丸山町南住宅

マンション建替えの概要

建替えでバリアフリー化を実現
建物と敷地高低差による2つの階段の上り下りの不自由を解消

丸山町南住宅は1955年に東京都住宅供給公社により分譲された階段型2棟32戸の団地でした。築後50年も過ぎると建物の老朽化や排水設備の不具合等が日に日に表面化し、また敷地内に約5mの高低差があったため一棟の居住者は敷地と建物の2つの階段の上り下りを余儀なくされ、高齢者に対する配慮としてバリアフリー対策も急務となっていました。

2017年に大和ハウス工業がデベロッパーに、2018年に長谷工コーポレーションが設計・建設会社に選定されました。2018年9月に区分所有法に基づく建替え決議が成立しましたが、所有権と借地権とが混在していたため、2棟それぞれの集会で建替え決議を実施、あわせて底地権者である東京都住宅供給公社から建替え承認を得て土地所有者全員の同意状態をつくりあげました。 敷地高低差の調整や擁壁工事のため都市計画法に基づく開発許可が必要であったこと、また所有権マンションに建替えるには底地権を東京都住宅供給公社から建替組合が買い取る必要があり、これらは権利者全員の同意を取得して事業が進められました。

新しいマンションはバリアフリー・マンションとなり、18名の権利者の方にご入居いただくことができました。