特集

2024.03.28

推しは寝室! 枡田絵理奈の「家族の健康を守る」マンションとは?

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プロ野球選手の堂林選手と3人の子ども、そして愛犬と広島で暮らす枡田さん。今お住まいのマンションは子育て目線で選んだそう。推しポイントを伺いました。

――今お住まいのマンションを選んだ理由は何でしょうか?

 

枡田絵理奈さん(以下、枡田):今の家は4LDKなのですが、部屋数が決め手のひとつでした。うちは8歳の男の子、6歳の女の子、4歳の女の子がいて、両親が泊まりに来てくれる事も多いため、ある程度部屋数が必要だったんです。

 

4つの部屋は、子どもが遊ぶ部屋、子どもが勉強をする部屋、マルチに使う部屋、寝室、として使っています。リビングの向かいの部屋を子ども部屋にしたので、いつも遊んでいる様子が見えて安心です。

▲枡田絵理奈さん。2008年にアナウンサーとしてTBSテレビへ入社。スポーツ、報道、バラエティーなど幅広い番組を担当。2014年に広島東洋カープの堂林翔太選手と結婚し、広島へ移住。2015年にTBSテレビを退社し、現在はフリーアナウンサーとして活躍中。夫と3人の子ども、そして愛犬と、広島のマンションで暮らしている。
Instagram:@masuda_erina.official

――マルチ部屋はどのように使っているのでしょうか?

 

枡田:文字通りマルチに使っています。なんでも部屋です。夫がもらってきたトロフィーを飾ったり、両親が泊まりに来た時は寝室にしたり。私の衣装部屋も兼任しているので、洋服もたくさんあります。家族の誰かが体調を崩した時の避難場所としても使えるので、重宝していますね。

 

 

――お子さんが遊ぶ部屋と勉強する部屋を分けているんですね。

 

枡田:「リビング学習が良い」と聞いたので、我が家でも取り入れてみた事があるんですが、うちの家族構成ではうまくいきませんでした。小学生の長男が勉強している横で、幼稚園児の長女、次女が遊んでいる状況だと、どうしても勉強に集中できなかったようです。だから子どもが遊ぶ部屋と勉強する部屋を分けました。

▲自宅の間取りを書いてくれる枡田さん

――別々にしてからはどうですか?

 

枡田:集中できるみたいです。おもちゃを持ち込んではダメというルールにしている点も、集中力アップに繋がっています。あと、まだ勉強部屋を使っていない下の子にも良い影響があるんですよ。

 

「じゃあ勉強してくる」とリビングから移動するお兄ちゃんの姿を見て、かっこいいと思うみたいで(笑)。お兄ちゃんの真似をして、隣で並んで一緒に勉強しています。

 

 

――お気に入りの部屋を教えてください。

 

枡田:なんといっても寝室ですね。洋室に小上がりの畳を置いて、そこに布団を敷いて家族5人みんなで寝ています。私も夫も布団派だったので、前の家にも同じ物を置いていたんですよ。ただ、今の家の寝室の方が少し広いので、木材を足してサイズを合わせました。

▲枡田さんお気に入りの「小上がりの畳」スペース

枡田:日中は寝室から遊具部屋に早変わりします。布団だとサッと片付けられるじゃないですか。そうすると空いたスペースができる。そこに鉄棒やマットを置けば子どもたちが遊べる空間になるんです。

▲エアーで膨らませる室内遊具を置けば子どもたちの遊び場へ

枡田:こんな感じで大型の室内遊具も組み立てられます。小さく折りたためるので片付けも楽。うちの子たちはみんな運動が好きなので、逆立ちやでんぐり返しの練習もここでしています。寝室を遊具部屋にできるのは便利ですね。

 

――堂林選手も同じ部屋で寝ているのでしょうか?

 

枡田:家にいる時は同じ部屋ですね。子どもが小さいころは夜泣きがひどかったので、寝室は分けた方が良いかなと思ったんですけど、夫は腹が立つくらい(笑)どこでもぐっすり寝られるタイプなので大丈夫でした。

 

 

――今の家は広島に移住して何軒目なのでしょうか?

