2008年06月05日

長谷工コーポレーションは、新築の設計変更やリフォームにおける間取り変更に対応しやすく、遮音性能も改善したマンション用二重床システム「HBYSシステム」を泰成電機工業と共同開発しました。(特許出願中)
新築分譲マンションには現在販売中の「ヴィーナススクエア」(所在地:滋賀県大津市、総戸数:376戸)を含め、現在、関西圏・東海圏の7物件(内完成済3物件)に採用されております。
お客様の希望に応じてメニュープランの中から間取りやカラーを変更できる「Sel-Fit」を更に充実させるためのメニューの一つと位置付け、東阪ともに長谷工が設計・施工する物件の事業主に対し積極的に採用提案してまいります。   


【特徴】

1.間取り変更の自由度が向上
・床先行二重床工法を採用し、壁材や下地材を支えるための支持脚の本数を一般的な床先行二重床より2割程度増加し、均等配置したことで、間仕切り壁の位置を自由に設定することが可能になりました。

2.遮音性能が向上
・パーティクルボード25mmに加え、新制振ボード7mmを使用し、面剛性・質量を高めるとともに、間仕切り壁下の補強として音を伝達しやすい硬い補強脚を使用しないことで一般的な床先行二重床よりも床衝撃音遮断性能が向上しました。

3.施工品質の安定化
・床先行工法は造作工事を行う時に床下地が完了しているため、造作工事を含めた内装工事において作業床に障害物がなく、壁先行二重床よりも内装工事の安全性が確保でき作業性が向上しました。

[新開発した床先行二重床「HBYSシステム」]

[断面詳細図]

【ご参考】

断面詳細図

[一般的な壁先行二重床]

[一般的な床先行二重床]

[遮音性能比較]
・ 軽量床衝撃音遮断性能については、一般的な二重床の現場性能がLL-45~50(当社実績、建築学会による適用等級の1級~2級に相当)程度でしたが、本システムは、実験室および現場での検証の結果、LL-40~45(建築学会による適用等級の特級~1級に相当)を確認しています。

表 建築学会 集合住宅の床衝撃音レベルに関する適用等級

  

[関西圏・東海圏採用物件]

・Nagoya-CenterTower
(所在地:愛知県名古屋市、総戸数:153戸、売主:三交不動産他、竣工:2008年3月)
・プレティナージュ御池東洞院
(所在地:京都府京都市、総戸数:69戸、 売主:名鉄不動産他、竣工:2008年3月)
・ラ・ビスタ宝塚レフィナス
(所在地:兵庫県宝塚市、総戸数:372戸、売主:近鉄不動産他、竣工:2008年3月)
・プレティナージュ苦楽園
(所在地:兵庫県西宮市、総戸数:62戸、売主:名鉄不動産、竣工:2008年6月)
・プレミスト和泉府中
(所在地:大阪府和泉市、総戸数:323戸、売主:大和ハウス工業、竣工:2008年9月)
・レジデンスタワー上本町
(所在地:大阪府大阪市天王寺区、総戸数:166戸、売主:伊藤忠都市開発、竣工:2009年2月)
・ヴィーナススクエア
(所在地:滋賀県大津市、総戸数:376戸、売主:東レ建設他、竣工:2009年3月)

[首都圏採用予定物件]

・JV新所沢
(所在地:埼玉県所沢市)
     
 
[「プレティナージュ苦楽園」外観パース ]
 
[「ヴィーナススクエア」外観パース]
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