洗濯機の排水ホースの外し方は?掃除方法や交換する際の注意点も併せて解説
この記事でわかること
洗濯機の排水ホースを外すタイミング
洗濯機の下から水漏れが発生している場合や排水口から異臭がする場合、またはホースが劣化している場合は、排水ホースの交換時期と考えられるため取り外す必要があります。
洗濯機の排水ホースの外し方
洗濯機のコンセントとアース線を抜いた後で、排水ホースを外します。ただ、ホースが洗濯機にどう接続されているのか、排水口がどの位置にあるのかは、洗濯機の機種や家の作りによって異なるため、自宅の洗濯機や排水口の状況は事前に確認が必要です。
■ご注意
排水ホースを取り外す際は、力で無理やり外さないことが重要です。無理やり外して部品が破損すると、修理代や部品代がかかるだけでなく、最悪の場合、洗濯機全体を交換することになってしまうかもしれません。また、排水ホースを再び取り付ける際には、しっかり取り付けないと水漏れする可能性があるため注意が必要です。
目次
洗濯機の排水ホースを外すタイミング
洗濯機を設置した後、排水ホースを取り外す必要はめったにありません。しかし、洗濯機や排水ホース本体に問題が生じたら、取り外さなければならない場合もあります。洗濯機の排水ホースを外すタイミングとしては、どのようなケースが考えられるのでしょうか?
水漏れしている
洗濯機の下に水たまりができた場合、排水ホースに穴が開いたり、破裂したりした可能性が考えられます。少量の水漏れでも、放置すると穴や破裂がさらに大きくなり、浸水被害につながるかもしれません。水漏れを発見したら、すぐにホースを新しいものに交換しましょう。
洗濯機の下は、あまりチェックすることがない場所なので、水漏れも見過ごされがちといえます。定期的に点検することで、大きな被害の予防につながるでしょう。
排水ホースや排水口から異臭がする
排水ホースや排水口に洗剤カスやほこりなどが溜まり、雑菌が繁殖すると、洗濯機の周辺から異臭がする可能性があります。洗濯機の周辺からニオイがする場合は、排水ホースや排水口を掃除するか、新しい排水ホースに交換しましょう。
排水ホースが劣化している
普段は目に付きにくい場所にある排水ホースですが、よく見ると濡れていたり、見た目が痛んでいたりするなら、劣化している証拠です。この場合は、大きな被害が起こる前に新しいホースに交換しましょう。
洗濯機の排水ホースを取り外す前に確認したいこと
洗濯機本体と排水口をつなぐ排水ホースの取り付け位置は、洗濯機の種類や設置場所の設計など、ご家庭によって異なります。排水ホースの接続口は、洗濯機本体の下部や側面から接続できるのが一般的です。また、排水口の位置も、本体の真下に位置するケースや本体の横にあるタイプなどさまざまです。そのほかにも、防水パンやかさ上げの有無によって、取り付けと取り外し方法は違ってきます。
洗濯機本体の真下にある排水口に排水ホースをつないでいる場合は、交換する前に洗濯機本体を移動させなくてはならないため、危険な場合があります。自分で排水ホースを取り外すことに不安を感じる方は、専門の業者に依頼すると安心です。ご自身で作業される際は、この点に気を付けたうえで、排水ホースの型番が合っているかなども確認するようにしましょう。
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洗濯機の排水ホースの外し方
洗濯機の排水ホースを外すときにあると便利なものとして、バケツやドライバー、雑巾、プライヤーなどがあります。これらを準備しておくと取り外しが楽になるため、持っていない方は購入しておくとよいでしょう。
排水ホースを取り外すときは、外した際に水が漏れ出ないように洗濯機を脱水し、洗濯槽の水も拭き取りましょう。次に、洗濯機のコンセントとアース線を抜きます。電源がいつでも入る状態で作業をすると、誤作動や漏電を起こす危険があるので、忘れずに抜いてください。
また、給水ホースを水栓に付けたまま作業を進めれば、洗濯機内に水が流れ込む可能性があります。念のため、給水ホースも外して作業すると安心です。給水ホースは、誤って水漏れを起こさないように、水道の蛇口を閉めてから外しましょう。
排水ホースクリップ別の外し方
排水ホースのクリップには、「ネジ式」「クリップ式」「スナップ式」の3つの種類があります。クリップが異なれば外し方も異なるので、事前に確認しておくとよいでしょう。
クリップ式
