東丘住宅

マンション建替えの概要

「千里ニュータウン地区環境保全に関する基本方針」による容積割り増しを適用、
環境配慮とともに事業条件の向上も実現

東丘住宅は、1968年に大阪府住宅供給公社より分譲された5棟152戸の団地でした。
1996年建替えの検討が始まり、2002年に事業協力者選定が行われ、全部譲渡方式の等価交換事業として合意形成を図りましたが全員の合意が成立せず、事業協力者が撤退しました。
しかし2年後の2004年に建物対策協議会を設立、その2年後の2006年には建替え決議を視野に入れた推進決議が成立され、事業協力者として積水ハウス・長谷工コーポレーションが選定されましたが、
直後にリーマンショックが発生。急激な経済情勢の変動による条件の見直しを余儀なくされ、事業の推進が一時ストップすることもありましたが、数度に渡る協議や説明会の開催、誠心誠意を尽くした話合いを行うことにより事業を再び進めることができ、2012年12月に246戸の新しいマンションが完成しました。

豊中市初のマンション建替え円滑化法による組合施行事例（関西圏3件目）であり、 駐車場棟の屋上を緑化庭園とし、「千里ニュータウン地区環境保全に関する基本方針」による容積割増しが適用された結果、
本来、許容容積率150%のところ容積率180%の計画とすることができ、費用負担の軽減が図られました。