2007年10月16日

 長谷工コーポレーションは、建設現場で使用する工具や資材、ゴミ(※1)などさまざまなものを持ち運ぶための多目的袋「エコトートバッグ」を製作しました。これまで現場で使用してきた土嚢袋や米袋の弱点(※2)を改善し、丈夫で持ちやすく環境にも人にも優しい(※3)エコトートバッグに仕上げました。現場で「何かいい工夫はできないか」という声から生まれた実用的商品です。長谷工ナヴィエが外販しています。

(※1)コンクリート、型枠、鉄筋、設備、電気、造作、クロス、フローリング、タイル、吹付け工事などで発生するゴミ。主にくぎ、鉄線、荷札、資材の端材や切りくず、資材使用後の袋や容器、包装材、コンクリートがらなど。
(※2)(1) 生地が薄く、破れたり、孔があき易い (2) 袋の先端を掴んで肩に担ぐ持ち方が腕、肩、腰に負担が大きいという2つの弱点がありました。
(※3)(1) 生地が厚く、耐久性に優れた素材を使用することで何度でも再利用(リユース)でき、(2) ショルダーストラップ(肩掛け)をつけることで無理のない姿勢で持ち運びが可能な、環境にも人にも優しい商品に仕上げました。


【「エコトートバッグ」の概要】

■強度に優れたポリプロピレン製

■持ち運びしやすいショルダーストラップ(肩掛け)付き

■大サイズ(幅730mm×高さ500mm×奥行き230mm)と小サイズ(幅400mm×高さ500mm×奥行き230mm)の
2種類で使い分け
(木くずなど軽くてかさばるゴミは大きい袋、コンクリートガラなど重いものは小さい袋を使用し、運ぶものや用途によって使い分け。)

(写真は大サイズ)

【土嚢袋・米袋とエコトートバッグの性能・コスト比較】

  耐久性(利用回数) 持ちやすさ(持ち手) 1枚当たりの金額
土嚢袋・米袋 △(数回) △(なし、又は紐) 10~20円
エコトートバッグ ◎(何度でも) ◎(ショルダーストラップ) 小:230円、大:250円

(2007.10.1現在)


【現場での利用状況】

 *出庫枚数 (大)17,000枚 (小)7,000枚
 *現場数  首都圏57現場
(2007.10.1現在)


【今後の展開】

 使用現場へのアンケート調査等を実施し、改良点や使用用途についての情報を集め、エコトートバッグのさらなる利用拡大を図っていく予定です。例えば、ショルダーストラップを色分けしゴミの分別収集に役立て、これまで以上に廃棄物を出さない現場づくりを推進していきます。

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