住まいの修理ガイド

ドアノブが緩くなったときの直し方は?詳しい方法や手順をご紹介

更新日 2026年02月10日

この記事でわかること

ドアノブの緩みが起きる原因
ドアノブの緩みは、長く使い続けているドアでよく起こります。この記事では、緩みが生じる原因について、取っ手の種類別に詳しく解説しています。

ドアノブの緩みに対しての対処法
ドアノブの緩みの直し方はドアノブのタイプによって異なります。この記事では、ネジが見えるタイプのドアノブと、ネジが見えないタイプのドアノブに分けて、自分で修理する際の手順や注意点を解説しています。

■ご注意

ドアノブの緩みを自分で直すときは、工具によるけがや部品の紛失に注意が必要です。また、潤滑剤や工具の種類が適していなかったり、正しい方法で修理しなかったりすると、さらなる故障の原因となることがあります。特殊な構造を持つドアノブやメーカー特有の仕様のものは、この記事の方法が適用できない場合もあります。事前に取扱説明書やメーカーのホームページを確認し、不安がある場合は専門業者への依頼がおすすめです。

目次

ドアノブの緩みは自分で直せる?

ドアノブの緩みの主な原因は、長く使い続けるうちにネジが緩むことです。ドアノブが空回りしていたり、さびていたりしなければ、自分で簡単に修理できます。ただし、緩みを直す前にドアノブの状態をよく確認することが必要です。 

特にマンションの場合、玄関のドアノブは管理規約で勝手に修理してはならないと定められているケースもあるため、必ず事前に管理組合に確認しましょう。

この記事ではドアノブが緩む原因や、タイプごとの修理方法について解説しているので、ぜひ参考にしてください。

ドアノブが緩む原因

ドアノブが緩む原因は、握る取っ手の部分が以下のどちらのタイプかによって異なります。

  • ハンドル
  • 握り玉

それぞれの緩みの原因について、詳しく解説します。

ハンドル

取っ手部分がハンドルタイプのドアノブの場合、緩みの主な原因はネジです。ハンドルタイプのドアノブには、ハンドル、台座、そして台座の下にある丸座の3か所にネジが使用されています。ドアの開閉を何度も繰り返すことで、これらのネジが徐々に緩んできます。ドアノブを使い続けるうえでは避けられないため、定期的なチェックが必要です。

一方、ハンドルが垂れ下がったり、戻らなかったりする場合は、ラッチの摩耗やバネの劣化・破損の可能性があるでしょう。ラッチとは、ドアの側面から飛び出している三角形の金属部品のことで、ハンドルを回すとラッチが引っ込んでドアが開く仕組みです。ドア内部のラッチにごみがたまっていたり、さびていたりすると連動するハンドルも動かなくなり、元の位置に戻らないことがあります。また、内部のバネの劣化や破損でも、ハンドルが水平に戻らなくなってしまいます。

ハンドルを下げてもドアが開かないときは、錠前が経年劣化していることや内部の角芯の折れが考えられます。室内ドアの場合は、ドアのパーツだけでなく錠前ごと交換することで対応できます。なお、玄関ドアがこの状態になってしまうと、ドアノブを交換するしかないため、業者に依頼しましょう。

握り玉

握り玉タイプのドアノブの緩みも、ハンドルと同様にまずはネジの緩みが考えられます。握り玉の場合は、丸座にのみネジが使用されているため、ドアを開閉する際の引いたり押したりする動作で徐々に緩んでいきます。つまり、使用するうえで避けられない動作が原因なので、定期的な確認が必要です。

また、ラッチを固定しているネジが緩むと握り玉との連動性が弱くなり、握り玉の緩みにもつながります。握り玉は回す動作でドアを開けますが、ラッチとの連動性が弱くなると空回りしているのを感じやすくなるでしょう。なお、ラッチのネジは外から確認できるので、丸座に加えてラッチのネジの緩みもチェックしましょう。

人気のキーワード

ネジがあるドアノブの緩みの直し方

ドアノブには、ネジが外から見えるものと見えないものがあります。

まずはネジが見えるドアノブの緩みを直す方法から解説します。手順は以下の通りです。

  1. ドアノブ、ラッチを外す
  2. 潤滑剤をさす
  3. ドアノブ、ラッチを戻す

各ステップについて、具体的に解説していきます。

1.ドアノブ、ラッチを外す

まずはネジが見えるタイプか判断するために、ドアノブや台座を確認しましょう。このとき、正面から見て分からない場合でも側面に付いている可能性があるため、くまなくチェックします。ネジが見つかったら、プラスドライバーで緩めてドアノブを取り外しましょう。その後はラッチを外します。ラッチは、ドアの側面にある金属の板に付いているネジをプラスドライバーで緩めると取り外せます。

細かいネジが使われていることが多いため、外したネジは分かりやすくまとめておき、なくさないようにしましょう。

2.潤滑剤をさす

部品にほこりがたまっていると動きが悪くなり、ドアノブの緩みや、がたつきを感じる原因になります。それぞれの部品を外して乾いた布で拭き、ほこりを取り除きましょう。

また、経年劣化により部品間の滑りが悪くなった場合は、「鍵用」「鍵穴用」と書かれた潤滑剤を使うと効果的です。一般的な潤滑剤や機械油は油分を含んでおり、時間がたつと固着して逆に動きが悪くなったり、ほこりを吸着して詰まりやすくなったりする恐れがあります。そのようなことを避けるために、油分を含まない速乾性の高い潤滑剤のみを使用しましょう。

