住まいの修理ガイド

シャワーヘッドやホースの交換方法は?交換の目安やメリット、日々のお手入れ方法まで解説

更新日 2026年05月07日

この記事でわかること

シャワーヘッドを交換する目安や確認事項
シャワーヘッドからの水漏れや、水圧が著しく低下している場合に交換します。シャワーヘッドの種類や型を必ず確認しましょう。

シャワーヘッドの交換方法
分離型はシャワーヘッドを反時計回りに取り外し、新しいものを時計回りで回して取り付けます。一体型は、モンキーレンチを使用して接続部分を取り外してから、新しいものを取り付けましょう。

■ご注意

シャワーヘッドとシャワーホースが正しく接続されていないと、水漏れの原因になることがあります。自宅にあるシャワーヘッドの種類を見分けるのが困難な場合や、取り外しが難しい場合は、専門の業者に相談しましょう。

目次

シャワーヘッドの寿命や交換する目安

一般的にシャワーヘッドの寿命は10年とされています。5年程度たつと劣化が見え始めることもあるでしょう。一方で、シャワーホースの寿命は5年といわれています。これらはあくまで目安であり、使用頻度によって異なります。たとえば家族で使用している場合は、使用頻度が高いため、劣化も早くなりやすいでしょう。寿命を超えていなくても、以下のトラブルが起きた場合には交換を検討する必要があります。

  • ヘッドからの水漏れ
  • 接続部分からの水漏れ
  • 水量や水圧の低下

それぞれ詳しく解説します。

ヘッドからの水漏れ

シャワーを止めているのに、シャワーヘッドから水が漏れる場合、内部のひび割れや劣化が原因の可能性があります。修理は困難なため、ヘッドの交換が必要です。吐水とシャワーの切り替えの甘さや、残留水が原因のこともあるため確認しましょう。

接続部分からの水漏れ

接続部分からの水漏れは、接続部品のゆるみやゴムパッキンの劣化が原因です。その場合はシャワーヘッド全体を交換しなくても、接続部分の部品であるゴムパッキンを取り替えるだけで解消されることが多いでしょう。しかし、ゴムパッキンを交換しても改善されない場合や、結合部分以外からも水漏れしている場合は、シャワーヘッド全体の取り換えが必要です。

水量や水圧の低下

水量や水圧が明らかに低下している場合は、まず散水板をチェックします。散水板とは、多くの小さな穴が開いたパネルです。散水板の詰まりが原因であれば、歯間ブラシや歯ブラシで掃除すると解決できます。掃除しても解消されないときは、シャワーヘッドを交換しましょう。

シャワーヘッドを交換するメリット

シャワーヘッドの交換は、水漏れ防止に加え、製品の機能に応じてさまざまなメリットが期待できます。

節水効果

新しいシャワーヘッドに交換することで、排出する水の量を減らせることがあります。節水機能が付いたものは、穴が小さく少ない設計が特徴です。メーカーにより異なりますが、水圧を維持しつつ水の排出量を30~50%程度も低減できるものもあります。また、一時止水機能付きのシャワーヘッドであれば、ボタンを押すだけで簡単に水を止められ、目を開けられないときにも水を出しっ放しにしてしまうのを防げるため便利です。使用する水の量が減ると、水道代やガス代も節約できるでしょう。

水圧や勢いが上がる

水圧改善機能の付いたシャワーヘッドを選べば、より強い勢いで水を出せます。穴の数を減らしたり、ヘッドを小型化したりすることで水が出る部分の面積が抑えられ、同じ水量でも水圧を高められる仕組みです。洗い流す時間を短縮したい方におすすめです。

浄水・塩素除去機能で水質向上

浄水機能を搭載したシャワーヘッドに交換することで、塩素臭やカビ臭の改善と、肌や髪へのダメージの低減が期待できます。これは、シャワーヘッドの内部にカートリッジをセットすると、水道水に含まれる塩素を取り除ける仕組みです。塩素は、肌や髪のタンパク質に影響を与え、ダメージの原因になることもあるため、肌や髪のケアを重視したい方には、おすすめの機能といえるでしょう。

水流が切り替えられる

洗浄するシーンに合わせて、水流を調節できるシャワーヘッドもあります。洗いたい部位によって水圧を変更することで、シャワーの効率や洗浄力を向上できるのがポイントです。たとえば、子どもやペットを洗う場合には水圧を弱めることで、刺激を抑えて優しく洗浄できます。

人気のキーワード

シャワーヘッドの交換前に確認すること

シャワーヘッドを交換する際には、今使っている型や種類を事前に確認しましょう。新たに購入したものが取り付けられないケースや、水漏れの原因になるケースがあるためです。取扱説明書やホームページに掲載されている取り換え方法を見て、判別する必要があります。シャワーヘッドとホースの接続部分に型番が記載されている場合もあるので、チェックしましょう。

種類

シャワーヘッドは、一体型と分離型の2つに分けられます。一体型はシャワーホースと一体化しており、シャワーヘッドのみを取り外すことはできないため、ホースごと取り換えなければなりません。その際は、ホースの長さも確認しましょう。分離型は、シャワーヘッド単体での取り外しが可能なため交換しやすく、現在はこちらが主流となっています。

メーカー

現在使っているメーカーと異なるメーカーの製品に交換する場合、アダプターが必要になることがあります。ネジの形状が合わないと、シャワーヘッドとホースの接続ができないためです。既存のメーカーが、KVK、MYM、ガスターの場合は、専用のアダプターを用意する必要があります。

賃貸でもシャワーヘッドの交換はできる?

