アンケートレポート「価値観調査」第2回

ブランシエラクラブでは、より深く会員のみなさまの暮らしを理解し、暮らしのヒントを見つけるため、価値観についてのアンケートを実施しました。第2回は、「心地よい住まい」についてです。“住まい”に焦点を当てて「よりよい暮らし」を見つめ直します。
※本記事では、回答者数 10,169名のうち、年代・性別の有効回答者数9,826名を対象としています。

価値観アンケート(設問数61問 )

回答期間
2026年02月10日 (火)~ 2026年02月23日 (月)
回答者数
計10,169名

目次

広い家より大切だったもの

このレポートでは「広い家」という表現は「部屋数」の多さを示しています。

「心地よい住まい」は、何によって決まるのでしょうか。
家の広さは暮らしやすさに影響を与える要因のひとつですが、広い家だからといって必ずしも暮らしやすいとは限りません。
本調査では、会員のみなさまにとっての「心地よい住まい」を決める条件について分析しました。

住まいから「よりよい暮らし」を見つめ直す

前回は、“よりよい暮らし”をテーマに生活満足度について見てきました。 今回は視点を変え、“住まい”に注目して「よりよい暮らし」を見つめ直します。

「いつかはマイホームがほしい」「広い家に住みたい」「新しい家がいい」そんな想いを持つ人も多いのではないでしょうか。

今回の調査で住まいの満足度を紐解いてみると、興味深い傾向が見えてきました。住まいの満足度を通して、「心地よい住まい」とは何なのかを探っていきます。

住まいに「満足」している人は86%

現在の住まいについてどの程度満足していますか。

住まい満足度:「満足」は満足・まあ満足の合計

現在の住まいについて会員のみなさまにお聞きしたところ、86%の人が「満足」または「まあ満足」という回答でした。

では、その満足度と関係しているのは何なのでしょうか?持ち家か賃貸か、広さ、築年数など——住まいの「条件」からひとつずつ見ていきます。

持ち家 or 賃貸 × 住まい満足度

今回の調査では、全体的に見ると持ち家に住む人のほうが、住まいの満足度が高い傾向が見られました。

では、住まい満足度を決めるのは、「持ち家」や「賃貸」といった現在の居住形態によるものだけなのでしょうか。

現在の居住形態が将来の希望と合っている人 × 住まい満足度

持ち家に比べて賃貸の場合は、住まいの満足度が低くなっていましたが、現在賃貸に住んでいる人で将来も賃貸を希望する人は、住まいの満足度が高くなりました。
持ち家か賃貸かという形態だけでなく、自分の希望する住み方と現状が合っているかどうかが、満足度に影響しているようです。

「広さ(部屋数)」 × 住まい満足度

「十分な広さがある」と思うか × 住まい満足度

このレポートにおける「広い家」とは、「居室面積」ではなく「部屋数」の多さを示しています。

「広い家」のほうが満足できる、と思われがちですが、今回の調査では広さ(部屋数)そのものによる差はそれほど大きくないという結果が出ています。

たとえば、家族で1LDKや2LDKに居住している場合の住まいの満足度も8割を超えており、広さ(部屋数)だけでなく居住人数を考慮したとしても、大きな差は見られませんでした。

一方で、同じ「広さ(部屋数)」でも、「十分な広さ(部屋数)だと感じられているか」に着目すると、結果が異なりました。

住まいの満足度において大切なのは、「部屋数がいくつあるか」ではなく、「広いと感じられるか」が大切だということが分かります。

住まい満足度:「満足」は満足・まあ満足の合計

新しい家のほうが満足できる?

「築年数が浅い家のほうが快適そう」といったイメージを持つ人も多いかもしれません。 実際に調査結果を見ても、築年数が上がるにつれて住まいの満足度は徐々に下がる傾向が見られました。

では、築年数が上がっても満足度が下がらない人はいるのでしょうか。

築年数そのものは変えられませんが、住まいに対する「向き合い方」は人によって異なります。「変化に応じて現在の住まいを修繕し住み続けたい」修繕派と「変化とともに適したところに住み替えたい」住み替え派の2タイプに分けて、満足度の違いを見てみましょう。

修繕派 or 住み替え派?

生活や住まいの経年変化に対してどのように暮らしたいか、近いほうを選んでもらいました。

結果は、住み替え派と修繕派がおおよそ半々でした。自身のライフスタイルに合わせた住まいを都度選びたい人と、愛着のある住まいに長く住みたい人で分かれているのでしょうか。

修繕派 or 住み替え派 × 住まい満足度

「修繕しながら住み続けたい」と考える「修繕派」の人は、住まいの築年数が上がっても満足度が高く保たれていました。一方で、「変化に応じて住み替えたい」と考える「住み替え派」の人では、築年数が上がるにつれて満足度は下がる傾向が見られました。

この結果から、どうやら住まいの満足度は「新しいかどうか」だけではなく、住まいとどう付き合っていきたいかにも関係しているようです。

心地よい住まいの鍵は「リラックスできるか」

ここまで、居住形態や広さ(部屋数)、築年数など、住まい満足度と関連しそうな項目を見ていきました。
いずれも住まいの満足度とかかわりはあるものの、今回の調査でより大きな差が表れたのは「心身ともにリラックスできる」と感じられているかどうかでした。

「心身ともにリラックスできる」と思うか×住まい満足度

住まいに「満足」と回答した人は、「不満」と答えた人よりも「リラックスできる」と感じている人の割合が大幅に高いという結果が出ました。

では、リラックスできている人は、何か特別なことをしているのでしょうか。今回の調査では、日常のちょっとした工夫との関連も見えてきました。

リラックスできる住まいを作る「小さな工夫」

たとえば、観葉植物や家族写真、アートなどお気に入りのものを飾っている人、また「片付いている」と感じている人は、そうでない人に比べて住まいの満足度が高くなりました。

大きなリフォームや住み替えだけではなく、日々の小さな工夫も心地よさにつながっているようです。

心地よい住まいは人それぞれ

心地よい住まいの形はひとつではありません。心身ともにリラックスできること。自分にとって「ちょうどよい」と感じられること。そうした積み重ねが、心地よい住まいにつながっているのかもしれません。

次回のテーマは「お片付け」。ものとの付き合い方から暮らしを考えます。

会員のみなさまのお住まい

会員のみなさまは、持ち家の集合住宅に住んでいる人が最も多く、全体の約75%を占めました。

間取りでは、3LDKに住む人が最も多く、続いて4LDK、2LDKという結果が出ています。そのほかのみなさまは、持ち家の戸建てが15%、賃貸の集合住宅は9%でした。

居住形態 × 間取りの分布

賃貸戸建ては回答が少なかった(1%)ため、ラベルを割愛

前回の記事では、「生活満足度」について紹介しています。 こちらも併せてご覧ください。

▶︎ 前回記事:アンケートレポート「価値観調査」第1回はこちら

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