水道蛇口の交換は自分でできる?タイプ別の方法や注意点についても解説
この記事でわかること
水道蛇口の交換が必要なサイン
水道蛇口から水漏れが発生したり、水栓がぐらついたりした場合は、蛇口の交換が必要なサインです。また、蛇口の寿命は10年程度といわれているため、10年をすぎた蛇口は交換するのがおすすめです。
水道蛇口の種類と確認ポイント
水道蛇口は、「設置場所」「単水栓か混合水栓か」「ワンホールかツーホールか壁付か」によって取り付けられる蛇口の種類や設置方法が異なるため、事前にこれらの確認ポイントを押さえておく必要があります。
■ご注意
ご自分で蛇口を交換する際には、固定ナットを強く締め過ぎると水漏れや部品の破損につながる可能性があるため、注意が必要です。また、設備の交換についてはマンションによっては管理規約で定めがあるため、事前に確認しておきましょう。迷った場合は管理会社へ相談してください。
目次
水道蛇口の交換が必要なサインとは?
水道蛇口の交換が必要なサインのひとつに、蛇口からの水漏れが挙げられます。水漏れは、内部のカートリッジやパッキンといった部品の劣化が主な原因であるため、中の部品を交換することでトラブルの防止が可能です。しかし、部品を交換しても水漏れが続く場合は、蛇口全体の交換が必要かもしれません。蛇口交換が必要なサインとして、以下の4つが挙げられます。
- ハンドルが回しにくい
- 蛇口まわりで水漏れがある
- 水栓がぐらつく
- 耐用年数が経過している
蛇口の寿命は一般的に10年程度といわれています。耐用年数を超えると、劣化によりさまざまなトラブルが起きる可能性があるため、交換周期を意識して使用しましょう。
水道蛇口の種類と確認ポイント
水道蛇口を交換する前に「設置場所」「単水栓か混合水栓か」「ワンホールかツーホールか壁付か」を確認しておくのがポイントです。それぞれ解説していきます。
設置場所
設置場所によって似たタイプの水道蛇口でも取り付けられないものがあるので注意しましょう。蛇口の主な設置場所としては、キッチン、洗面所、バスルームが挙げられます。
単水栓か混合水栓か
蛇口は主に単水栓と混合水栓に分けられます。単水栓とは、水のみを吐水し止水する役割を持つ水栓のことです。水栓のハンドルを回すことで水の量を調節できますが、水かお湯かどちらか一方のみしか出せないのが特徴です。一方、混合水栓とは、1つの蛇口から水とお湯を混ぜ合わせて流す水栓のことです。
単水栓
水またはお湯のどちらか一方のみを出す水栓でシンプルな蛇口の形状をしていることが特徴です。
混合水栓
ひとつの蛇口から水とお湯を両方出せる蛇口です。水を出すものとお湯を出すもので色が違うハンドルが2種類ついていることが特徴です。
ワンホールかツーホールか壁付か
水道蛇口を設置する場所や取り付け穴の数を、事前に確認しておくことも重要です。蛇口を取り付ける場所が天板(または台)の上なのか、壁なのかによって、「台付きタイプ」と「壁付きタイプ」に分けられます。また、「台付きタイプ」は、取り付け穴の数によって、穴が1つの場合は「ワンホール」、2つの場合は「ツーホール」に分けられます。
ワンホール混合水栓
天板に取り付け穴を1つ開けて設置する水栓のことです。1つの取り付け穴からそのまま上に伸びている形状のため、天板から蛇口の先まで太さがほとんど変わらず直線的な形状をしていることが特徴です。
ツーホール混合水栓
天板に取り付け穴を2つ開けて設置する水栓のことです。根元に横長の台座が設けられていて、その中に2つの取り付け穴があり、水とお湯でハンドルが分かれていることが特徴です。
壁付き水栓
蛇口が壁面から直接伸びている形状が特徴です。壁の中にある給水管を引き出してクランクを用いて取り付けるのが一般的です。
さらに、台付きタイプとしてもう1つあるのが、洗面所で使われているコンビネーション水栓です。コンビネーション水栓とは、天板に2つの穴が設けられており、レバーと吐水口が独立しているタイプの蛇口です。取り付け穴が2つあり、ツーホールタイプと勘違いしやすいのですが、ツーホールタイプへの交換はできないため注意しましょう。
上記の確認事項を参考に、交換する蛇口の種類(「キッチンのワンホール混合栓」や「洗面所のツーホール混合栓」など)をあらかじめ確認してから、交換作業を行ないましょう。
今回は混合水栓に絞って種類ごとに交換方法を解説していきます。
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水道蛇口の交換に必要な道具
水道の蛇口を交換する際には、モンキーレンチやドライバーなどの道具を用意しておくと、作業しやすくなります。また、立水栓レンチは先端が直角に曲がっており、普通のレンチを押し込めない場所であっても簡単にナットを締められます。台所や洗面台など、狭いスペースでの蛇口交換の際に用意しておくのがおすすめです。蛇口交換の際に用意しておくとよい工具には、主に以下の6つが挙げられます。
- モンキーレンチ
- ドライバー
- 六角レンチ
- 立水栓レンチ
- シールテープ
- バケツやタオル
水道蛇口を交換する際には、シールテープも準備しておきましょう。壁や配管に接続するネジ山にシールテープを巻いて隙間を埋めることで、水漏れを防げます。
ワンホール混合栓の交換方法
ワンホール混合栓の蛇口は、自分で簡単に交換できます。ワンホール混合栓とは、水栓の取り付け穴が1つだけの蛇口のことで、主にキッチンや洗面台の天板やシンクに設置されています。スムーズに作業を行なうために、蛇口交換の前に、モンキーレンチ、ドライバーなどの道具を用意しておきましょう。ワンホール混合栓の具体的な交換方法は、以下の通りです。
