ふすま(襖)の張り替えは自分でできる?事前確認や順序、注意点まで詳しく解説!
この記事でわかること
ふすまの張り替え方
ふすまの張り替えは、特別な知識やスキルがなくても行えます。マスキングテープの養生やふすま紙のカットなど工程は少なくありませんが、作業は基本的なものなので、誰でも簡単にできるでしょう。
ふすまの張り替えに必要な道具
マスキングテープやスポンジなど、なじみのある道具もそろえておくとスムーズに作業できます。張り替える前に何が必要か確認しましょう。
■ご注意
ふすまの張り替えは、道具と手順を押さえれば自分でもできますが、賃貸マンションやアパートの場合は注意が必要です。ふすまは管理者の所有物になるため、張り替えが許可されているか、作業に関するルールがあるかを事前に確認しましょう。また、下地の破れがひどい場合やきれいに仕上げる自信がない場合は、無理をせず業者に依頼しましょう。
目次
ふすまの張り替えは自分でできる?
ふすまの張り替えは、DIYに慣れていない方でも挑戦できます。最近では、枠を外さずにシールのように貼れるタイプや、アイロンで接着できるタイプのふすま紙も多く販売されています。そのため、作業の手間も少なく比較的簡単に張り替えられるでしょう。
自分で張り替える最大のメリットは、業者に依頼するよりも費用を大幅に抑えられる点です。コストをかけずにお部屋の雰囲気を変えたい方は、自分で張り替えるのがおすすめです。
この記事では、ふすまの張り替えに必要な道具から具体的な手順、きれいに仕上げるコツまで詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。
ふすまを張り替える前に確認すること
ふすまを張り替える前に確認することとして、ふすまの種類や状態のほか、ふすまの位置が挙げられます。
- ふすまの種類
- ふすまの状態
- ふすまの位置
それぞれ詳しく解説します。
ふすまの種類
ふすまには4つの種類があります。具体的には、構造がしっかりしている「本襖」や、本襖よりも重く頑丈な「戸襖」、軽くて低価格な「ダンボール襖」、マンションなどの集合住宅で多く使われる「発泡スチロール襖」が挙げられます。それぞれ張り替えの容易さや方法が異なるため、自分のふすまの種類を確認しましょう。
ふすまの状態
ふすまの状態をチェックしましょう。ふすま紙が単に汚れているだけなのか、大きく破れていたり、穴が開いていたりしないかを詳しく確認します。もし穴が開いている場合は、その下地(中芯)まで損傷していないかも確認が必要です。状態によっては、補修シールが必要になります。また、張り替える部分のサイズをしっかり測って、状態に合わせたふすま紙を購入しましょう。
ふすまの位置
ふすまは一枚一枚、鴨居や敷居に合わせて微妙に調整されていることが多く、ふすまを外すと元の位置が分からなくなることがあります。作業後に「ふすまがうまく閉まらない」といった事態を防ぐため、作業を始める前に、ふすまの裏側の上隅などに位置が分かる目印を貼っておくことがおすすめです。
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ふすまの張り替えに必要な道具
ふすまの張り替えをスムーズに進めるためには、道具の準備が欠かせません。必要な道具は、ふすまの種類やふすま紙のタイプ、枠を外すかどうかで変わってきます。なお、今回使用する道具は、比較的容易に張り替えられる一般的な戸襖を想定しています。
この記事でご紹介する「枠を外さず、のり(または水)を使って貼る」方法の道具と用途は以下の通りです。
- 引き手外し(または)マイナスドライバー : 引き手を外すため
- バール(釘抜き) : 釘を抜くため
- マスキングテープ(養生テープ) : のりが枠に付かないように保護するため
- カッターナイフ/地ベラ : ふすま紙をカットするため
- ハケやスポンジ/のり用トレイ : ふすま紙にのりを塗るため
- ふすま用のり : ふすま紙にのりが付いていない場合に必要
- なでバケ : ふすま紙の空気を抜いてシワを伸ばすため
- 釘締めと木づち(金づち) : 引き手を元通りに取り付けるため
- 養生シート : のりや水が床に付くのを防ぐため
もし、枠を外して張り替える場合は、枠を叩き外すための「木づち」や、古いふすま紙を湿らせて剥がすための「霧吹き」、「ヘラ」なども別途必要になります。
自分でできる!ふすまの張り替え手順
ふすまの張り替えの手順は主に以下の6つです。ここでは枠を外さないで張り替える方法をご紹介します。また、こちらもふすまの種類は戸襖を想定しています。
- 引き手を取り外す
- 枠をマスキングテープで養生する
- 古いふすま紙の上に新しいふすま紙を貼る
- 枠に沿って余分なふすま紙をカットする
- しっかり乾燥させる
- 引き手を取り付ける
それぞれ詳しく解説します。
1.引き手を取り外す
