住まいの修理ガイド

トイレの換気扇は自分で交換できる?交換すべきタイミングや注意点も解説

更新日 2026年09月16日

この記事でわかること

トイレの換気扇を交換する目安やタイミング
トイレの換気扇の耐用年数は一般的に10年~15年といわれていますが、吸い込み不足や電源周りの不具合などのトラブルが発生していれば、耐用年数に関係なく交換を検討する必要があります。トラブルが発生していない場合でも、10年に1回は交換するようにしましょう。

トイレの換気扇の交換方法と注意点
プロペラファンに多いプラグ式であれば自分で交換することが可能ですが、シロッコファンに多くみられる配線が必要な換気扇は、作業する際に第二種電気工事士の資格が必要です。また換気扇の設置手順には、安全に作業するための注意点があるため、事前に確認しましょう。

■ご注意

配線でつながっているタイプの換気扇を交換する際には、第二種電気工事士の資格が必要となります。無資格にもかかわらず作業を行なってしまうと法律違反となるため、注意しましょう。また、設備の交換についてはマンションによっては管理規約で定めがあるため、事前に確認しておきましょう。迷った場合は管理会社へ相談してください。

目次

トイレの換気扇を使用できる目安はどのくらい?

トイレの換気扇の耐用年数は、一般的に10年~15年程度とされています。ただし、以下のような症状が出たときは、それより前でも交換を検討しましょう。

ファンの吸い込みが弱い

換気扇をつけているのに湿気やニオイが残るなど、換気量の減少を感じたら、それは交換のサインです。ファンが正常に回転せず、換気量が低下している可能性があります。

また、ほこりや汚れが詰まっているだけの場合は掃除で改善することも少なくありません。一方、モーターやファンの劣化・破損が原因であれば、自力での修理は難しいため、修理や交換を検討する必要があります。

電源が入らない

電源が入らない場合、換気扇の基盤自体に不具合が生じている可能性があります。また、設置から10年以上経過していると、交換用の部品がすでに生産終了となっていることもあります。修理に必要な部品を用意できない場合は、換気扇本体の交換が必要です。

異臭・異音がする

異臭がする場合は、ファンや換気扇内部にたまったほこりや汚れ、カビなどが原因として考えられます。カバーを外して掃除できるタイプであれば、取扱説明書を確認し、手の届く範囲を清掃してみましょう。掃除をしたあとは、十分に乾燥させてから元に戻すことも大切です。

また、異音がする場合は、中にたまったほこりや汚れ、潤滑油不足、そして金属部分のサビが原因として考えられます。「ブォー」といった空気を含むような異音の場合はほこりや汚れ、「キュルキュル」といった乾いたものがこすれる異音がする場合はモーター部分の潤滑油不足で生じることがあります。「ジー」という音がする場合は、モーターに不具合が生じている可能性があるため、注意が必要です。

トイレの換気扇を交換しないと生じるリスク

トイレの換気扇の汚れや異常を放置しておくと、カビやニオイといった衛生的な問題に加え、最悪の場合火災につながるリスクもあります。

以下で、適切なタイミングに換気扇を交換しないと生じるリスクを解説します。

ニオイが取れなくなる

トイレは特に、アンモニア臭や下水臭など、異臭が発生しやすい場所です。換気が不十分だと不快なニオイがこびり付き、取れなくなってしまいます。

カビが発生する

トイレは湿気がたまりやすく、換気が不十分だとカビが発生するリスクがあります。カビの胞子は異臭だけではなく、深刻な健康被害につながることもあるため、換気扇の交換や日頃からの掃除で予防すると安心です。

火災につながることがある

内部にほこりがたまっていたり、モーターが経年劣化していたりすると、不具合や発熱の原因になることがあります。状態によっては火災を引き起こすこともあるため、丁寧な掃除や適切なタイミングでの交換によって予防することが大切です。

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トイレの換気扇の種類と特徴

トイレの換気扇には、シロッコファンとプロペラファンの2種類があります。それぞれ交換方法が異なるため、事前に確認しておきましょう。

シロッコファン

シロッコファンは、ダクトを通して屋外へ空気を排出するタイプの換気扇です。プロペラファンとは異なり、外壁に面していない場所にも設置できます。ただし、建物の電源線を換気扇本体に直接接続する「直結式」の場合、交換には第二種電気工事士の資格が必要です。そのため、自分で交換しようとせずに業者に依頼しましょう。

プロペラファン

プロペラファンは壁に設けた開口部に直接取り付けて、屋外へ空気を排出するタイプの換気扇です。しっかりと換気ができ、後述のシロッコファンと比べて比較的安価に設置できます。また、コンセントタイプであれば自力で取り替えることも可能です。

トイレの換気扇の交換方法

コンセントから給電するタイプのプロペラファンであれば、配線が不要なため自分で交換できます。一方、シロッコファンのように配線をつなぐ作業があるものは第二種電気工事士の資格が必要となるため、業者に依頼しなければなりません。

プロペラファンの交換の際は、まず既存の換気扇を外し、新しい換気扇をコンセントにつないで設置します。以下に、詳細な交換方法をご紹介します。

必要な道具

  • プラスドライバー
  • 脚立
  • 保護用の軍手・メガネ・マスク
  • 掃除用の掃除機・雑巾

交換方法

  1. 事前に電源コードの長さと換気扇を設置する穴のサイズを測り、新しい換気扇を用意します。
  2. 換気扇のコンセントを抜き、電気が流れていない状態にします。
    換気扇の運転を停止しただけではまだ電気が流れている場合があります。そのため必ずコンセントを抜きましょう。)
  3. 換気扇パネルを外した後、本体を固定しているネジ(スピンナー)も外し、本体も外します。
  4. 新しいプロペラファンからフィルター、プロペラ、パネルを外し、本体を先に取付穴に固定して電源コードを引き出します。
  5. プロペラ、パネル、フィルターの順で取り付けて、コンセントをプラグにつないで試運転します。

トイレの換気扇交換の際の注意点

必ず電気を遮断してから作業する

通電したまま作業すると、感電のリスクがあり非常に危険です。なお、スイッチを切るだけでは不確実なため、必ず分電盤でブレーカーを落とすか、コンセントプラグが抜けていることを確認しましょう。

サイズが穴と合っているかを確認する

交換用の換気扇を購入するときは、木枠のサイズより1cm程度を目安に小さいサイズのものを選びます。通常、換気扇のサイズ表記はプロペラファンの羽根の直径で示されており、羽根の直径が25cmなら「25cmの換気扇」、羽根の直径が30cmなら「30cmの換気扇」と呼びます。木枠の内側が30cmだからと30cmの換気扇を購入してしまうとサイズが合わなくなるので注意が必要です。

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山田 芳照

監 修

山田 芳照

DIYアドバイザー

1999 年、(株) ダイナシティコーポレーションを設立し、DIY情報サイトDIYCITYを運営している。DIYアドバイザーの資格を取得し、DIY普及活動として、2005年から6年間、NHK Eテレ「住まい自分流」に講師で出演した。以後、DIYをテーマにしたTV 番組の講師及び監修、企画制作を行っている。2013年からは、ホームセンターに置かれているHowtoシートの監修と制作を行い、社員研修やDIYセミナー、DIY教室、体験講座などの企画運営を継続して行っている。