エアコンに生えた黒カビの取り方とは?カビが生える原因や予防方法も併せて解説
ニオイの原因にもなるエアコンの黒カビを落とす方法をご紹介。
■ご注意
エアコンの掃除をする際は必ず電源をオフにしてから行なうようにしましょう。また、エアコン内部の掃除を自分で行なうと故障につながる恐れがあるのでご注意ください。なお、今回紹介するルーバーや吹き出し口にカビが付着している場合は、内部にもカビが発生している可能性があるため、不安な方はプロの業者に任せるようにしてください。
エアコンにカビが発生する原因とは?
温度
カビは、温かい場所を好む傾向にあり、特に20~30度で活発になります。寒い冬であっても、エアコンを使用して部屋を温めると、カビが発生しやすくなる条件がそろってしまうのです。
湿度
カビは湿度が高い状態を好み、約70%を超えると活発になります。夏の暑い日の冷房稼働中に水滴が落ちてきた、という経験はありませんか?この水滴の原因は結露で、室温とエアコン内部の温度差によって発生します。この結露によってエアコン内部の湿度が上がり、カビが発生しやすくなります。
汚れ
カビは、ごみやほこりなどの汚れを養分にして繁殖します。エアコンは空気中の汚れを吸い込んでおり、汚れが集まりやすい環境にあるのです。汚れがたまったままだと、カビはこれを栄養源にしてますます成長する恐れがあります。
以上のように、「温度」「湿度」「汚れ」の条件がそろうことで発生したエアコンのカビを、そのまま放置していると、アレルギー性鼻炎や気管支喘息、アトピー性皮膚炎、夏型過敏性肺炎のような健康被害が起こる可能性があります。そのような状況に陥らないためにもエアコンの定期的な掃除は重要です。
ただし、エアコン内部にはフィンやファン、ドレンパンなどさまざまな部品があり、分解が難しいため、内部を掃除する際は、必ずハウスクリーニングをはじめとするプロの業者に頼むようにしましょう。
プロならエアコン内部まできれいに!
自分では掃除のできないエアコンの内部には、カビや汚れがたまっている可能性が!そのまま使うと、不快なニオイや空気の汚れの原因になることも。プロによる分解洗浄で、エアコン内部をきれいにすることができます。ぜひ、気になる方はエアコンクリーニングサービスのご案内も行なっている長谷工にご相談ください!
エアコンクリーニング
詳しくはこちらエアコンの掃除方法
エアコンの掃除をする場合は、分解はせず、エアコン周りをきれいにしたり、フィルターを外してきれいにしたりするくらいにとどめましょう。内部のカビが気になり、分解が必要な場合は、先にもお伝えした通り、必ずプロの業者にお任せすることをおすすめします。
今回は、自分で手入れができる場所のなかでも、カビが生えやすい場所であるフィルター、ルーバー、吹き出し口の掃除方法をご紹介します。
使用するもの
・タオル
・割り箸
・輪ゴム
・掃除機
・スポンジ
・アルコール水
・ハンディワイパー
・キッチンペーパー
フィルターの掃除方法
■所要時間:30分~
■難易度:★★★☆☆
■掃除頻度の目安:2週間に1回
まずはエアコン前面のカバーを開け、フィルターを取り外してから、掃除機でフィルターのほこりを吸います。この際に、フィルターを外さずに掃除機をかけるとカビやほこりが部屋中を舞ってしまうので外して作業しましょう。
次に、フィルターを水かお湯で洗浄します。裏側から表側に向かって水をかけると落としやすいですよ。油汚れのような水で落としきれない汚れは、せっけんとスポンジを使用し、優しくこすり落とします。
洗い終わったら、せっけんの残りがないようしっかりとすすぎ落としましょう。すすぎ残したせっけんがカビの原因になってしまうためです。
すすぎ終わったら、水気をタオルや布で拭き取り、完全に乾いたらアルコール水をスプレーして再度乾かしてから装着します。水気を取りきれないとカビの原因になるため注意しましょう。
ルーバーの掃除方法
■所要時間:10分~
■難易度:★★☆☆☆
■掃除頻度の目安:2週間に1回