洗濯ばさみのような形で、排水パイプを挟んで止めるホースクリップです。クリップを手でつまんでゆるめれば外せますが、固くて簡単に外せない場合は、プライヤーを使うのがおすすめです。
ネジ式
ネジを回すとバンドがゆるんでいくホースクリップです。蝶ネジを手で回してゆるめるタイプと、ネジをドライバーでゆるめるタイプの2種類があります。
どちらのタイプであっても、ネジ部分に汚れやサビが付いていて、滑らかに回せない場合があります。その際は、潤滑剤やプライヤーを使うとスムーズに回せることがあるので、試してみるとよいでしょう。ネジ山や蝶ネジが破損するとネジを回せなくなるため、もしそうなったら、バンドを切るか専門業者に依頼しましょう。
スナップ式
スナップ式は、プラスチック製の結束バンドをかみ合わせて締めます。専用の道具は特に必要なく、かみ合わせ部分を横にずらすと簡単に外せるという特徴があります。
スナップ式で用いられる結束バンドは、何度も使えるものと使い切りのものがあります。使い切りの場合は、はさみかニッパーを使い、エルボ部分に傷をつけないように外しましょう。
接続部の位置による外し方の違い
洗濯機のどの部分に排水ホースが接続されているかによって、排水ホースの外し方は異なります。洗濯槽の下部(洗濯機の底)に接続されているものは、接続部に接着剤が使われているケースがほとんどです。年数が経っている洗濯機であれば簡単に外せますが、比較的新しいと接着剤の効力が残っているため、外しにくい場合もあります。また、排水ホースがたわまないように、バンドのようなもので固定されている品番もあります。
洗濯機の横側など、外側に接続口があるものは、クリップを取ってねじると取り外せます。
洗濯機の排水ホースの取り付け方
まず、排水ホースを洗濯機本体の接続部に取り付けます。次に、排水ホースを排水エルボに差し込みますが、排水エルボは排水ホースと排水口(排水管)をつなぐL字型の部品です。排水エルボに差し込む際は、根元まで押し込まないと水漏れする可能性があるため注意しましょう。
排水ホースをホースクリップでしっかり固定し、ゆるみがないようにします。クリップでしっかり固定できていないと、排水の際の振動によってホースが抜けてしまったり、水漏れしたりする可能性があります。
排水ホースをクリップで固定した後は、蛇口に給水ホースを取り付け、最後にコンセントやアース線を接続すれば完了です。
洗濯機の排水ホースを取り外す際の注意点
排水ホースを取り外す作業は、手順ややり方を押さえておけば簡単です。しかし、扱い方を間違えると排水ホースが破損する可能性もあるので注意しましょう。ここでは、排水ホースを取り外す際の注意点を説明していきます。
無理やり外さない
排水ホースや排水クリップを力で無理やり外さないようにしましょう。無理やり外そうとすると、部品や洗濯機本体が破損することがあります。破損してしまった場合、修理や部品に費用がかかるのはもちろん、最悪の場合、洗濯機本体を買い替えなければならないケースもあります。
再取り付けの際はきっちり
排水ホースを再び取り付ける際には、元通りに正しく取り付けてください。排水クリップやパイプにゆるみがないか確認が大切です。しっかり付けることで水漏れなどのトラブルを防げるでしょう。
排水ホースの掃除方法
排水ホースの洗浄は、酵素系漂白剤を使って行ないます。洗濯機から排水ホースを外した状態で洗浄しますが、漏電防止のために洗濯機のコンセントを抜き、水漏れしないように水道の蛇口を閉めてからホースを外しましょう。
2Lのお湯に酵素系漂白剤を大さじ1溶かし入れ、ホースの中に流し込んで30分程度つけ置きします。その際、ホースから洗浄液が流れ出ないように、ラップと輪ゴムなどを使って口をふさぎます。
洗浄液がパイプ全体に行き渡るようにホースを動かした後、ホース内の漂白剤を捨てて、2~3回洗い流すと完了です。
排水ホースの先端に付いた汚れは、歯ブラシなどでこすると落とせます。排水ホース内の汚れは、排水管用の細長いブラシを使って落とすとよいでしょう。
洗面所まわりのリフォームで暮らしを快適に
ここまで、洗濯機の排水ホースを外す方法や取り付け方、注意点についてご紹介してきました。排水ホースが劣化しているということは、洗面所全体が経年劣化していると判断してもよいでしょう。排水ホースの交換だけでなく、洗面所や脱衣所全体をリフォームして、新しく清潔な空間にアレンジするのがおすすめです。
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