- 止水栓を閉めて、下にバケツやタオルを置く。
- モンキーレンチや立水栓レンチを利用し、給水管から蛇口のホースを外したうえで、ジョイントニップルを取り除く。
- 取り外したホースの中に残っている水を排水する。
- モンキーレンチや六角レンチを使用し、シンクに固定されている台座を取り外す。
- 古い水栓を引き抜く際、さびついて取れにくい場合は、浸透防錆潤滑剤を塗布し、ゴムハンマーなどで軽く叩くと引き抜きやすくなる。
- 新しい蛇口の台座をシンクの穴に入れ、六角レンチを利用しネジで固定する。
- 逆止弁にパッキンを入れ、レンチで止水栓に取り付ける。
- 給水管や給湯管に新しいジョイントニップルを取り付け、蛇口ホースを接続する。
- 最後に止水栓を開けたら完了。
ツーホール混合栓の交換方法
自宅の蛇口がツーホールタイプの場合も、自分で交換することができます。ツーホール混合栓は、キッチンや洗面台で多く見られ、天板に2つの取り付け穴があるため、横に長い台が付いているのが特徴です。キッチンのツーホール混合栓の場合、2つの穴の距離は、国産のメーカーであれば203mmと定められています。そのため、このサイズに合致していれば、現在取り付けている蛇口と異なるメーカーの製品でも多くの場合は交換できます。一方、浴室用の場合、2つの穴の距離が85mm、105mm、120mmの3種類があるため、作業を行なう前に確認しておくことが必要です。ツーホール混合栓の詳しい交換方法は、以下の通りです。
- 止水栓を閉めて、下にバケツやタオルを置く。
- モンキーレンチや立水栓レンチを使いナットをゆるめて、給水ホースを取り外す。
- 蛇口ホースの中の水を排水する。
- 古い蛇口を引き抜き、新しい蛇口を取り付け穴に入れる。
- 蛇口に付属のゴムパッキンや座金、ナットを取り付ける。
- モンキーレンチでナットをしっかり締める。
- 逆止弁にパッキンを入れ、レンチで止水栓に取り付ける。
- 給水管に蛇口ホースを接続し、止水栓を開けたら完了。
壁付混合栓の交換方法
壁付混合栓は、主にキッチンや浴室で多く設置されていて、蛇口が壁に直接取り付けられているタイプのものです。混合栓であるため、水とお湯の2つの給水管があり、2つの穴の距離が105mm~225mmの間であれば、現在使用しているメーカー以外の製品でも基本的には交換できます。
壁付混合栓の交換は、以下の手順に沿って行ないましょう。
- 止水栓を閉め、下にバケツやタオルを置く。
- 蛇口本体の根本にある六角ナットをモンキーレンチでゆるめた後、手で本体を外す。
- モンキーレンチを使用し、古い蛇口の取付脚を反時計回りに回して外す。
- 配管のネジ部分に付いている古いシールテープやサビを掃除する。
- 新しい取付脚にシールテープを6回~12回程度巻く。
- シールテープを巻いた取付脚を手で回して配管に取り付ける。
- パッキンを取付脚のナットに入れ、本体と取付脚を接続する。
- 蛇口が水平になるように、モンキーレンチで取付脚を締める。
- 蛇口のナットをモンキーレンチでしっかり締め付ける。
- 止水栓を開けたら完了。
水道の蛇口を自分で交換する際の注意点
水道蛇口は自分で交換できますが、部品の買い間違いや水漏れ、破損リスクに注意しなければなりません。
部品の買い間違い
蛇口によってはさまざまなタイプの水栓に対応している場合もありますが、浴室のツーホール混合栓やコンビネーション水栓のように、サイズやタイプが決められている場合もあります。新しい蛇口を購入する際には、必ずサイズやタイプを確認しましょう。
水漏れ
蛇口交換をする際には、必ず止水栓を閉めて適切な順序で行ないましょう。また、固定ナットの締め付けが不足していたり、過剰だったりすると水漏れの原因になります。シールテープやパッキンも正しく付けるようにしましょう。交換した直後に水漏れしていなくても、時間が経って水漏れし出すこともあるので、丁寧に手順を追って交換するのが重要です。
破損リスク
部品を取り付ける際の力の入れ過ぎや、不適切な道具や方法で交換することで部品が破損する可能性があります。修理費を抑えるためにDIYを行なっても、部品が破損すると結果的に高額な費用がかかってしまいます。水栓に傷をつけないためにも、蛇口交換の際は専用の工具、水栓スパナやウォーターレンチ、モンキーレンチを使用して適切に作業するようにしましょう。
蛇口交換をきっかけに水まわりの空間を見直してみよう
ここまで、水道蛇口のタイプ別に自分で交換する方法についてご紹介しました。水道蛇口の寿命は10年といわれているため、自宅の蛇口を使い始めてから10年を超えている場合は交換するのがおすすめです。
また、蛇口以外にも家の水まわりは経年劣化していくため、不具合を起こす前に水まわり全体を見直したほうがよいでしょう。特に、毎日使用する場所であるキッチンや洗面台、トイレ、浴室は、経年劣化で汚れが目立ち、不具合を起こすと不便を被ることもあります。家の水まわりの老朽化でお悩みの方は、リフォームを検討するのはいかがでしょうか?長年蓄積された汚れをきれいにすることはもちろん、収納スペースを増やして新しく便利な空間を生み出すこともできます。
長谷工リフォームでは、経験豊富なスタッフがお客さまの要望に合わせた、水まわりの空間を提案します。水まわりのリフォームに関心のある方は、ぜひ一度ご相談ください。

