住まいの修理ガイド

巾木にできた傷はどうやって補修する?直すタイミングや手順を解説

更新日 2026年02月18日

この記事でわかること

巾木の傷を補修する方法
木製巾木の傷はウッドパテで補修します。補修したい部分に、ヘラでウッドパテを埋め込み、はみ出ているパテを濡れた雑巾で拭き取ります。パテをしっかり乾燥させた後、傷消しクレヨンを塗ったら完了です。

巾木が剥がれた場合の補修方法
巾木が剥がれた場合は、内装用接着剤を利用して補修を行ないます。壁や巾木を保護するためにマスキングテープを貼ってから、剥がれている部分にヘラを使って接着剤を塗り込みます。最後に巾木と壁紙を圧着させたら完成です。

■ご注意

巾木の傷が深い場合は、ウッドパテを2回~3回に分けて埋め込むとより効果的です。また、巾木の剥がれを接着剤で直す際は、仮止めにマスキングテープを貼りましょう。

目次

巾木とは

巾木(はばき)は、壁と床の境目に取り付けられた高さ10cm程度の板のことで、「幅木」とも表記します。巾木は壁を保護すること以外にも、以下の3つの役割が挙げられます。

  • 壁を保護する
  • 壁と床の隙間を隠す
  • 部屋をきれいに見せる

壁と床の境目は、掃除をするときに掃除機が当たりやすく、傷つきやすい場所です。壁と床の境目が汚れたり、壁紙が剥がれたりすると見た目が悪くなるため、巾木を取り付けて壁を保護します。

また、壁と床の間には隙間が設けられていることが一般的です。地震で壁が壊れるのを防いだり、素材の伸縮を吸収・緩和したりするのが目的ですが、巾木はこの隙間を隠し、隙間風やごみの侵入を防ぐ役割もあります。さらに、室内の印象を左右するところも大きく、内装デザインには欠かせない部材のひとつです。

巾木の素材

巾木は、木や塩化ビニール、アルミ・金属などの素材で作られています。特に木製の巾木は温かみがあって、高級感もあることが特徴です。一方、塩化ビニール製のソフト巾木は、カッターで簡単に切れてDIYしやすく、汚れに強いメリットがあります。それぞれの素材ごとの特徴について、詳しく見ていきましょう。

木製巾木

天然木や集成材から作られた木製巾木は、フローリング材と調和しやすく、温かみのある雰囲気に仕上がるのが特徴です。さらに、本物の木ならではの高級感があり、床材と統一するとより上品な雰囲気になります。また、傷ができても研磨や再塗装で簡単に修復できるのがメリットです。

ただし、木製は材料費が高く、湿度変化によって変形しやすい点に注意しましょう。

ソフト巾木

ソフト巾木は塩化ビニールで作られており、薄くやわらかいのが特徴です。簡単に曲げられるため、角部分に取り付けやすいのはもちろん、薄いのでほこりがたまりにくく、掃除しやすい点がメリットです。さらに、木製巾木に比べてコストが低く、色のバリエーションが豊富で、床や壁に合わせやすいことからDIYにも適しています。

ただし、経年劣化や紫外線による色の変化、強い衝撃による傷つきやすさには注意が必要です。

アルミ・金属巾木

アルミやステンレス製の金属巾木は、金属特有のシャープなデザイン性に加え、耐久性や衛生面にも優れているのが特徴です。そのため、商業施設や医療施設などで用いられることが多い一方、一般的な住宅で使われることはほぼありません。

素材が硬く、接着にはコツがいるため、取り入れるにはプロへの依頼が推奨されます。そのため、ご自身でDIYしたい方には、木製巾木やソフト巾木がおすすめです。

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巾木を補修するタイミング

巾木の表面が剥がれかけていたり、割れていたりしたら、補修を行なうタイミングが迫っているサインです。特に、傷んでいる木製巾木やソフト巾木を放置すると、家の見た目が悪くなります。ほかにも、ほこりや水分が侵入したり、ケガをしたりする恐れがあるため、注意が必要です。

表面が剥がれかけている

巾木の表面が剥がれかけている場合、補修を行ないましょう。特にソフト巾木は接着不良で剥がれかけることがあるため、定期的に確認するのがおすすめです。さらに、キッチンや水まわりなどは、水分で巾木が膨らんでカビが発生しやすい傾向があります。また、ペットを飼っている場合はひっかき傷により、表面がさらに剥がれやすくなります。

