玄関の鍵が入るけど回らないときの原因と対処法!注意点と予防法も詳しく解説
この記事でわかること
玄関の鍵が回らない原因
鍵が回らない原因は、鍵の変形や摩耗、鍵穴のごみ・汚れ、シリンダーの劣化、ストライクの位置ずれなどが挙げられます。
玄関の鍵が回らないときの対処法
鍵が回らない原因が汚れであれば掃除を行ない、経年劣化であれば潤滑剤の使用が効果的です。これらで解決できない場合は、交換が必要になることがあります。
■ご注意
鍵が回らないときに使用する潤滑剤は、鍵穴用のものを使いましょう。一般的な防サビ潤滑剤を使用すると、鍵穴内部に汚れがたまり、状況が悪化する可能性があります。また、マンションの場合は、玄関のドアは共用部にあたります。作業を行なう前に必ずオーナーや管理会社に確認するようにしましょう。
目次
鍵が入るけど回らない原因
鍵が回らない原因は、鍵、鍵穴、そのほかの部品に分類されます。それぞれに起因する主な原因は以下の通りです。
鍵:変形、摩耗
鍵穴:異物、汚れ
シリンダー:潤滑性の低下、経年劣化、ネジのゆるみ
ストライク:位置のずれ
上記について詳しく解説していきます。
鍵が変形している
鍵が変形していたり、摩耗していたりすると鍵が回りにくくなります。経年劣化によって、鍵の凹凸が削れてしまうことで、鍵穴とのかみ合わせが悪くなってしまいます。また、落下などの強い衝撃が加わることで鍵が変形することも、原因として考えられるでしょう。
鍵穴にごみが詰まっている
鍵穴の中のごみや異物、汚れが詰まっていることも、鍵が回らない原因として考えられます。玄関の鍵穴はほこりや小石などの異物が入りやすいため、それらが詰まることで、鍵が入っても回らなくなってしまう場合があります。
シリンダーやストライクの不具合
鍵と鍵穴以外で、鍵が回らない原因として考えられるのは、シリンダーやストライクの不具合です。シリンダーは、長期間の使用によって内部の潤滑性が低下し、鍵が回りにくくなることがあります。また、経年劣化によってネジがゆるみやすくなり、その結果、しっかり固定されなくなる場合もあります。ストライクも、長年の使用によってネジがゆるみ、位置がずれると、鍵が回りにくくなる原因となります。
鍵が入るけど回らないときの対処法
鍵が回らないときは、原因を突き止め、その部品に応じた対処をすることが大切です。主な対処法としては、簡易的な修理や、各部品に適した潤滑剤の使用などが挙げられます。それぞれの対処法について紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
鍵:掃除、交換
鍵穴:掃除、潤滑剤の使用
シリンダー:ネジの確認・交換
ストライク:位置調整・交換
鍵周りの掃除または交換
鍵に汚れが付着している場合は、自分で掃除をすることで改善されるかもしれません。特にディンプルキー(表面に凹凸がある鍵)は、汚れの影響を受けやすく、定期的な掃除が必要です。掃除をする際は、歯ブラシや乾いた布でこすって汚れを取るようにしましょう。
スペアキーで試して問題なく回る場合は、使用していた鍵の変形や摩耗が原因である可能性があります。鍵自体に問題がある場合は、純正キーを取り寄せるなどして交換しましょう。このとき、交換した古い鍵は防犯上、保管するか、折ってから処分するようにしましょう。
鍵穴には潤滑剤
鍵穴の潤滑が不足して鍵が回りにくくなっている場合は、鍵穴専用の潤滑剤を使用しましょう。潤滑剤を使用する前に、鍵穴内部のごみや汚れを掃除することも大切です。掃除機で吸い取ったり、「エアダスター」を吹きかけたりして、ごみや異物を取り除きましょう。エアダスターとは、ノズルから空気を出してほこりなどを飛ばす用具で、主にパソコンのキーボードなどに用いられます。
掃除を済ませたら、鍵穴専用の潤滑剤を使用します。鍵穴からシリンダー内部に潤滑剤を行き渡らせることで、鍵が回りやすくなります。鍵専用の潤滑剤は、ホームセンターなどで比較的安価に購入できます。使用後は鍵を抜き差しして、潤滑剤をなじませましょう。
シリンダーとストライクは確認・交換
シリンダーのネジがゆるんでいる場合は、ネジの状態を確認し、必要に応じて締め直しましょう。ストライクの位置がずれている場合は、位置関係を確認して調整することが必要です。
ネジを締め直したり位置を調整したりしても鍵が回らないときは、シリンダーやストライクの交換が必要になる場合があります。交換する場合は、ドライバーで既存の部品を取り外し、新しい部品を取り付けます。部品の種類によって交換方法が異なるため、付属の取扱説明書を確認しながら作業しましょう。
潤滑剤の代わりに鉛筆?
