2014年05月08日

 長谷工コーポレーションは、このたび、技術研究所 (埼玉県越谷市)の住宅性能試験棟と技術展示棟の展示内容を一新し、リニューアルオープンいたしました。

 当社では1975年に技術開発本部を設置して以来、「安全・安心、快適な住まい」をつくる為に基礎的な研究から革新的な技術開発まで取り組んでまいりました。技術研究所の施設は1987年に神奈川県厚木市に開設し、1998年に埼玉県越谷市に移転して現在に至りますが、近年では、社外の方に対しても研究・技術開発の内容を分かり易く伝える機能が求められていることから、住宅性能試験棟と技術展示棟の展示内容をリニューアルし、研究・技術開発を見せる施設としての充実を図りました。

 今後も生活者の目線に立ち、安全・安心、快適に住まうための研究・技術開発を行うとともに、事業主や大学・企業の研究機関、管理組合に対して新技術・新商品・技術検証等を情報発信する拠点として有効に活用してまいります。


【技術研究所の“見える化”】
(1)体感できる住宅性能試験棟にリニューアル
 ■重量・軽量の床衝撃音や空気伝搬音を体感できる「音体感ルーム」を整備
 ■旧仕様住戸を体感する目的で、当社が1973年に開発した「コンバス(※)」の内装仕様を再現したモデルを新設し、築年数が経過して劣化した給水・排水管などの設備機器などを展示
  (※)コンバス(CONdominium BUilding System):より多くの人々に低廉で良質な住宅を供給するために開発された生産性の高い標準設計システム。
    生産性の向上と規格化による「品質・性能の安定化」を両立させ、普及型マンションの原型として多くの物件に採用されました。


(2)来館者のニーズに合わせ技術展示棟の展示内容を一新
 ■来館者のニーズや興味に合った情報提供を行えるように、
  ・展示内容を5つのカテゴリーに分けました。
    ①「環境と健康を守るための研究」
    ②「地震に備えるための研究」
    ③「建物を永く使うための研究」
    ④「効率的に建物を造るための研究」
    ⑤将来技術の提案
  ・さらに、展示方法を4段階で構成しました。
    ①分かり易いキャッチコピー(パネルに表示)
    ②研究開発の要旨(パネルに表示)
    ③映像や実機を使った説明
    ④解説シート

【技術研究所 施設概要】
 場   所:埼玉県越谷市
 敷地面積:6,730㎡
 延床面積:技術展示棟・環境実験棟=1,315㎡、住宅性能試験棟=629㎡、材料・構造実験棟=1,013㎡

【リニューアルした住宅性能試験棟と技術展示棟】
■住宅性能試験棟
[ 外観 ]
[ 左:音体感ルーム 右:旧仕様モデル ]
■技術展示棟 
[ 外観 ]
[ 展示ルーム ]
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