生前整理のやることリスト!進め方と失敗しないポイント
「いざというときに家族へ負担をかけたくない」と考えたことはありませんか。生前整理は、亡くなった後のための準備というだけでなく、これからの暮らしをより快適に、自分らしくするための前向きな取り組みでもあります。本記事では、生前整理でやるべきことをリスト形式で整理し、進め方やポイントについて分かりやすくご紹介します。
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生前整理は、身体や判断力が健在なうちに行うのがおすすめです。両親や、自分自身のいざというときに備えてやるべきことをしっかり確認しましょう。
住まいスターさん、教えてください!!
備えることで、もっと望む生き方にスイッチ!
大武 敏朗
誰もが「亡くなった後に家族へ迷惑をかけたくない」と思うものです。しかし残念ながら、年齢とともに整理が億劫になり、家族の間で資産や希望を伝える機会も減ってしまいます。「このままでは…」と感じた今こそ、生前整理を始めるチャンスです。「生前整理」は、定年や子どもの独立などの節目をきっかけに、これからの人生を自分らしく生きるための前向きな準備です。「終活の一環」ではなく、「よりよく生きるための活動」として取り組んでみましょう。(住まいスター:㈱カシコシュ 大武 敏朗)
生前整理のやることリスト
生前整理とは、身体や判断力がしっかりしているうちに、身のまわりの所有物や重要な情報を整理し、今後に備えることを指します。きちんとスケジュールを立ててひとつずつ進めていくことで、将来への不安を軽減し、余裕を持って日々の暮らしを過ごすことにもつながるでしょう。
生前整理のやることは大きく分けて、「もの・重要書類・デジタル情報の整理」と、「自分の意思や希望を記録しておくこと」の2つに分けられます。具体的には、以下のような内容が挙げられます。
生前整理は、これからの暮らしをより快適にするための前向きな活動でもあります。まずは、できるところから少しずつ取り組んでいくことが大切です。では、それぞれの内容について詳しく見ていきましょう。
重要書類や資産情報を整理する
生前整理では、まず自分の資産状況を把握することが重要です。やることリストとして整理しておきたい主な内容は以下の通りです。
| 種類 | 資産の例 |
|---|---|
| プラスの資産 |
・預貯金・通帳 ・決済アプリなどの残高 ・不動産 ・株式・投資信託 ・保険契約 ・骨董品や美術品 |
| マイナスの資産 |
・借金 ・ローン ・クレジットカードの利用状況 |
資産整理では、こういった資産の価値を把握して遺言書の「財産目録」として一覧化し、どこに何があるかを分かる状態にしておきましょう。また、使っていない口座や不要な契約は整理しておくことで、将来的な管理や相続の負担軽減につながります。
身のまわりのものを整理する
衣類や家具、日用品など、日常的に使っているものも生前整理のやることリストに含めて見直しを行ないましょう。
これらは、処分・リサイクル・譲渡などを検討します。
判断に迷う場合は、「必要か」「今後使うか」といった基準で分類するのがおすすめです。
衣類であれば、穴やシミがあるもの、長い期間着ておらず今後も着るつもりがないものなどは手放しましょう。また、一度に多くの衣類を整理するのは大変です。今日はトップス、次はボトムスというように数回に分けることをおすすめします。
家具や家電は、使わないまま置いておくとスペースを圧迫してしまうため、早めに整理しておきましょう。まだ使用できるものはリサイクルショップやフリマアプリなどを活用し、状態が悪いものは適切に処分しましょう。
書類には、パンフレットや郵便物、納付書や領収書などさまざまなものがあります。不要なものはその都度処分し、重要な書類はしっかりと保管しましょう。期限付きの書類については、有効期限や保管期間を定期的に確認することが大切です。
写真や思い出の品はデジタル化して残す方法もあります。どうしても手放せないものがある場合は「思い出箱」を用意して、まとめて保管するとよいでしょう。なお、「量が多くて整理が難しい」という場合は、専門サービスの活用も有効です。