鉛筆の芯に含まれる黒鉛には、金属の滑りをなめらかにする働きがあります。そのため、鉛筆を鍵の凹凸になぞり、鍵穴に抜き差しすることで、鍵が回りやすくなる場合があります。特に「B」や「2B」などの濃い鉛筆のほうが、含まれる黒鉛の量が多いため、より効果的です。
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鍵が入るけど回らないときの注意点
適さない潤滑剤の使用や、力技で無理やり解決することは、かえって鍵を壊す危険性があります。事前に注意するポイントをまとめたので確認しましょう。
- 無理やり回さない
- 誤った潤滑剤を使用しない
- 細い金具などで異物を取らない
無理やり回さない
鍵を無理やり回してしまうと鍵穴の中で曲がってしまったり、折れてしまったりする可能性があります。折れた場合、ピンセットやつまみで取り出せればよいですが、取り出せない場合はシリンダーの交換が必要になるかもしれません。費用や手間の増大につながるので、対処は丁寧に行ないましょう。
誤った潤滑剤を使用しない
回らない鍵の対処には、鍵穴専用の潤滑剤を使いましょう。鍵穴専用ではない潤滑剤やシリコンスプレーを使用すると、鍵穴内部でほこりと混ざり、汚れの塊ができてしまうことがあります。この汚れが原因で鍵が回らなくなった場合は、清掃などで改善することもありますが、状態によってはシリンダーの交換が必要になることもあります。
細い金具などで異物を取らない
針金やヘアピンなどの細い金具で異物を取ったり、ピッキングしたりすると鍵穴の中で折れてしまい、取れなくなる恐れがあります。たとえ異物を取り出せたとしても、鍵穴の内部に傷が付いてしまうと、動作不良につながり、シリンダーの交換が必要になるかもしれません。個人での解決が難しいと判断した場合は、業者に依頼しましょう。
鍵が回らないことを予防する方法
定期的にメンテナンスをすることで、鍵が回らなくなることを予防できます。主な予防策として2つご紹介します。
定期的な掃除
鍵や鍵穴の定期的な清掃は、鍵の正常な動作につながります。鍵は歯ブラシや布で汚れを取り、鍵穴はエアダスターなどを用いて掃除しましょう。その際、シリンダーやストライクのネジも締め直すとより効果的です。
潤滑剤の使用
適切な潤滑剤を定期的に使用することで、鍵が回りやすくなります。誤った潤滑剤を使用すると逆効果になることもあるため、必ず鍵穴専用のものを使用しましょう。潤滑剤の使用頻度は取扱説明書を参考にするのがおすすめです。一般的には、1年に2回程度の頻度で行なうとよいといわれています。
また、鉛筆を鍵側の凹凸に沿ってこするのも効果的です。
鍵以外にも不具合が見られたら住み替えという選択肢も!
シリンダーの耐用年数は10年程度といわれています。シリンダーに不具合が生じている場合は、ほかの住宅設備が劣化している可能性もあるでしょう。シリンダーの修理・交換を検討するタイミングで、住まい全体を見直すのもひとつの方法です。
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