 

枡田:3軒目ですね。移住当初は、夫が決めてくれた2LDKのおしゃれなデザイナーズマンションに住んでいました。一軒家みたいに土間があったり四方を窓に囲まれていたりと、特殊な間取りでしたね。明るく開放感もある素敵なマンションだったのですが、我が家のようなヤンチャな子どもがいる家庭向きではではありませんでした。

 

たとえば窓に二重ロックが付いていないので、子どもでも開けられてしまう。更にバルコニーがない家だったので、窓から一気に下まで転落してしまうリスクがありました。それが本当に怖くて、片時も目が離せませんでした。だから2人目を妊娠した時に、小さい子どもがいても安心できるマンションに引っ越したんです。

▲子どもができてからマンションを選ぶ基準が変わったと言う枡田さん

――具体的にどのような点を重視したのでしょうか?

 

枡田:窓の二重ロックや開口制限もそうですし、子どもがよじのぼれる高さの窓はないか、などですね。目を離すと何をするか分からないので、あらかじめ対策している家が望ましかったです。

 

細かいところで言うと、外部廊下の柵の幅もチェックしました。幅が広いと子どもが物などを落としてしまうリスクもあるので。そういった色々な条件をクリアしたマンションに引っ越しましたが、3人目が生まれた事で少し手狭になったので、部屋数を求めて今の家に引っ越した、という流れです。

 

 

――その他に今のマンションを選んだ理由はありますか?

 

枡田:共用玄関のオートロックをはじめとした防犯面も、マンションを選んだ理由のひとつです。高さがあるので窓から侵入するのも難しいですし。

 

それに、一軒家だと家に車が駐車されていないだけで「今この家には誰もいないかも?」と思われる可能性がありますよね。でもマンションなら他の居住者も駐車場を利用しているので、そういう事はありません。

 

一軒家に住んだ事もあるので、もちろんその素敵さも分かるのですが、防犯面を強化すると我が家の場合は要塞みたいな家になってしまうなと(笑)。だから基本的にはマンションに絞って探していました。

▲子どものころはマンション住まいの時も一軒家住まいの時も両方あったのだとか

枡田:我が家の場合、近くに公園があるかどうかも、物件を選ぶポイントになっています。マンションには庭がないので(一階にある家などもありますが…)公園が庭の代わり。砂遊びをしたり、遊具で遊んだり、走り回れる環境が近くにあるのはありがたく感じています。

 

――住環境で重視した事はありますか?

 

枡田:静かすぎない場所が良いなと思いました。もちろん、線路が近かったり車の往来が激しかったりと、あえて騒音がする場所を選んでいるわけではありませんが、閑静な場所も避けました。周りが静かすぎると、自分の家の音が気になるかなと思ったんです。

 

たとえば子どもの足音や泣き声が響きすぎてしまうと、「うるさくないかな?」と近所の人に気を使ってしまうかなと。だから静かすぎない場所の方が、我が家の音が紛れると思いました。

▲お子さんの夜泣きがひどかった事もあり音には、やや敏感になっていたそう

――「静かな場所が良い」と言う人が多い中で意外な回答でした。

 

枡田:防犯面でも静かすぎる場所は少し怖いです。キャンプや遠征中など夫が不在の時もあるので、少しくらい音があった方が安心できます。そういう意味でも、今住んでいるマンションはすごく気に入っていますね。

 

子どもが産まれてから生活環境はガラッと変わりましたが、この家に住めたからこそ快適に暮らせています。3軒マンションを渡り歩いて、ライフスタイルによって選ぶポイントが変わるんだなと学びました。

 

 

取材・文:中村昌弘 撮影:平林直己

 

WRITER

中村 昌弘
ライター。「なかむら編集室」代表。住まい・暮らし系のメディアでの取材記事、ビジネス系の書籍の執筆などを手掛けている。 X:@freelance_naka

おまけのQ&A

Q.食育実践プランナーやアスリートフードマイスターなど、食事系の資格をたくさん取っているのは堂林選手のためでしょうか?
A.どちらかというと子どものために取りました。やはり食べた物でしか身体はつくられないので、食や栄養についてきちんと学んでおこうかなと。あとは「自信をつけるため」という理由もあります。子育てが忙しく仕事をセーブしていた時期は、「自分だけ成長していない」という気持ちを抱える事が多かったんです。だから家族にも自分にも役立つ資格を取って、何か武器をつくろうと思ったのも理由のひとつですね。
Q.お子さんにはそれぞれ自分たちと同じ仕事をしてほしいですか?
A.夫は「できれば野球選手は目指さないでほしい」と言っています。やっぱり大変なので、子どもに同じ道を歩んでほしいとは思っていないようです。下の子たちは女の子なんですけど、キッザニアへ行くとなぜかアナウンサーだけはやってくれません(笑)。