ルーバーとは、エアコンの吹き出し口に付いている横長の板のような部品を指します。ルーバーが外せる仕様の場合、掃除の際には外して水洗いすることをおすすめします。
ルーバーを掃除する際は、黒カビだけでなくほこりが付着していることも多いため、最初はハンディワイパーで軽く掃除をします。
その後、手が届きにくい箇所は、割り箸に薄い布やキッチンペーパーを巻き付けて輪ゴムで固定した簡易掃除棒を利用すると、掃除がしやすいのでおすすめです。簡易掃除棒を使用する際は、アルコール水をスプレーし、細かい部分のカビを取ります。
なお、ルーバーの掃除では、アルコール以外のすすぎが必要な洗剤は使用しないようにしましょう。先に述べたように、せっけんや中性洗剤のような泡の立つ洗剤のほとんどはすすぎ残すとカビの原因になってしまうからです。掃除の際は、除菌ができて、揮発性の高いアルコール水の使用が最適です。
吹き出し口の掃除方法
■所要時間:10分~
■難易度:★☆☆☆☆
■掃除頻度の目安:2週間に1回
吹き出し口に付着したカビに対しては、ルーバーを外せない場合と外せる場合の2つの掃除方法をご紹介します。
まずエアコンのルーバーを外さずに掃除する場合は、簡易掃除棒を使用し、アルコール水をスプレーして隙間から掃除をします。
一方で、ルーバーが外せるタイプのエアコンの場合は慎重にルーバーを外した後、吹き出し口をキッチンペーパーや布にアルコール水をスプレーして拭きます。アルコール水は揮発性なのでそのまま放置できますが、特に早く乾かしたいときは30分程度送風運転しましょう。
なお、ルーバーや吹き出し口にカビが付着している場合は、エアコン内部にカビがたまってしまっているサインかもしれません。その際は、ハウスクリーニングをはじめとするプロの業者に任せるようにしましょう。
きれいな状態を保ち続けるためには?
せっかくエアコンの掃除をしても、すぐにカビが発生してしまったらショックですよね。少し工夫するだけでエアコン内のカビは発生しにくくなります。ここでは、エアコン内をきれいに保つためのポイントをご紹介します。
部屋の換気
部屋の換気を行なうことで、室内の空気を入れ換えたり、ほこりを外に出したりする効果があります。カビが発生しやすい条件がそろわないように、定期的に部屋の換気を行ないましょう。
フィルターの定期的な掃除
フィルターは、ほこりやごみの受け口であるため、汚れが集まりやすい箇所です。フィルターの掃除を怠ると、ほこりが原因でカビが繁殖してしまったり、エアコンの効きが悪くなってしまったりといった可能性もあります。
フィルターは、ほかの部品に比べて外しやすいので、こまめに掃除することをおすすめします。
エアコン内部の乾燥
エアコン内部を乾燥させることで結露を乾かし、カビの繁殖を防ぎます。エアコンを使用した後、送風運転にすると湿気を減らせます。エアコンによっては内部クリーン機能が付いているものもあるため、チェックするとよいでしょう。
プロならエアコン内部まできれいに!
自分では掃除のできないエアコンの内部には、カビや汚れがたまっている可能性が!そのまま使うと、不快なニオイや空気の汚れの原因になることも。プロによる分解洗浄で、エアコン内部をきれいにすることができます。ぜひ、気になる方はエアコンクリーニングサービスのご案内も行なっている長谷工にご相談ください!
エアコンクリーニング
詳しくはこちらエアコンのカビ臭さがなくなった~!これで夏場を快適に乗り切ることができるね。
カビを内部に侵入させないためにも定期的なエアコン掃除が必要ニャ!ほこりがたまったなと感じたときに掃除をすることを心がけるとよいニャ。
ほこりがたまったら注意サイン!これからはこまめに掃除しようっと!
エアコンがカビ臭い気がする…。心なしかいつもよりエアコンの効きも悪い気がするし。エアコンのカビはどうすれば取り除けるの?
エアコン表面のカビは拭き取ればきれいにできるニャ!でも、エアコン内部の汚れは自分では掃除できないから注意が必要ニャ。