカバーの取り外し確認を習慣化することも大切です。エアコン故障の最大の原因は、室外機にカバーをつけたまま運転することだといわれています。オフシーズンは室外機にカバーをかけているという人は、特に注意しましょう。

ペットを飼っている人や、エアコンの稼働時間が長い人は、1年に1回はプロによるエアコンクリーニングをすることがおすすめです。定期的な洗浄は、カビやほこりによる効率低下を防ぐだけでなく、アレルギー対策にも有効でしょう。

10年を過ぎたら考えたい、最新エアコンへの交換とリフォーム!

もし、お使いのエアコンが設置から10年以上経過しているなら、修理よりも交換を検討するタイミングかもしれません。エアコンの故障は修理で解決できる場合もありますが、製造年数が古いものは買い替えたほうが、メリットは大きいケースもあります。最新の省エネモデルでは、普通のモデルに比べて、電気代に驚くほどの差が出るため、節約したい方は買い替えを検討するのもよいでしょう。

また、エアコン交換を機に、お部屋全体の空気の流れやインテリアを見直してみるのもおすすめです。長谷工リフォームでは、幅広い実績と経験をもとに、それぞれの住まいに合わせた空間づくりを支援しております。住まいの現状を踏まえたうえで、最適なご提案から快適な空間の実現までしっかりサポートいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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山田 芳照

監 修

山田 芳照

DIYアドバイザー

1999 年、(株) ダイナシティコーポレーションを設立し、DIY情報サイトDIYCITYを運営している。DIYアドバイザーの資格を取得し、DIY普及活動として、2005年から6年間、NHK Eテレ「住まい自分流」に講師で出演した。以後、DIYをテーマにしたTV 番組の講師及び監修、企画制作を行っている。2013年からは、ホームセンターに置かれているHowtoシートの監修と制作を行い、社員研修やDIYセミナー、DIY教室、体験講座などの企画運営を継続して行っている。