手放すかどうか迷ったら、下の画像を参考に、ものの必要性・緊急性を基準に分類し、取っておくか、時期を置いて再検討するか、知り合いに譲るか、手放すかを考えましょう。
カシコシュでは、生前整理に関するさまざまなサービスを行なっており、お片付けサービスから写真デジタル化・データ化サービス、マンション不要品買取まで幅広く対応しています。ぜひお気軽にお問い合わせください。
デジタル情報を整理する
近年は、デジタル資産の整理も生前整理における重要なポイントとなっているため、やることリストに加えましょう。
上記は必要な情報を整理し、家族分かる形でまとめておきましょう。特にID・パスワードは、紙やデータで一覧化して安全に保管しておくと安心です。利用していないサービスの解約も忘れずに行ないましょう。
自分の意思や希望を記録する
生前整理では、自分の考えや希望を記録しておくことも重要です。具体的には、法的拘束力のある遺言書への記録と、自由な形式で書けるエンディングノートへの記録が挙げられます。
遺言書の活用
財産の分け方については、遺言という形で残すことで、相続トラブルの防止につながります。
遺言書の作成も、生前整理には欠かせません。法的な力がある遺言書を遺しておくことで、遺産相続がスムーズに進められます。遺言書の種類には主に自筆証書遺言と公正証書遺言があり、以下のような違いがあります。
| 自筆証書遺言 | 公正証書遺言 | |
|---|---|---|
| 作成者 | 自分 | 公証人 |
| 証人 | 不要だが、自宅保管の場合は裁判所の検認が必要 | 2名以上の証人の立ち会いが必要 |
| 保管場所 | 自分で保管するか、法務局で保管してもらう | 公証役場 |
| 費用 | 法務局で保管してもらう場合は3,900円必要 | 5万円~15万円程度 |
自筆証書遺言と公正証書遺言の違いを把握したうえで、自らの状況に合った方法を選択することが重要です。公正証書遺言は、法務大臣が任命する法律の専門家である公証人が作成に関与するため、不備が生じにくいという特徴があります。一方、自筆証書遺言は正しい方式で記載しないと、法的に無効となってしまう場合もあるので、注意しましょう。
エンディングノートの活用
エンディングノートには、以下のような内容を自由に記載できます。
エンディングノートには法的拘束力はありませんが、万が一の際に家族の負担を大きく減らせます。健康なうちに自身の希望や伝えたいことをまとめておくことで、本人も安心してその後の生活を送れるでしょう。
エンディングノートを書く際には、ボールペンやマーカーペンではなく、鉛筆や消せるボールペンなどの消して書き換えられるもので書くとよいでしょう。エンディングノートは一度書いたら完成ではありません。書いてから時間を空けて改めて読んでみると、考えが変わっていることもあります。そのため、定期的に見直したときに修正できるように、書き換え可能な筆記具で書くことをおすすめします。
【やることリストと一緒に確認!】生前整理の進め方
生前整理は、一度に全て終わらせようとするのではなく、少しずつ計画的に進めていくことが重要です。ここでは、生前整理を進める際に意識したいポイントを紹介します。
できるだけ早めに始める
生前整理は、体力や判断力が十分にあるうちに始めるのがおすすめです。早い段階から少しずつ進めることで、負担も少なくなります。
無理のないスケジュールで進める
短期間で終わらせようとすると、心身への負担が大きくなります。「1日15分」「週末だけ取り組む」など、無理のないペースで進めましょう。特に、やることリストのなかでも遺言書やエンディングノートの執筆は時間をかけて丁寧に行なうことで、メッセージや介護・医療の希望をより適切に伝えられます。
家族と相談して進める
生前整理は、必要に応じて家族と共有することが大切です。あらかじめ以下のような内容について話し合っておくことで、将来的なトラブルの防止につながります。
- 財産の管理方法