賃貸の場合でもシャワーヘッドの交換は可能です。水漏れが発生している場合は、管理会社やオーナーに対応してもらえるケースもあるため、自身で取り換える前に確認しましょう。故障による交換ではなく自己都合で取り換える場合には、退去時には元のシャワーヘッドに戻す必要があります。交換前のシャワーヘッドは、乾燥させて保管しておきましょう。

シャワーヘッドの交換方法

ここでは、分離型シャワーヘッドの交換方法を紹介します。シャワーヘッドの交換作業は、DIYが初めての方でも簡単に行なえるでしょう。

必要な道具や部品

  • 新しいシャワーヘッド
  • 専用のアダプター(該当する場合のみ)
  • ゴム手袋(取り外しにくい場合のみ)
  • モンキーレンチ(取り外しにくい場合のみ)

交換方法

  1. 水栓を閉めて、水が出ないようにします。
  2. シャワーヘッドとホースを握り、反時計回りに回して取り外しましょう。ゴムパッキンが付いている場合は、ずれたり外れたりしないように注意します。シャワーヘッドが濡れていると外しにくいので、水分を拭き取ってから外すことがポイントです。滑る場合は、ゴム手袋を使用すると滑りにくくなります。それでも外せない場合は、傷を防ぐためにタオルを巻いたうえで「モンキーレンチ」という工具を使うと便利です。
  3. 新しいシャワーヘッドに交換して、外したときと逆回しで取り付けます。シャワーヘッドがまっすぐホースに取り付けられるようにしましょう。斜めのままネジを回すと、水漏れにつながることがあるためです。

シャワーホースの交換方法

シャワーホースを交換する際は、長さや接続口の型が合っているか確認しましょう。普段使っているものと長さが変わると、使いにくくなります。長さは1.2mから2.0m程度まであるため、浴室の広さや使い方に合わせて選ぶのがおすすめです。一体型の場合は、ホースごと交換しましょう。

必要な道具や部品

  • 新しいシャワーホース
  • 新しいシャワーエルボ(該当する場合のみ)
  • モンキーレンチ

交換方法

  1. 水栓を閉めて、水が出ないようにします。
  2. モンキーレンチを使って、シャワーホースと水栓の接続部分のナットを取り外しましょう。
  3. 新しいシャワーホースに交換して、元のように取り付けます。メーカーによっては、ホースと水栓の接続部分を連結するための「シャワーエルボ」ごと交換が必要なこともあるため、確認しましょう。交換後は必要に応じて、流量調節栓を調整すると好みの水圧に設定できます。最後に水漏れがないかチェックしましょう。

お手入れの仕方

新しく交換したシャワーヘッドを長く使うには、日頃から清潔に保つことが重要です。使用後は水気を拭き取り、定期的に掃除をすることで劣化を遅らせることができます。

水分をこまめに取り除く

シャワーヘッドを濡れた状態で放置すると、水垢の原因となります。使用後は、振って水分を払うか軽く拭き取りましょう。水分をしっかり拭き取ることで、汚れやカビを防げます。

散水板をブラシでこする

既に汚れている場合は、歯間ブラシや歯ブラシでこすって掃除しましょう。汚れが落ちにくいときは、中性洗剤の使用も効果的です。月に1回の定期的な掃除で、衛生的な状態を保てます。

シャワーヘッドの交換を機に浴室全体を見直しませんか?

シャワーヘッドの交換は、手順さえ分かれば簡単にできるうえ、多くのメリットがあります。長く清潔に使うために、日々のメンテナンスも欠かさず行ないましょう。

シャワーヘッドの寿命は10年とされていますが、お風呂にも寿命があり、15年~20年といわれています。シャワーヘッドを交換するタイミングで、思い切って浴室全体のリフォームを検討するのもよいでしょう。毎日の疲れを癒す場所だからこそ、常に快適な空間づくりが大切です。ぜひ一度、長谷工リフォームに相談してみてはいかがでしょうか?

家も気になる箇所が増えてきたら…そろそろリフォームかも? マンション室内リフォーム 詳しくはこちら

山田 芳照

監 修

山田 芳照

DIYアドバイザー

1999 年、(株) ダイナシティコーポレーションを設立し、DIY情報サイトDIYCITYを運営している。DIYアドバイザーの資格を取得し、DIY普及活動として、2005年から6年間、NHK Eテレ「住まい自分流」に講師で出演した。以後、DIYをテーマにしたTV 番組の講師及び監修、企画制作を行っている。2013年からは、ホームセンターに置かれているHowtoシートの監修と制作を行い、社員研修やDIYセミナー、DIY教室、体験講座などの企画運営を継続して行っている。