まず、ふすまの引き手を取り外します。引き手は釘で止まっていることが多いので、まずはバール(釘抜き)で釘を抜きましょう。その後、枠と引き手の隙間に専用の「引き手外し」やマイナスドライバーを差し込み、少しずつ持ち上げて外します。このとき、土台の木を傷付けないよう慎重に行ないましょう。
2.枠をマスキングテープで養生する
枠を外さないため、のりが枠に付着しないよう、マスキングテープ(養生テープ)で枠全体をしっかりと保護します。この一手間が、仕上がりをきれいにする重要なポイントです。
3.古いふすま紙の上に新しいふすま紙を貼る
ふすま本体を床に寝かせ、上から貼る新しいふすま紙を広げます。ふすま紙の裏面(のりが付いている面)全体に、ハケやスポンジを使って水、またはふすま用のりを均一に塗布します。その後、ふすま紙が少し伸びるまで数分待ち、ふすま本体の上部から位置を合わせて貼り付けましょう。中心から外側に向かって、ハケや乾いたタオルを使い、空気を抜きながらシワを伸ばしていきます。
この際、取り外した引き手の穴も、カッターで小さく×印の切り込みを入れておくと後の作業がラクになるでしょう。また、古いふすま紙が破れている場合は茶チリと呼ばれるふすま紙の下地となる、和紙で作られた裏打ち材で補修してから上記の作業を行ないましょう。
4.枠に沿って余分なふすま紙をカットする
ふすま紙を貼り終えたら、余分な部分をカットします。カッターナイフと、枠に刃が当たるのを防ぐための「地ベラ」(または大きめの定規)を使って、マスキングテープごと慎重に切り落とします。
5.しっかり乾燥させる
貼り付けた直後はふすま紙が水分を含んでシワになっているように見えますが、乾くにつれてピンと張っていくため心配はいりません。直射日光を避け、風通しのよい場所で陰干しし、完全に乾くまで(半日~1日程度)待ちます。
6.引き手を取り付ける
ふすま紙が完全に乾いたら、養生していたマスキングテープを剥がします。最後に、外しておいた引き手を、元の穴の位置に合わせて釘で打ち直し、取り付けたら完了です。
ふすまを張り替えるときの注意点
ふすまを張り替えるときの注意点は、以下の3点のように事前に確認が必要なことがあります。
- 湿気の多い日(雨の日)を避ける
- 古いふすま紙は無理に剥がさない
- 賃貸物件の場合は事前に大家さんへ確認する
それぞれ詳しく解説します。
湿気の多い日(雨の日)を避ける
ふすまの張り替えは、天気がよく湿度の低い日に行なうのが最適です。特に、のりや水を使って貼る場合、湿度が高い環境ではふすま紙が水分を過剰に吸収し、乾くのに時間がかかったり、乾いた後もシワが残ってしまったりする原因になります。きれいに仕上げるためにも、カラッと晴れた日を選んで作業しましょう。
古いふすま紙は無理に剥がさない
現在のふすま紙が大きく破れたり、カビが生えたりしていなければ、古いふすま紙の上から新しいふすま紙を重ねて貼るほうが、下地を傷めず作業も簡単です。無理に古い紙を剥がそうとすると、下地まで傷付けて表面がデコボコになってしまい、きれいに仕上がらなくなる可能性があります。
ふすま紙は通常2枚までの重ね貼りが推奨されており、3枚以上になると紙の厚みで表面が盛り上がり、枠との段差がなくなってしまいます。そうなると、見た目や開閉に支障が出ることもあるため、状況に応じて古いふすま紙は剝がすといった判断をしましょう。
賃貸物件の場合は事前に大家さんへ確認する
賃貸マンションやアパートにお住まいの場合、ふすまは大家さん(オーナー)の所有物です。無断で張り替えてしまうと、退去時に元の状態に戻す原状回復を求められる可能性があります。DIYで張り替えたい場合は、必ず事前に大家さんや管理会社に連絡し、「自分で張り替えてもよいか」「どこまで手を加えてよいか」などを確認し、許可を得ましょう。
ふすまの張り替えを機にお部屋の空間を見直そう
今回ご紹介した通り、必要な道具と手順さえ押さえれば、自分でもふすまの張り替えに挑戦できます。ただし、賃貸マンションやアパートにお住まいの場合は必ず事前に大家さんや管理会社に許可を得ることが重要です。また、下地の破れがひどい場合や、水張りタイプでシワなくきれいに仕上げる自信がない場合は、無理をせず専門の業者に依頼しましょう。
ふすまはふすま紙や引き手、縁の組み合わせでさまざまなデザインを楽しめるため、インテリアの一部としても活用できます。ふすまの張り替えをきっかけに、自宅の和室をさらに自分好みの空間にしませんか?長谷工リフォームであれば、専門の知識を持った経験豊富なスタッフが、個々のアイテム選びから雰囲気の演出まで、上質な空間作りをサポートします。ふすま1枚のご相談からお部屋全体のリフォームまで、「こうなったらいいのに」を実現するお手伝いをいたしますので、ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。
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