- 医療・介護の希望
- 不動産の扱い
これらを事前に共有しておくことで、いざというときの判断がスムーズになります。
生前整理をする際のポイント
生前整理でのポイントとして、やることの順番を工夫すること、定期的に見直しをすること、外部サービスを頼ることが挙げられます。
できることからひとつずつ終わらせる
生前整理にはすることがたくさんありますが、焦らずにひとつずつ終わらせることが重要です。複数のことを同時並行で行なうと、それぞれどこまで終わらせたのか分からなくなったり、やることが増え過ぎたりしてしまいます。また、判断に迷うことがあったら一度後回しにして、再検討するとスムーズに決められることもあるでしょう。
遺言書やエンディングノートは定期的に見直す
情報や希望は時間とともに変わります。エンディングノートや整理した情報は、定期的に更新しましょう。自身の健康状態が悪化することで、医療や介護に関しての希望が変わる可能性があります。時間がたてば、家族や友人に伝えたいメッセージも増えるかもしれません。
必要に応じて外部サービスを利用する
体力的な負担が大きい場合は、専門サービスの活用も有効です。片付けや買取サービスの利用により、生前整理が効率的に進められることもあります。
カシコシュでは、生前整理をしたい方向けに、片付けサービスや整理収納アドバイザーの派遣も行なっており、身のまわりの小物から持ち運びが大変な家具まで、まとめて整理します。ぜひご利用ください。
よくある質問
最後に、生前整理のやることリストについてよくある質問に回答します。
生前整理のデメリットは?
主なデメリットとして、以下が挙げられます。
- 体力や時間を取られる
- 判断に迷うことが多い
- 処分に費用がかかる場合がある
無理をせず、必要に応じて専門業者の活用を検討しましょう。
カシコシュでは、お片付けサービスからマンション不要品買取サービスまで、生前整理の片付けにかかわる一連のサービスをご用意しています。ぜひ、お気軽にご相談ください。
30代から生前整理を始めるのはあり?
まだ若い30代からの生前整理は、むしろおすすめです。
- 体力がある
- 将来設計に役立つ
- 暮らしが快適になる
30代からの生前整理には、上記のようなメリットがあります。ただし、老後までの期間が長いので、30代のうちに全て終わらせようと思わず、定期的な見直しを前提に進めるようにするとよいでしょう。
まとめ
生前整理は、やることリストを整理し、無理のないペースで進めることが大切です。また、家族と協力しながら進めることで、将来の負担軽減にもつながります。「自分だけでは難しい」と感じた場合は、外部サービスの活用も検討しましょう。生前整理は、自分と家族の未来をよりよくするための大切な一歩です。できることから少しずつ始めてみてください。
また、家族が遠方に住んでいる方や、身のまわりの整理が面倒という方は外部サービスを利用するのもおすすめです。
カシコシュでは、生前整理をしたい方に向けて、お片付けサービスやWEB宅配買取、写真デジタル化・データ化サービスを提供しています。ぜひご利用ください。
大武 敏朗
「生前整理」とは、自分と家族が未来を明るく生きるための大切なステップです。「自分だけでは難しい」と感じたら、ぜひカシコシュへ。大切な品のリユースや買取で、片付け費用を大幅に抑えられることもあります。たとえば一軒家の整理に200万円の費用がかかる場合でも、買い取り費用約70万を引いて、約130万円になることも。長谷工グループの連携力で、整理から買取、ご自宅のリフォームや売却、住み替えまでトータルにサポートします。生前整理を始めるなら、カシコシュにご相談ください。
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住まいスター
大武 敏朗
㈱カシコシュ
建築現場での施工管理を経て、現在はカシコシュにてリユース・遺品整理事業を展開。地域や高齢者の暮らしを支える、新たな仕組みづくりに挑戦しています。趣味はアイスホッケー、釣り、スキーなどアウトドア全般。
