ミラノサローネ2025で感じる、インテリアのキーワード
2025年5月13日
今年も2025年4月8日~13日までミラノサローネ国際家具見本市が開催されました。社員が視察に行ってきましたので、その様子を皆様にもレポートしたいと思います。
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┼─目次──
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1.ミラノサローネとは?
毎年4月にイタリアのミラノで開催される国際的なデザインと家具の見本市通称「ミラノサローネ」、正式名称を「サローネ・デル・モービレ・ミラノ」 と言います。
2025年総来場者は約30万人、うち海外からの来場者65%とデザイン、インテリア、家具、アート、クラフトなどの分野で、世界中から注目を集める展示会です。ミラノ市内でもさまざまな企業やデザイナーによる展示が行われ、「ミラノデザインウィーク」と呼ばれています。
メイン展示が「キッチン」「照明」と隔年で異なり、今年は「照明」の大規模な展示が行われていました。
2.素材のキーワード
今年も各ブランドから新作の家具が発表されました。日本でもミラノサローネのトレンドに影響を受けているので、数年後には日本でも同じような素材を使った家具などを見るようになるかもしれません。気になった素材をいくつかご紹介します。
●ヴェルデ・アルピ:ハイブランドをはじめ、至るところで見かけた深緑の大理石。家具だけでなく、キッチンや洗面化粧台など水まわり設備にも使われていました。

●ロッソレバント:今年は少なめでしたが、深紅の大理石もハイブランドで使われていました。

●カラーガラス:色味を持たせたガラステーブルなどが多く展示されていました。グラデーションのデザインが素敵でした^^

●ブークレー:各ブランド、ブークレー素材のソファやチェアを発表していました。異素材との組み合わせやパイピングなど意匠にさらにこだわりを感じました。

3.フォルムのキーワード
●ラウンドフォルム:直線的な家具よりもラウンドの柔らかい雰囲気の家具が多く見られました。より一層ゆったりとくつろげそうです。
4.カラーのキーワード
●テラコッタ:テラコッタカラーにピンクが混じったような色味の家具が多く展示されていました。アースカラーは心が落ち着きますね。

●グリーン:深い緑やモスグリーンなど彩度を落としたグリーンを使用した家具が多く見られました。自然にある色味なのでリラックスできるカラーです。

5.照明編
照明はLEDの進化により、ますます自由にデザインされ「機能」だけでなく、「デザイン」「演出」など様々な意味合いを持つインテリアになっていると感じました。

また、形を気分で変えることができるものなど、使う人の個性を出せる商品も発表されていました。
▲マグネットの位置を変えて照明の形を変えられるFLOSの新作
世界の最新トレンドを映し出すミラノサローネの展示、いかがでしたでしょうか。熱気ある現地の様子を少しでも感じて頂ければ嬉しく思います。
そして、皆様のリフォーム・リノベーションのヒントになれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました^^













