2019年10月02日

 長谷工グループは、このたび、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する『2019年度グッドデザイン賞』に、「プライムメゾン江古田の杜・グランドメゾン江古田の杜」「OSEKKAI(おせっかい)プロジェクト」の2件が受賞しました。
 長谷工グループでは、住まいと暮らしの創造企業グループをスローガンに掲げ、今後も生活者からの支持が得られる商品づくりや、住まい・街づくりの提案に力を入れてまいります。

[左:「プライムメゾン江古田の杜・グランドメゾン江古田の杜」・右:「OSEKKAI(おせっかい)プロジェクト」]

グッドデザイン賞とは
1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
http://www.g-mark.org/

 

■受賞プロジェクトの紹介


(1)「プライムメゾン江古田の杜・グランドメゾン江古田の杜」    (中~大規模集合住宅)

※受賞;積水ハウス㈱、㈱坂倉建築研究所、㈱長谷工コーポレーション

【概要】
子育て世帯向け賃貸・分譲住宅、高齢者向け賃貸住宅・単身者向け賃貸住宅、老人ホームに、保育所、学童クラブ、レストラン、子育て支援施設、スタジオ、コンビニ、薬局を併設した多世代交流・循環型まちづくり。「コドモイドコロ」のあるまちをテーマに里山の緑を共有し、人と人、人とまちの「結び付き」を育むことを目指しました。
【審査員コメント】
賃貸住宅と分譲住宅、サービス付き高齢者向け住宅を組み合わせたものは、近年、その事例が増えてきたが、その中でも、大規模な開発であることを活かして、地域との連携を積極的に織り込んでいる。空間的にも既存の森との共存をはかった配置、外構計画となっている点も特筆に値する。施設間、地域との連携の拠点となっている「リブインラボ」は活気のある空間となっており、運営管理も含めて、多世代共生の好事例として、高く評価できる。

[左:「プライムメゾン江古田の杜」・「グランドメゾン江古田の杜」、右:地域開放型レストラン]

「プライムメゾン江古田の杜」物件概要
種別:集合住宅・老人ホーム、子育て支援施設、保育所他
所在地:東京都中野区江古田三丁目14番1号~5号
敷地面積:15,789.20㎡
延べ床面積:41,548.25㎡
構造・規模:鉄筋コンクリート造一部鉄骨造・地上14階/地下1階
総戸数:619戸
設計:株式会社坂倉建築研究所
施工:積水ハウス株式会社、日本建設株式会社、株式会社浅沼組、平岩建設株式会社
事業主:積水ハウス株式会社

「グランドメゾン江古田の杜」物件概要
種別:集合住宅
所在地:東京都中野区江古田三丁目14番13
敷地面積:17,739.47㎡
延べ床面積:45,178.79㎡
構造・規模:鉄筋コンクリート造地上14階/地下1階
総戸数:531戸
設計・施工:株式会社長谷工コーポレーション
事業主:積水ハウス株式会社
 

(2)「OSEKKAI(おせっかい)プロジェクト」(中~大規模集合住宅関連のサービス、システム/HEMS)

  ※受賞;野村不動産㈱、㈱長谷工コーポレーション 

【概要】
マンションの日常を振り返ってみました。数々のシーンの中、共用部のトイレやゴミ置場等は機能が優先で少々殺風景な空間だ。「住まい作りは暮らしをデザインする事でもある」と云われます。ちょっとおせっかい(気遣い)したデザインは自然と笑顔や会話が生まれ、日々の暮らしの中で数値化されにくい様々な日常のシーンを創造し+αのOSEKKAIアイデアで人の心を動かす共用部を実現しました。
【審査員コメント】
多くの商品住宅は周到なマーケット・リサーチに基づいて、得られた結果や要望に対応するようにして設計は定められていく。しかし、それらは論理的に間違いではないけれど、魅力的といえるだろうか?という問いから企画をスタートしているようである。「おせっかい」とは受け身な回答ではなく、「良かれと思って」こちらから押し付けるように与えるサービスである。そこにはお節介をする何か人格のような存在が感じられ、温もりのある住環境が生まれるだろう。数々のお節介な小ネタの中には時にスベるものもあるだろうが、それも含めて大手デベロッパーが生み出す集合住宅開発の態度として、大きな転換を含んでおり、このかわいらしい一歩をエンカレッジしたい。

[「OSEKKAI(おせっかい)プロジェクト」の概要]
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