なめろうの作り方。美味しく仕上げるコツを紹介!

「うちのご飯は世界イチ」の番外編、お料理の基本をご紹介するミニレッスンへようこそ。第138回は、「なめろうの作り方」です。なめろうの美味しい作り方を動画でご紹介します。

お隣さんが釣ってきたあじをくれたよ!たたきにしようか?

え~、おさかな、たたくの?
たたきは、包丁で魚をたたく料理のことさ!なめろうにすると美味しいぜ!


あ~、なめろうもいいね!でも、どうやって作るの?
じゃあ、今日は美味しいなめろうの作り方を教えてやるぜ!

目次

「なめろう」とはどんな料理?
なめろうとは、新鮮な生魚と味噌、薬味を包丁でたたき、和える料理です。もともと漁師が船の上で作っていた料理で、たたいた魚の舌触りがなめらかなことから「なめろう」という名前が付いたといわれています。
なめろうに使う魚は、主にあじやいわし、さんま、とびうお、さばなどの青魚です。そのほか、まぐろ、かつお、たちうお、さわらなどでもできますよ。
なめろうの作り方
白いごはんにもお酒にも相性のいい、「あじのなめろう」の作り方をご紹介します。
材料
- しょうが
- 1かけ
- にんにく
- 1かけ
- ねぎ
- 1/2本
- あじ(三枚おろしにしたもの)
- 120g
- 味噌
- 大さじ1/2
- 醤油
- 小さじ1
- 青じそ
- 2枚

しょうが、にんにく、ねぎをみじん切りにします。

三枚おろしにしたあじを細切りにしてから、粗みじん切りにします。

包丁で細かくなるまでたたきます。

よくたたいたあじの上に、味噌、醤油、しょうが、にんにく、ねぎをのせ、味がなじむようにたたきます。

ときどき全体を混ぜ合わせながら、なめらかになるまでしっかりたたきます。
2本の包丁でたたくと作業がラクに!
粗みじん切りした後は、2本の包丁を使ってたたくと効率的に細かくできるぞ!

器に青じそを敷き、なめろうをのせて完成です。
鮮度を保つために魚とお皿は冷やしてから調理を!
魚はたたいているうちに温度が上がってしまう。魚の鮮度を保つコツは、調理前に魚を冷蔵庫でしっかり冷やしておくことだ。器も冷蔵庫で冷やしておくと、食卓でも鮮度が保てるぜ!
人気のアレンジレシピ
なめろうが残ってしまった場合、翌日は火を通したアレンジレシピで楽しむことができますよ。簡単にできる人気レシピをご紹介します。
あじのさんが焼き

さんが焼きとは、なめろうを焼いて作る南房総の郷土料理です。なめろうを小さく丸め、円盤形にします。フライパンに油を入れて熱し、円盤型のなめろうを弱火で焼きます。焼き色が付いたら、裏返し、両面が焼きあがったら完成です。お弁当のおかずにもおすすめですよ。
あじのつみれ汁

なめろうに豆腐と片栗粉を加えて、フードプロセッサーで混ぜ合わせます。お湯を沸かした鍋に、なめろうをスプーンですくって入れます。出汁を入れて味を調え、三つ葉をのせればできあがりです。お好みでにんじん、しいたけなどを入れても合いますよ。

わぁ、このなめろう美味しいな

あったかいごはんにのせても美味しい~♪

わ~い、おいしいね~
あじ以外の魚を使えば、また違った食感や味が楽しめるぜ!


そうだ、今度はかつおで作ってみよう!