ふだんの手入れ編:分電盤
→ときには触って確認を。
電気に関して安全のために素人にもできることがあります。それは、分電盤自体にさわってみることです。不自然に熱くなっていたら、なにか異常がある証拠です。
それから、各戸で一度に使える電気容量が決まっているため、同時に電気を使いすぎると、アンペアブレーカーが落ちます。使っている電気容量を減らして、レバーを押し上げればまた電気は通じます。電気容量を上げるには電力会社に連絡してください。
電気を使いすぎるとこのレバーが下り、電気が止まります。再びレバーを押し上げれば復旧します(西日本では、このアンペアブレーカーがなく、安全ブレーカーが下りるようになっているところもあります)。
毎月、漏電遮断器のテストを
漏電遮断器は、漏電の際にその箇所の安全ブレーカーを落として事故を防ぐためのものです。ふだんは「はたらかない」ことが前提の機能ですが、だからこそ月に1回は点検しましょう。
漏電遮断器のテストをするには、下の赤いテストボタンを押す(一時的にすべての電気が止まることに注意)。 | 黄色のボタンが飛び出しレバーが下りれば正常な証拠。黄色いボタンを押してレバーを上げれば、再び電気が使える。 |
もし漏電遮断器がはたらいたら
ひとまず安全ブレーカーをすべて切り、電気器具や配線器具に誰もさわっていないことを確認して漏電遮断器を入れます。安全ブレーカーをひとつずつ入れていき、漏電遮断器がはたらいたところが漏電の箇所。そこのブレーカーは切ったままで再び漏電遮断器を入れ、安全なところの電気は復旧させます。そして電力会社か管理会社にすみやかに連絡します。
洗濯機のアース
洗濯機など、アースを必要とする器具は、必ずアースの配線をしてください。アース用のコンセントがありますから、そこにはさみこんでください。