割れている・欠けている

巾木が割れたり、欠けたりしているときも補修が必要です。巾木にものが強くぶつかると割れ・欠けが起こりやすいため、掃除機を使うときや大型家具を動かすときには特に注意しなければなりません。

傷が浅い木製巾木の場合は、ウッドパテで簡単に補修できる可能性もあります。巾木の傷の詳しい補修方法については、次の章で説明します。

巾木の傷の補修方法

巾木にできた小さな傷は、ご自身で補修できます。たとえば、木製巾木の傷には、ウッドパテを用いた補修がおすすめです。作業に取り組む前に準備しておくとよいものとして、以下の4つがあります。

  • ウッドパテ
  • ヘラ
  • 雑巾
  • 傷消しクレヨン

まず、巾木の傷の部分にウッドパテを少し多めに絞り出し、準備しておいたヘラでウッドパテの空気を押し出すように、補修箇所に埋め込みます。傷が深い場合は、ウッドパテを2回~3回に分けて埋め込むとより効果的です。ウッドパテを埋め込んだらヘラで表面を平らにならし、はみ出ているパテを濡れた雑巾で拭き取りましょう。補修箇所を十分に乾燥させた後、傷消しクレヨンを塗り、傷が目立たないように仕上げたら完了です。

巾木が剥がれた際の補修方法

湿気により木製巾木やソフト巾木が剥がれた場合は、内装用接着剤で補修する方法が効果的です。作業前に用意するものとして、以下の4つがあります。

  • 内装用接着剤
  • ヘラ(カッターや段ボールの切れ端などでも代用可能)
  • マスキングテープ
  • 雑巾

まず、巾木が剥がれている部分に仮止めとして、マスキングテープを貼っておきましょう。その後、巾木の浮きがある部分にヘラを使って接着剤を塗り込みます。接着剤は少量で十分なので、多く絞り出さないように気を付けましょう。もし接着剤がはみ出したときは濡れた雑巾で拭き取ります。最後に、巾木と壁紙が接着したらマスキングテープを剥がして完成です。

巾木が剥がれるのはなぜ?

巾木が剥がれる主な原因には、経年による接着剤の劣化、結露や湿気、物理的衝撃などが挙げられます。一般的に、巾木は内装用接着剤や両面テープなどで施工されますが、時間が経過するにつれて接着力が弱くなるという特徴があります。

また、結露や湿気などの影響を受けやすい点にも注意が必要です。というのは、巾木の接着剤が水気を含むと、接着力が弱くなるためです。

さらに、巾木に掃除機が当たったり、家具を動かす際にぶつけたりといった、物理的衝撃を与えた場合も剥がれやすい傾向があります。巾木が剥がれた際には、家の美観のためにも、補修や部屋のリフォームなどを行なうのがおすすめです。

巾木の補修が必要なら家全体のリフォームも検討しよう

ここまで巾木の補修方法や素材、剥がれる理由について紹介してきました。物理的衝撃や湿気、経年劣化によって剥がれた巾木は補修が必要です。また、木や塩化ビニールなど素材によって補修方法が異なるため、準備するものや手順をしっかり確認したうえで、作業に取り組みましょう。

上記で説明した通り、巾木の補修が必要になる大きな原因のひとつが経年劣化です。巾木の損傷が激しく、補修のレベルを超えているような場合には、お部屋全体のリフォームも検討してみてはいかがでしょうか。リフォームすることで、長年蓄積された傷や汚れの除去はもちろん、好みの雰囲気の部屋にアレンジできます。長谷工のリフォームでは、経験豊富なスタッフがお客さまのご希望をお伺いして、自分だけの空間を提案します。「壁紙とフローリングの色を合わせたい」「家の収納を増やしたい」といった方は、ぜひ一度ご相談ください。

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最新の設備や、自分好みの雰囲気の住まいは見ているだけでも楽しいですよね。長谷工リフォームではお部屋・予算・こだわり別にリフォーム事例をご紹介していますので、ぜひのぞいてみてくださいね。

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山田 芳照

監 修

山田 芳照

DIYアドバイザー

1999 年、(株) ダイナシティコーポレーションを設立し、DIY情報サイトDIYCITYを運営している。DIYアドバイザーの資格を取得し、DIY普及活動として、2005年から6年間、NHK Eテレ「住まい自分流」に講師で出演した。以後、DIYをテーマにしたTV 番組の講師及び監修、企画制作を行っている。2013年からは、ホームセンターに置かれているHowtoシートの監修と制作を行い、社員研修やDIYセミナー、DIY教室、体験講座などの企画運営を継続して行っている。