3.ドアノブ、ラッチを戻す

掃除や手入れが終わったら、ドアノブとラッチを元に戻します。このとき、取り外した際とは逆の手順で進めていきましょう。

ネジが見えないドアノブの緩みの直し方

ここからは、ネジが見えないタイプのドアノブが緩んでいる場合の直し方を解説します。手順は以下の通りです。

  1. カバーを取り外す
  2. 中のネジを締め直す
  3. カバーを戻す

ネジが外から見えるタイプと手順はほぼ同じですが、最初の工程が異なります。以下で詳しく見ていきましょう。

1.カバーを取り外す

探してもネジが見当たらない場合は、ドアノブの側面にある小さな穴にプラスドライバーを差し込み、ドアノブを引き抜くか反時計回りに回して取り外しましょう。台座カバーにネジが見当たらない場合でも側面に小さな差し込み口があるため、ドアノブと同様、プラスドライバーを差し込んで台座カバーを外します。この際、力を加え過ぎてカバーをゆがませないように注意します。ドアノブが傷つくのを防ぐには、差し込み口に布を挟むと効果的です。

2.中のネジを締め直す

台座カバーを外すと中のネジが見えるので、プラスドライバーを使用してネジを締め直します。ネジが見えるドアノブと同様に、ドア側面のラッチも外して掃除をすることがおすすめです。ドアノブとラッチの両方をケアすることで、緩みやがたつきを確実に改善できます。

3.カバーを戻す

ネジを締め直したら、最後に台座カバーとドアノブをはめ直して修理は完了です。このようにネジが見えない場合も簡単に直せます。力加減が分からず、傷付けてしまうかもという不安がある方は業者に依頼することもおすすめです。

ドアノブの緩みを直す際の注意点

ドアノブの緩みを直す手順はシンプルでも、破損させないように注意すべき点があります。具体的に、注意すべき点としては以下の2つです。

  • 原因を正しく見極める
  • ネジを強く締め過ぎない

以下でそれぞれについて解説します。

原因を正しく見極める

ドアノブの緩みを直すときは、まず原因をよく見極めることが重要です。原因を正しく把握するには、緩みを確認した後、ラッチとの連動がうまくできているか確認する必要があります。ラッチとの連動に不具合がある場合、内部の部品の経年劣化が考えられるので、ネジを締め直すだけだと劣化を放置することになってしまいます。ドアノブをしっかりと直すために、ドアノブや台座のネジが緩んでいるだけなのか、内部が劣化しているのかを確認しましょう。

また、ドアノブ本体だけでなく、ドア側面のラッチを確認することも大切です。ドアノブの緩みは、ドアの劣化が始まっている兆候であり、ラッチが緩んでいるとドアノブの緩みを直しただけでは正常な動きに戻らない場合もあります。ラッチを確認する際は、ラッチのネジの緩みも併せて見るようにしましょう。

ネジを強く締め過ぎない

ネジを締め直すときは、いきなり強く締めないように注意が必要です。強く締め過ぎたり、場所によって締め方に差があったりすると、ドアノブへの負荷になってしまいます。ネジの締め過ぎを防ぐには、ネジを一度緩めてから、締まっていく感覚をつかみながら締めるのがおすすめです。また、全てのネジを緩めてから締め直すことで、ドアノブに加わる力を均等にしやすくなります。

ネジ穴は繰り返し締め直すことや経年劣化によって、広がってしまうことがあります。もし、ネジを回しても空回りして全く締まらない場合はネジ穴補修が必要です。この場合は、自分で対処するのは難しいため、無理をせずに業者に依頼しましょう。

ドアノブの緩みをきっかけに空間を見直そう

ドアノブは、少しの緩みならそのまま使ってしまいがちですが、放置するのは禁物です。緩みを放置しているうちに、内側から開かなくなって閉じ込められる危険性もあるからです。

家の経年劣化は気付かないうちに進んでいることもあるので、ドアノブの緩みをきっかけに部屋全体を確認してみましょう。

もし劣化かなと感じることがあればリフォームを検討することもおすすめです。長谷工リフォームでは、リフォームに関する無料相談を行っています。何年も住んで、傷んできた箇所が複数ある場合は、部屋ごとまとめてリフォームする選択肢もあります。「本当にリフォームしたほうがいい?」「どこをどう直せばよいか分からない」といったお悩みは、ぜひ長谷工リフォームにご相談ください。

リフォーム事例で素敵な住まいをのぞいてみましょう!

最新の設備や、自分好みの雰囲気の住まいは見ているだけでも楽しいですよね。長谷工リフォームではお部屋・予算・こだわり別にリフォーム事例をご紹介していますので、ぜひのぞいてみてくださいね。

リフォーム事例一覧

詳しくはこちら
山田 芳照

監 修

山田 芳照

DIYアドバイザー

1999 年、(株) ダイナシティコーポレーションを設立し、DIY情報サイトDIYCITYを運営している。DIYアドバイザーの資格を取得し、DIY普及活動として、2005年から6年間、NHK Eテレ「住まい自分流」に講師で出演した。以後、DIYをテーマにしたTV 番組の講師及び監修、企画制作を行っている。2013年からは、ホームセンターに置かれているHowtoシートの監修と制作を行い、社員研修やDIYセミナー、DIY教室、体験講座などの企画運営を継続して行っている。